30)権現山996m、霊仙山750.5m 比良山系 : 2018年9月23日 、2018年山の記録に戻る、 |
権現山は、比良山地の南端に位置する山。山頂の東側は開け、琵琶湖の展望は抜群である。チャレンジ比良の比良山系縦走では、この山が出発点になっている。登山ル−トととしては、平登山口からアラキ峠にでて権現山を目指すルートと、栗原からのコースがある。権現山からは、ホッケ山(1050m);
小女郎峠、蓬莱山、更に打見山に出て、ゴンドラを利用して下山することができる。冬場は、蓬莱山周辺は強い風が吹き、寒い時にはマイナス10℃にもなるうえ、ガスがかかった状態になる。尾根筋ゆえ、道を失うことはないが、東側の切り立った崖や、深い雪に注意が必要となる。 昨年の年末以来になる。今回は、平登山口から出発し、アラキ 河西口(7:56バス)−JR堅田駅(8:19、8:50江若バス)−平登山口バス停(9:10、9:20出発)−登山口(9:41)−アラキ峠(10:20〜10:25)−権現山(11:04〜1145、昼食)−霊仙山分岐(12:25、表示なし)−霊仙山(12:55〜13:10)−登山口(14:00〜14:05)−栗原バス停(14:41 、15:13 バス)−和迩駅(16:20、1629JR)−JR堅田駅(16:36、16:45江若バス)−河西口17:11) 行動時間:5時間27分(休憩約 時間30分) 距離:7.9q 高低差808m 守山駅〜堅田駅間のバスを利用、河西口で乗車する。参加者8名が、全員揃う。堅田葛川線で待っていると、登山者専用の臨時バスが出る。通常であれば、平バス停の前の登山口バス停(?)で下車出来るのだが、臨時バスは、平と坊村だけである。しかし、他の停留所には止まらないだけあって、10分以上も早く平バス停に着く。道路を戻り、林道に入る。舗装された林道を直進する格好で離れ、登山道に入る。スギ林の中の道を右手に谷のような所を山腹に沿って登ってゆく。登山口から40分でアラキ峠に着く。今回は谷筋風の、湿った中を登ってゆく。今年の2月に積雪の中を登った時には、この谷筋を右手に眺めながら登ったことを覚えている。登山口から40分ほどでアラキ峠に出た。出発前に、リーダーからヒルに注意ということであったが、私が犠牲者になった。アルコールを持参した仲間から拝借し、難なく話すことが出来た。 ここからは、スギ林の中を歩くことになる。アラキ峠から権現山へは、90度左折する格好になる。尾根筋の道で、踏み跡はしっかりとしている。しばらく行くと、先の台風21号の影響で、大きな杉の木が根こそぎ倒れていて、青空が眺められる。倒れたスギの木の間を縫う様に進む。 それにしても山頂間近かになれば、スギから落葉広葉樹になる。台風の影響で、落葉樹も紅葉前に散ってしまった。その間から、蓬莱山頂が見える。時期外れだろうか、ニシキゴロモの花が咲いている。 ニシキゴロモの花 ここからはしばらくで山頂である。琵琶湖側が一気に広がり、素晴らしい眺望を楽しむことができる。 山頂からの眺望東〜南東〜南 山頂写真 アラキ峠から40分ほどであるが、倒木のせいか、時間がかかったように感じる。早い昼食になるが、めいめい好きな場所でひと時を楽しむ。山頂には、メスグロヒョウモンが2匹飛んでいて、よくとまってくれる。秋になり、カップ麺にパンの昼食も手頃になってきた。40分の休憩で、集合写真も撮り、急な坂を注意深く下る。 霊仙山に向かい下山開始 場所によっては、木につかまるところもある。アセビの木が多く、足元にはイワカガミの群落が続く。トンネルを通る。なかなかに楽しいひと時でもある。急な坂も一旦は緩やかになり、さらに右手方向に山肌を下ることになる。40分ほどの下りで林道らしき広い道に出るが、その先で、この道を離れ、霊仙山への広い尾根に分かれる。表示がなく、ナビで確認する。緩やかな広い尾根風の道を進む。かすかに踏み跡と、テープが所々で現れる。左手の斜面の下は、スギが倒れ、こちらも被害が出ている。やがて急な坂になり、霊仙山への登りである。足元にはホツツジの花が多く、山頂まで続く。山頂でも群落がある。 ホツツジの花 分岐から30分程度、山頂表示の先には琵琶湖が眺められる。ここからの下りも急で、所々倒木もあって、道をふさいでいる。テープも多くなり、分かりやすい。途中、中休みを入れながら下る。右手はスギ林、左手は広葉樹林である。45分ほどで、林道に達する。電波中継所だろうか、行きどまりになっているが、舗装されている。すぐの所に、白い花がある。後で調べたところ、ノリウツギであった。 林道には電波塔がある。 ノリウツギ 林道を更に進むと霊仙山に向かう林道に出会う。登山届を出すところもあり、ここからは、栗原バス停に向かうことになる。半分は妙道会のバス停に、残り4名は栗原バス停まで足を伸ばす。下りの舗装道、それほど苦にならない。水分神社のあるT字に出て右方向に集落を歩けばバス停である。バス停では、ウラギンシジミがアクリルの天井にへばりついていた。こんなに近く、しげしげと観察できたのは初めてだった。栗原バス停、横に地藏さん、お腹に6地藏と呼ばれる浮彫がある 大きな??? ツマグロヒョウモンが山頂でお出迎え バス停の屋根にウラギンシジミ YAMAPより引用 行程マップ (国土地理院の地図より引用) 2018年山の記録に戻る、 作成日:2018年10月9日 |