滋賀県東近江市の鈴鹿国定公園内にある、標高1247 mの山で、山腹の北東面は三重県いなべ市との境界に位置する。鈴鹿山脈の最高峰である。山は古生層の石灰岩からなり、藤原岳とともに鈴鹿山脈の北部石灰岩地帯に位置する。南北約3km、東西数百mの広い平らな山容の山頂部は「テーブルランド」と呼ばれている。山頂部には多くのドリーネの池とカレンフェルトが点在するカルスト地形が見られる。最大の池は、日本庭園近くの元池で、その南東には真ノ池がある。山頂部は丸山とも呼ばれ、山頂の西端には、ボタンブチ及び天狗の鼻と呼ばれ、崖の上に展望地がある。山頂からは御在所岳など鈴鹿山脈のほとんどの山が望める。遠くには、伊吹山、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプスや恵那山などが望める。鈴北岳との鞍部にある鞍部付近の平坦地は笹枯れが進みコケ類が絨毯のように敷き詰められ、「日本庭園」と呼ばれている。(ウイキペディアより)
この山のフクジュソウは、霊仙山や藤原岳ほど有名ではないが、結構なものだ。鈴北岳から鈴ガ岳に行く途中の斜面に群生地がある。花の密度は一級品で、面積も広い。彦根城の桜の時期に合わせるのが良いのだそうだ。
守山駅前集合(7:30、7:40出発)−鞍掛峠(9:35〜45)−稜線(10:12)−1058m地点(11:00〜11:05)−鈴北岳(11:25、10休憩)−鈴ガ岳途中の花畑(11:50〜12:15、昼食&撮影)−鈴北岳(12:26)‐御池岳(13:13〜13:40)‐鈴北岳脇(14:05)−1058m地点(14:20〜14:25)‐稜線分岐(15:00)−駐車場(15:23)
歩行時間: 約 時間 、歩行距離 km
守山駅に集合し、現在は滋賀県側からのみ行くことのできる鞍掛峠に向け出発する。峠の駐車場は満杯で、少し下りた幅広い道路脇に止める。天気は快晴、願ってもない日和になった。1時間40分をかけ、鈴北岳まで登る。駐車場から、稜線に出たあたりから、登山道両側には、カタクリが出ている。開花にはまだまだ早いが、毎年のように増えているようだ。見通しの良い草原に出ると、後方には、伊吹山や霊仙山が見られる。雪もほとんど消えている。その奥には、白い山容の、白山や能郷白山が、さらに右手には御嶽山も見える。1058mピークあたりもは平坦になっており、更に見晴らしも良く、鈴北岳や鈴ガ岳が見え、所々で残雪が印象的だ。この辺り、途中休憩地点として好適だ。風が寒い中、鈴北岳に到着する。いよいよ、群生地を目指し、鈴ガ岳に向け稜線をたどる。先には、琵琶湖が見え、対岸には、湖北の山並みと竹生島が広がる。15分ほど行った斜面の一面には、フクジュソウの花が敷き詰められている。昼食をとり、たっぷりと楽しんだ。
鈴北岳に戻り、日本庭園の傍を通って、御池岳へ向かう。所々で、残雪がある。登山道は綺麗で、泥で汚れることはない。辺りの風景は日本庭園と呼ぶにふさわしく、素晴らしい。谷への分岐を右手に取り、最高峰の丸山に向かう。急坂ではないが、最後は、石灰岩のごつごつとした岩がある。山頂は北の見晴らしがイマイチだが、少し進めば北の鈴鹿山脈が一望できる。足元にボタンぶちも見える。5月になればアカヤシオのピンクがまばゆいばかりに目に入るだろう。山頂周辺は、オオイタヤメイゲツが多く、同じころに新芽の緑も華やかになる。秋の紅葉シーズンも良いだろう。皆で、コーヒーを入れ、一休憩する。帰りは、登山道を離れ、稜線沿いに、道なきところを進む。正面に鈴北岳を目標に、稜線を右手右手に進み、雪解けの小さな池の淵に出る。ここから、雪を踏みしめたいということで、小さな雪渓を登り、鈴北岳への道に合流する。山頂からは、ずいぶんの近道となった。山頂を迂回し、雪渓の横を通り、50分強で峠への分岐、さらに23分で駐車場に下りた。天候と花に恵まれた1日だった。
帰りには、多賀神社により、枝垂桜を鑑賞、神社前で糸切飴ともろこの佃煮を買った。
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1058mピーク前の草原、中央後方は伊吹山 |
霊仙山、右奥が伊吹山 |
鈴北岳〜鈴ガ岳(1058m地点) |
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フクジュソウの群生地にて |
群生地で昼食 |
フクジュソウ |
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モグラが・・ 群生地に |
日本庭園からの御池岳 |
日本庭園途中の小さな池(下山時ここに出た) |
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山頂スナップ |
山頂奥からの鈴鹿山系(南) |
雪渓山頂奥からの鈴鹿山系(南) Kさんより拝借 |
多賀神社のシダレサクラ
コースマップ(Kさんより拝借)
 
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作成日:2014年4月13日
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