16) 貴船山〜鞍馬寺 最高点716m :  2016年山の記録に戻る

 貴船山は北山でも良く知られた山で、鞍馬寺と組み合わせて登られる山である。貴船は川床で有名で、暑い夏、涼しげな渓流の上のお座敷で阿涼を求めたくさんの人で賑わう。山の方は貴船神社や川床ほど有名ではないが手軽な山としてよく登られる。
真夏の低山歩きとして、よく親しまれているコースを歩いた。叡山電車のニノ瀬駅から貴船山にいたり、そして滝谷峠を経て川床で有名な貴船に下りた。賑やかな渓流沿いから、鞍馬寺へ抜けた。山樹林帯の中で暑さは随分ましだった。

叡山電鉄出町柳駅(9:10集合、9:15発)−叡山電鉄二ノ瀬駅(9:40)−冨士神社(9:55)−夜泣峠(10:15)−500mピーク(10:40〜10:45)−交叉点(11:00)−貴船山最高点716m(11:40〜12:05、昼食)−滝谷峠(12:30〜12:40)−奥貴船橋(13:20)−貴船神社奥宮(13:30〜13:40)−貴船−鞍馬寺西口(14:05)−奥の院(14:25〜14:30)−大杉権現 500m(14:40)−金堂本殿(14:55〜15:00)−仁王門(15:15)−鞍馬駅(15:20、15:34)−出町柳駅(16:00解散)   歩行時間:4時間30分 (行動時間 5時間30分)、     歩行距離:16.2q  累積登高:942m
          
 出町柳駅に集合し、叡山電鉄に乗る。二ノ瀬駅で下車する。無人駅で田んぼと山に囲まれた集落で、のどかな風景が広がる。川沿いを左に進み、東海自然歩道/夜泣峠の道標に従い進む。赤い鳥居の冨士神社を右に、沢沿いの山道を歩くと20分ほどで夜泣峠に着く。杉林の中を歩き、大岩と滝谷峠の分岐に出る。滝谷峠方向に進むとしばらくでY字の分かれに出会う。登山者から幅広の左が貴船山の山頂を通ると聞き、進む。樋水峠への分岐を左に分け、滝谷峠の道を進む。ゴロゴロ道と荒れ果てた感じの倒木の道は歩きにくい。あまり人が通った感じがしない。道は幾分ましになる。滝谷峠まで2300mの表示が現れ、次々と出てくる。杉林の道は静かだが、風もなく汗が容赦なく出てくる。樹林帯の中に貴船山の山頂がある。ケルンもある。三角点はない。山頂で昼食時間になった。滝谷峠へと向かう。ここでやっと見晴らしがきき、鞍馬の方向が見える。雑木林が続き、リョウブの白い花が見られる。25分で滝谷峠に着く。直谷への分岐になる。先のグループがビールで乾杯している。暑さのため、芹生峠までの道のりを省略し、貴船神社へ変更する。下りの沢道は荒れはて、狭くて歩きにくい急坂で、ロープを頼りのところもある。沢を何回か渡り、途中、冷たい水で顔を洗う。下るにつれ、暑さが増してくる。結構歩きがあって、駐車した車が見える奥貴船橋である。樹齢千年のカツラの大木を通り過ぎると貴船神社奥宮に着く。水の神様と縁結びの神様で、門を入ると杉とカエデが合わさ連理の杉という木がある。入口の脇で Yさんが持参の冷たいパイナップル缶を賞味し、生き返った心地になる。しばし休んだ後、川床料理や涼を求める人で賑わって道を行く。やがて、鞍馬寺への道標が出てきて、橋を渡るとすぐ鞍馬寺西門がある。入山料を納め、階段の道を進む。子鹿が途中現れる。急な階段はずっと続き、奥の院魔王殿、大杉権現社と過ぎる。本堂金堂に出てお参りを済ませる。持参の水も底をつく。比叡山方向の展望が広がる。九十九折りの道を下り、鞍馬火祭りの由岐神社の大杉の横を過ぎ、仁王門までくると鞍馬駅はすぐである。

冨士神社前 貴船山山頂 芹生峠への道
連理の杉 貴船の川床
鞍馬寺への途中 比叡山方向

コースMAP(同行のSさんより拝借)


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作成日: 2015年8月25日