小塩山(おしおやま)は、京都市西京区にある山で、西山山地に位置する。山の東のふもとには勝持寺(花の寺)、大原野神社、洛西ニュータウンがあり、こ
のニュータウンからは山容をはっきりと見る事ができる。また京都市中心部の眺望が良い所や清水寺からも西方にこの山を見る事ができる。山のふもとから
山頂まで舗装道である京都府道141号小塩山大原野線が通っている。以前は一般車も通行が可能だったが、現在は一般車両通行禁止(徒歩では通行可能
)となっている。山頂は淳和天皇の遺灰を散骨した場所とされ、大原野西嶺上陵(淳和天皇陵)がある。また山頂付近には在京都FM局の送信所が置かれ、
府南部の広範囲に電波を送信している。他にもNTT、関西電力、大阪ガス、国土交通省、消防、警察等の無線中継局があり、多くの中継アンテナが建ってい
て、麓からはっきりとわかる。
JR向日町(9:05、阪急バス)-南春日バス停(9:35出発)〜大原野神社〜勝持寺口(花の寺)〜フェンス入り口(9:48)-谷筋と分れ(9:53)-車道出合@(10:05)
-車道出合A(10:14)-車道出合B横断(10:33)-炭の谷入口(カタクリ群生地)(10:38) 〜N谷(カタクリ群生地)(11:35)-山頂(FM京都タワー下)(11:40〜
12:20昼食)-N谷(カタクリ群生地)(12:25)〜炭の谷入口(カタクリ群生地)(14:00)−山頂(14:06)-金蔵寺道分岐点−高速道下の行きの道に合流(14:45)-大
野原神社(大原野神社(14:47)-南春日町バス停(14:53、15:03阪急バス)
行動時間: 約5時間18分(休憩時間を含む) 、登山道歩行時間は2時間程度
南春日町バス停を出発して西に向かう。T字路に出て、「花の寺1q」の道路標識に従い左折する。樫本神社の角で右に折れ、金蔵寺方面(2.4km)を左に分
け、山手に向かう。大原野神社前を通り、更に花の寺(勝持寺)に続く石段の前を通り過ぎる。川沿いをすすみ、畑地に出る。先にあるフェンスを抜け、左手
の山道に入る。立木に小塩山のプレートが吊されている。そのまま進み、幅広の林道の登りとなる。やがて渓流から離れ、山に入る狭い道になり、次第に急
坂になってくる。しばらく山道を登ると車道に出合う。接する格好で、更に10分で、第二の車道と接する処に出る。ここからは、幾分ペースダウンになる。年配
のグループに追いつき、情報を得る。30分ほどの登りで、3度目の道路に出合い、横断する。しばらく進むと炭の谷のカタクリの群生地に着く。フェンスを開け
、中に入ると、カタクリで林床が覆われている。ここが第一の群生地になる。ボランティアの方は見えないので、一望してN谷に向かう。こちらには何人かおら
れた。カタクリの群生地は地元ボランティアの方の努力で、毎年拡大しており、それとともに知名度も上がりこの時期に訪れる人が多くなっている。特に高齢
者が多い山の一つである。ボランティアの方は親切に説明もしてくれる。早々にギフチョウを聞くが、飛んでいることを確認したのみで今日のように太陽が隠
れていては温度が上がらず、お昼にならないと難しいのではということであった。長期戦で構え、まずN谷のカタクリを見学する。反時計回りの一方通行である
。ササや低木が増えたような気がする。密度も今年はと思うところもあるが、人の記憶はあてにならない。一回りして写真も撮り、炭の谷に向かう。こちらは道
も広く、歩きは自由だ。かなり下まで行く。先には別途で入り口がある。下の方はミヤマカタバミがびっしりである。気温もやや上がってきて、花が開いてくれる
が、吸蜜に訪れるギフチョウはいない。行きつ戻りつして期間を稼ぐ。そのうち、ギフチョウが結構早い速度で通り過ぎる。これが今日の唯一の出会いであっ
た。N谷との往復、1時間余りの後、山頂に行き昼食とする。山頂付近には、日向ぼっこにギフチョウが訪れる場所だがこちらもダメ。京都市の年配の方と歓
談し、N谷、炭の谷に戻る。こちらで1時間半更に粘るが成果なし。ただし、炭の谷で白いカタクリを見ることができた。随分と離れ、低木の下で言われなけれ
ば気づかなかっただろう。もう一度山頂に戻り、舗装道路から、金蔵寺方面の狭い道に入る。濡れていてすべりやすくなっている。足元に気をつける。ミツバ
ツツジが花をつけ、ピンクが鮮やかである。20分もかからないうちに金蔵寺分岐が現れるが、右手に分け、直進する。やがて、フェンスが現れ、これを通る。
しばらくは綺麗に整えられた孟宗竹の畑が続く。舗装道に出、これを右に下れば正法寺に出るが直進する。小さな池を右手になおも直進すると、住宅が現れ
、朝歩いた高速道のちょうど下あたりに合流する。ここからは同じ道を通り、大野原神社前から。南春日町バス停まで戻る。
白いカタクリと群落
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白いカタクリ(3株と出会い)
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昼前になってやっと |
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そっけない山頂表示 |
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民家のシダレサクラ |
シハイスミレ |
サクラスミレ(?) |
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エンレイソウ |
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南春日町バス停からの行程マップ(ミドリ線)

(国土地理院の地図を引用)
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作成日:2016年4月12日
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