21)北陸遠征遠征(赤兎山)1629m :10月9日、 2016年山の記録に戻る、 遠征行程 10月9日 自宅〜赤兎山〜白山ホワイトロード〜ひらせ温泉キャンプ場(泊) 10月10日、籾糠山 赤兎山 赤兎山(あかうさぎやま)は、石川県白山市と福井県大野市にまたがる標高1,629 mの 山。加越国境に位置する両白山地の山で、白山国立公園・恐竜渓谷ふくい勝山 ジオパーク・奥越高原県立自然公園内にある。えちぜん鉄道勝山永平寺線勝山駅の東15.3kmに位置する。雪解けのときに山肌に兎の形の地肌が出ることが山名の由来と言われていたが、その形の位置は確認されない。兎の様な丸みを持った女性的ななだらかな山容が、山名の由来とされている。白山火山帯に属し、山頂は安山岩からなる。山頂の南側にはうさぎ平と呼ばれる平坦な場所がある。山頂の東側の赤兎平には高層湿原があり、赤池の他に多くの池塘がある。山頂の北東にある小原峠は、かつては勝山市と白峰村(現在の白山市)との間を物資を運ぶ道として利用されていたが、現在は廃道となっている。 登山ルートであるが、新緑の5月から紅葉の10月までが登山に適する時期である。各方面から登山道がある。1968年(昭和43年)の福井県で第23回国民体育大会の時に登山道が開設された。山頂部には三等三角点が設置され、山頂から白山を中心とする両白山地の山々を望むことができる。主なルートは以下の通り。 @小原から小原峠を経由するルート。多くの登山者が利用する最短ルート。北西の谷峠から大長山を経由するルートは、小原峠で合流する。約2時間 A経ヶ岳から大舟山を経由する稜線ルート。 B鳩ヶ湯からのうさぎ平を経由する南方からのルート。 C六本檜や杉峠などの東側からの白山方面からの縦走ルート。 見られる植物であるが、山頂東の赤兎平の高層湿原では、イワイチョウ、キンコウカ、モウセンゴケ、イワショウブ、ヤチスゲ、ミヤマホタルイなどの植物の他ハクサンシャクナゲ、オオバツツジ、ミネヤナギ等の木本類が見られる。山腹は、ブナ林が多く、湿地には、リュウキンカ等が見られる。山頂周辺はオオコメツツジやナナカマドなどの低潅木に覆われ、チシマザサの藪の所々にアオモリトドマツがある。またゴゼンタチバナ、クロウスゴ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲなどの植物が見られる。 今回は、到着が11時45分と遅いため、小原から山頂の往復にし、避難小屋までは行かなかった。山頂からは別山〜三ノ峰、白山山頂は雲がかかり、南東には経ヶ岳が見えた。避難小屋への草原の道は紅葉が進んでいた。 自宅(7:25出発)〜菩提寺PA(7:50着、8:20出発)〜多賀SA(8:45〜9:05),南条SA(10:10〜10:20)、福井北IC(10:30)〜小原(11:10)−小原登山口(11:50、昼食後 12:10出発)−小原峠(12:50〜13:00)−赤兎山山頂(13:40〜13:50)−小原峠(14:20)−小原登山口(14:50、15:00出発)〜白山ホワイトロードふくべの滝(16:40〜16:45)〜白川郷荻町(17:20)−ひらせ温泉キャンプ場(泊)(17:45着、泊) 歩行時間:2時間20分 行動時間:2時間40分 歩行距離:5.08q 累積登高:588m 待ち合わせの菩提寺PAに早めに到着する。助六弁当を購入し、大阪からの7名を待つ。待ち合わせ時間に大阪勢が到着した。体調不良で1名が不参加になり、合計7名が2台に分乗し、登山口の小原登山口に向かう。途中、昼食購入、トイレ休憩を入れ、お昼前に小原登山口に到着した。駐車場は2箇所、登山口の直前にした。菩提寺PAからは途中、曇り、晴れ間、雨等、代わる代わる変化した。小原からは管理費として、1000円/1台を払い林道を進んだ。道は舗装され、そこそこの広さもあった。駐車場で昼食を取った後で出発した。心配した天気も雨にはならず、やや肌寒い中での出発だった。緩やかな登りの、やや黄色づいた林の中を進む。途中、狭い2箇所の渓流を石伝いに渡る。歩きやすい、緩慢な道で40分ほどで峠に着く。皆、快調なペースで進む。峠はササが茂ったところで、左手が大長山、右手が赤兎山になる。しばらく休み出発する。一旦は下り、小さな池を通りすぎると、岩混じりの急な道がしばらく続くようになる。樹林帯が次第に開け、晴れ間も出てくる。大長山の秀麗な山容が見えるようになる。次回はぜひ寄ってみたい誘惑にかられる。登るにつれ、紅葉が進み、ウルシやナナカマドの紅葉が目を引く。登り切ったところが大船分岐で大船山への縦走路が続いている。その後も気持ちの良い道が続き、少し早い紅葉が楽しめる。色づいた低木の奥に山頂が見える。最後に一登りすれば赤兎山山頂である。北西方向には今年の5月連休に登った別山〜三峰、その先に山頂は雲の中だが白山が見える。南東方向には経ヶ岳が見える。その先には荒島岳がある。今日は、この後、ひらせ温泉のキャンプ地まで90q以上が残っているため、避難小屋までの高原歩きは楽しめない。山頂からしばらく東に向かい、避難小屋と草紅葉、紅葉を楽しみ山頂に戻った。この後は、同じ道を峠に戻った。天気は晴れてきて、青空の背景の大長山が一段と冴えた。帰りもそこそこ快調のペースで、14:50には駐車場に着いた。登山口には水が勢いよく出ているところがあり、泥を洗い流した。ここからは157号線に戻り北上、手取湖の恐竜公園でトイレに立ち寄り、白山ホワイトロードを利用した。途中、ガスが深くなり視界が悪くなったが、ピークを過ぎるとそれも晴れ、いくつかの滝を車から楽しみ、さらに、ふくべの滝では集合写真を撮った。ひらせ温泉キャンプ場には、暗くなった17:45についた。テントの設営に手間取ったものの、その後は楽しいBBQタイムを楽しんだ。大白川温泉しらみずの湯(車で2〜3分)の楽しみは、21:00がタイムリミットで、結局30分未満の短いものになった。それでも十分温まることができた。
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コースMAP(同行の清水さんより拝借) (国土地理院の地図を引用) 2016年山の記録に戻る、 作成日: 2016年10月15日 |