六甲山(ろっこうさん)は、兵庫県南東部、神戸市の市街地の西から北にかけて位置する山塊で、瀬戸内海国立公園の区域に指定されている。日本三百名山、ふるさと兵庫50山の一つである。一般に「六甲山」は大小の山を含む六甲山系全域(狭義には中央部から東部)を指し、最高峰は特に六甲最高峰と称される。山域は神戸市の他、芦屋市、西宮市、宝塚市に属している。山系は南北に狭く、東西方向に長さ数十
kmにわたって市街地の北側直近に迫っており、その山並みは神戸や阪神間また大阪市内を含む大阪府内からも天然のランドマークとして機能している。また裏六甲側からの山系も高い山地に遮られないこともあり、三田市や三木市、天気が良ければ小野市・加東市・加西市・加古川市などの兵庫県中部、姫路市などの兵庫県南西部などからも望むことができる。古くから交通路や観光施設の開発が進められ、多くの観光客や登山客を集める。
六甲山の大部分は、約1億年前(中生代白亜紀)に地下深くで生まれた花崗岩でできている。第四紀、百万年前以後の六甲変動と呼ばれる地殻変動によって最高部が
900 m 以上に至るまで隆起し、現在も変動を続けている。それによって生じた複数の断層が北東から南西に向かって主稜線と平行に走っている。いずれも北西側が東に向かって動く右横ずれ断層であり、横ずれが起こると同時に北西側が高くなる傾向がある。これらの断層は阪神淡路大震災の震源断層である野島断層などとともに六甲-淡路島断層帯を構成している。
六甲山系の登山道は無数にあり、多くの主要な道は名前がつけられている。現在、最もポピュラーなハイキングルートは、芦屋川からロックガーデン、東おたふく山を経由して最高峰に至り、有馬温泉に下るものである。
今回のコースの最初にある布引の滝は、六甲山の麓を流れる生田川の中流(布引渓流)に位置し、上流から順に、雄滝(おんたき)、夫婦滝(めおとだき)、鼓滝(つつみだき)、雌滝(めんたき)からなる。
栃木県日光市の華厳滝、和歌山県那智勝浦町の那智滝とともに三大神滝とされ、日本の滝百選に選ばれている。平安時代の歌集『伊勢物語』や『栄花物語』をはじめ、古くから宮廷貴族たちが和歌に詠むなど多くの紀行文や詩歌で紹介される文学作品の舞台となっている。
生田川下流流域には、布引の滝を詠んだ和歌にちなんで名付けられた地名がある。(以上ウイキペディアより引用)
守山駅(6:46)−JR三ノ宮駅(8:07、8:15出発)-新神戸駅(8:35、5)−布引の滝雌滝(8:45〜8:55)-布引の滝雄滝(9::05〜9:10)‐五本松ダム(9:35)-桜茶屋(10:00〜10:05)−長谷池、野鳥ノ森への分岐(11:03〜11:09)‐桜谷分岐(11:43)-徳川道分岐(11:45)−シェール槍ヶ岳550m(12:25〜12:45)−穂高湖(12:55〜13:30、昼食)‐杣谷峠〜摩耶別山(717m)(13:55)-掬星台(14:15〜14:25)−天上寺跡(14:40)‐天上寺山門(14:55)-摩耶山ケーブル山麓駅西(15:40)‐阪急王寺駅(16:00)‐JR灘駅(16:15)
歩行時間: 6時間25分 、歩行距離 : 19.77q 、 累積登高標高:1543m
六甲全山縦走として過去、3回に分け達成している。また何回も訪問している。今回は、新神戸駅より布引の滝を経由し、トゥエンティクロスを主に歩き、摩耶山から灘駅に下山した。トゥエンティクロスは布引谷の渓流伝いに左岸と右岸とを渡り返すことが20回に及ぶことから、この名がある。現在は布引ダムが完成し、ハイキングコースも整備されているため、渡り返すのは数回になっている。
三ノ宮駅で4人が合流、街中を新神戸駅に向かう。ここからが始まりで、しばらく谷あいを歩くと雌滝に着く。19mほどではあるが、整った形の滝で、大きな滝壺に豊かな水が落ちている。さらに先の雄滝は43m、規模も大きく、三大神滝と呼ばれるだけのことはある。谷は深く切り込まれ、数十mに達するところもあって、驚くばかりだ。道は整備され、深い谷の横の道とは思われない。ゴンドラを横目に登ってゆく。五本松ダムは、飲料水用の貯水池の一つで、明治にさかのぼる。かっては重要な水源の一つだった。あまり大きくはないが、静かなダム湖を回り、いくつかの分岐を過ぎる。表示はしっかりとしている。時々わたる、渓流は、河原も幅広く、驚いてしまう。最初、結構な人の数だったが、次第に分散されていく。トゥエンティクロス道は、大回りコースのため人は少ないが、何回かグループに出会う。杉林の中、足元はクマササが生い茂る。なかなか良い雰囲気の中を進む。このコース、あまり急な登りもなく、いわゆるハイキングコースだ。お昼が迫るが、穂高湖のところにあるシェール槍ヶ岳に立ち寄る。谷向こうが、穂高山と、立派な名前がついている。10分で登ったシェール槍ヶ岳山頂からは、穂高湖が一望できる。六甲牧場の一部も見える。この日、唯一の岩ばかりの登山だった。戻って、ダムの反対にある休憩広場についてやっと昼食にする。結構な風が吹き、湖も凍っていて、一層寒さを感じる。温かい昼食や飲み物でほっと一息つける。昼食を終え、すぐ先の道路に出て、摩耶山に向かう。全山縦走路を歩き、45分でケーブル駅の摩耶山掬星台に着く。空港や六甲アイランドが眼下に広がる。霞んでいたため遠くはよく確認できなかった。この後は、天上寺跡に立ち寄り、立ち枯れになってしまった大杉で写真を撮る。天上寺山門までの階段は通れず、回り道になる。更にケーブル下まで45分、このコースは明るいコースだ。勾配はやや急だが、快適に進むことができる。灘駅まではさらに街中を35分あるいた。歩行距離は19.77qと結構長かったが、あまり急な登りもなく、歩いた距離ほど疲れなかった。ただし、年末年始の鈍った体、お風呂の後はぐっすりと眠ってしまった。
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布引の滝雌滝 |
布引の滝雄滝 |
かずら橋 |
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五本松ダム |
イノシシの親子 |
ヤマガキ |
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徳川道分岐 |
シェール槍ヶ岳から穂高湖 |
凍りついた穂高湖 |
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旧天上寺 の大杉 |
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コース(全19.77q)
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作成日:2014年1月15日
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