9)駒ヶ岳(781m)周回コース : 2014年6月14日 2014年山の記録に戻る
 駒ヶ岳は、福井県と滋賀県高島市の境にある。標高781mの目立たない山である。近くには百里が岳があって、人気はこちらにある。ただし、全国に数十ある駒ヶ岳のうちの最西端の山であり、高島トレイルのるルート上にある。通常は、滋賀県側の木地山が登山口である。今回は、下見登山ということで4名で登った。前回は、道を間違え、木地山峠に行かず、そのはるか前で道なき道を直登し、百里と木地山峠の稜線に出たが、結果はこの方が楽だった。標高はないといえ、結構ハードな行程だった。

守山(7:10)-木地山バス停横駐車(8:35、8:45出発)‐林道木地山峠表示(8:55)-林道分岐(渓流沿い)(9:16)-分岐(9:52)崩れ有-ロープ&表示(10:12)445m-ルート探索(渓流を登り、486m点にて引き返し)- 元のロープ&表示(10:42)-渡渉(5分小休止)‐木地山峠(11:39~11:44)-桜谷山(12:10~12:45)-与助谷山(13:02)-中小屋分岐(14:08)-駒ヶ岳(14:25~14:45)-ろくろ橋分岐(15:10)-焼尾谷出合(16:07)-木地山駐車(1625)
 歩行距離 約14.7Km、歩行時間 約7時間42分(休憩を含む)

2012年に百里ヶ岳に寄ってから、木地山峠~駒ヶ岳~池原山の周回コースを経験している。今回のルートは百里に寄らず、池原山にも寄らない短縮の周回ルートだ。Kさんの車で、3人が7時前に出発、もう一人をピックアップし、木地山に向かう。途中、途中、道の駅朽木本陣で10分ほど寄った後、木地山バス停に到着する。川のそばに車を駐車し、10分ほどで支度後、スタートする。10分ほどで、木地山峠の表示に従い右折、20分ほどで林道を離れ、右手に渓流沿いを進む。更に30分ほどで、細い道が左手に続く、しばらく行くと、大きく崩れた谷があり、倒木があるところを注意深くわたる。左手の谷は大きく崩れ、前回の時とは様相が変わっている。すぐに道が二手に分かれているように見えるが、渓流に沿い、右手に直進する。渓流の中を一部進むような格好で行くと、20分ほどで、目印とロープが現れる。ロープは進行方向に張ってあるためそのまま直進すると、渡渉をすることになる。ルート検索をするが、20分ほどで元の目印に戻ると、渓流を渡る格好で、テープが確認される。何とも誤解を招くロープの張り方だ。ここから峠まで、約1時間、渡渉もあって結構気を使う。木地山峠に着くころには3時間が経過していた。小休止の後、桜谷山まで一頑張りの登りになる。ブナ林の素晴らしいところであるが、ここまでは結構ハードだった。昼食はゆっくりと歓談しながらであった。ここからは、気持ちの良い稜線歩きとなる。ヤマボウシ、ツルアジサイの多いこと。ブナの緑ととてもよい組み合わせだ。
、与助谷山へは更に20分を要する。この途中、捻じれたブナの木で記念撮影、巣穴の中でピイピイと幼鳥の声、覗き込むがかなり深い穴なのか、見えない。周辺で、親鳥が威嚇の声を出す。警戒のさえずりか、ひな鳥も静かになった。与助谷山を過ぎると、右後ろに、百里ヶ岳が見える。中小屋分岐を分け、駒ヶ岳には更に1時間20分を要する。駒ヶ岳山頂に着く。展望が開け、三重ヶ岳、武奈ヶ岳が真正面に見える。天気が良ければ、金糞岳や伊吹山も見える。三重ヶ岳と武奈ヶ岳の間には能郷白山と白山も見えるが、今日はそこまでは見えなかった。ここからは下りになる。素晴らしいブナ林の中を進む。池原山とろくろ橋の分岐をろくろ橋方向に分ける。急な下りが続く。緩やかなところでは、沢を渡るところもあって注意が必要だ。焼尾谷出合に出れば、木地山駐車場も近い。休憩込7時間42分、14.7kmの結構な山行きだった。とても781mの山とは思えない奥深い山々だ。

     
 木地山峠で小休止  桜谷山を過ぎた稜線で出会った変形ブナ  登山道そばの巣、中からヒナの鳴き声が
     
駒ヶ岳山頂(三重ヶ岳、武奈ヶ岳が見える)  駒ヶ岳から分岐までのブナ林  サルノコシカケ
:コース(同行のKさんより拝借)


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作成日:2014年6月21日