6)比良武奈ヶ岳 1214m :2014年4月26日  2014年山の記録に戻る花・鳥・その他に戻る

 武奈ヶ岳(ぶながたけ)は、大津市にある標高1214.4mの山で、滋賀県湖西に位置する。比良山地の最高峰である。日本二百名山、関西百名山の一つである。釈迦岳を最高峰とする北比良、蓬莱山を中心とする南比良に対して、比良山地の北部を占める奥比良に位置している。前は山麓から山頂に比較的近い北比良峠までリフトやロープウェイで結ばれおり、スキー場や八雲原湿原などの京阪神近郊有数の山岳観光地であったが、今では全て廃止されている。山名は、中腹部にブナの木が多く生えていることに由来していると言われている。頂上からは360度の展望を楽しむことができ、晴れた秋や冬季には、御嶽山や白山を遠くに望むことができる。(ウイキペディアより)
 今回は、4年ぶりに細川越えの道を歩いた。逆コースで、武奈ヶ岳山頂までは3時間程度かかった。帰りは、コヤマノ岳から中峠経由、金糞峠からイン谷口のコースとなったが、中峠まで行かないうちに東に折れ、、八雲ヶ原から出ている奥の深谷源流に出てしまった。杉林の中を、貧弱な目印を頼りに進んだが、結局、短縮路になったようだった。鳥や春の花との出会いは、快晴とも相まってなかなかに良かった。
山頂では、40名くらいだったろうか、連休初日、人出もすごかった。
 
 イン谷口駐車場(8:03、8:08)−大山口(8:20)−カモシカ台(8:55)−北比良峠(9:42〜9:47)−八雲ヶ原(9:57)−広谷分岐(10:10)−広谷(10:20)−細川越(10:48〜10:53)−武奈ヶ岳(11:18〜11:36、昼食)−コヤマノ岳分岐(11:46)−コヤマノ岳(11:55)‐分岐(12:20)−深谷渓流()−金糞峠分岐(12:36)−金糞峠(12:40〜12:43)−青ガレ(13:06)−大山口(13:31)−イン谷(13:41)
           歩行時間: 約5時間 (休憩時間を含まず)

 いつもより奥の駐車スぺースに止める。良い場所は車でいっぱいである。結構な人出が予想できた。早々に出発する。細川越えの回り道でのコースゆえ、最も近道の、カモシカ台〜北比良峠にする。大山口までは、ヤマザクラやミツバツツジが美しい。野鳥もにぎやかだ。大山口で右に取り、渓流を渡る。急な坂をゆっくり上り、25分ほどで尾根筋に出る。すぐにカモシカ台に着く。視界が広がる。ツツジが目につく。イワカガミも足元で咲いている。最盛期には少々早そうだ。途中、5分の休憩をとり、平坦なところに出ると、イワウチやバイカオウレンの群生地がある。ここからすぐに北比良峠に着く。峠では、先に行った外人さんが寝転んでいた。山頂で再会することになるが、関西弁をしゃべる。八雲ヶ原では、少し立ち寄り、今が旬のミズバショウの写真を撮る。途中、コツバメに何回かであった。先の外人と少し会話する。ここ、アカハラが一杯だった。広谷分岐から、広谷に向かう。残雪があり、谷に下りたあたりは、表示板はあさってを向いてあてにならない。谷を下ると広谷に出る。登山者は普通、逆コースで武奈ヶ岳から細川越えで来る。昔から大学の小屋があるが、2つとも綺麗に建て替えられている(1つは谷の上の方)。新緑には程遠く、所々に残雪がある。足元にはショウジョウバカマとミヤマカタバミくらいで、まだまだ時期が来ていない。広谷から30分弱、峠で一休みとする。ヒガラが目の前で止まる。背中の白い二筋が良く見えた。ここからは、タムシバの白い花があちらこちらで咲いているのが目につく。稜線を、景色を楽しみながら、25分で山頂に着く。ざっと40名以上はいる山頂は、煮炊きの匂いが入り混じっている。コンビニで買った弁当とコーヒーを楽しんだ。春霞、伊吹山、鈴鹿山系、白山、御嶽山、いずれも見えない。早々に切り上げ、コヤマノ岳に向かう。下りで、イワナシの可憐な花が目についた。登ってくる登山者と何度もすれ違いながら、分岐からコヤマノ岳を目指す。野鳥が多く、にぎやかだが、なかなかシャッターチャンスに恵まれない。そんな中で、ゴジュウカラの写真を撮ることができた。下りたところで道が右に巻いている。中峠の表示もなく、左手に踏み跡らしきものがあり、杉に着いた赤ペンキを頼りに行くと、八雲ヶ原からの奥の深谷源流に出た。右折し、しばらくで、左、金糞峠、右、中峠で、直進。大橋の分岐に出た。左折し、金糞峠は一息だった。右手の土手には、イワウチワとバイカオウレンがたくさん咲いていた。峠で水分を補給し、急坂をイン谷へ下りた。途中の青ガレからは、新緑も見られ、ヤマザクラも多かった。水際で、白っぽいコイワカガミがあった。この後、オオルリ、コゲラも久しぶりに見ることができた。新緑も、目にまぶしかった。
今回は、花が見れる季節だが、チョウには早かった。中でも期待できる広谷経由にしたが、予想通り、春一番に見られるコツバメのみだった。鳥は、まずまずだった。イワウチワ、白っぽいコイワカガミ、ヤマザクラ、山麓は緑の新芽が出だし、春を満喫することができた。


     
 イワウチワ  バイカオウレン  ミズバショウ
     
 ミヤマカタバミ  イワナシ ホンシャクナゲ
     
 白っぽいコイワカガミ  ヤマザクラ  シハイスミレ

鳥とチョウ
     
 コツバメ  ヒガラ  ゴジュウカラ?
     
 オオルリ  コゲラ  

風景
     
 北比良峠から武奈ヶ岳  細川乗越の先から見たタムシバ  峠直前からの残雪の様子

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作成日:2014年4月27日