38)嶽ノ森山 376m : 2018年11月12日 2018年山の記録に戻る2018年花・鳥・その他に戻る
和歌山県の南端、古座川峡に面した岩峰で、周辺には天柱岩、飯盛岩、かもしか岩などの奇岩が多くある。江戸時代の儒者の斉藤拙堂は、この山を「滴翠峰」と名付けた。 登山口には、天然記念物の1枚岩があり、高さ100m、横500mの岩は壮大である。
 大阪を出発しその日のうちに登り、夜には那智勝浦の温泉旅館小坂屋に宿泊する予定から、嶽ノ森山に行くことになった。天然記念物になっている一枚岩から出発し、上ノ峰(雄嶽)、下ノ峰(雌嶽)と歩いた。岩峰の山は、関西百名山に選ばれるだけの訳がある。その後、那智勝浦の那智熊野大社、那智大滝を見学して宿に入った。

守山駅(6:14)−尼崎(7:24、8:08出発)〜阪和自動車道、湯浅御坊道路〜一枚岩道の駅駐車場(11:35、12:09昼食後出発)−登山口(12:14)−峯ノ山分岐(13:00)−嶽ノ森山山頂(13:06〜13:21)−分岐−雌嶽(13:33〜13:38)−分岐(13:42)−豆腐岩−登山口(14 19)−1枚岩道の駅駐車場(14:21、14:35出発)〜那智大滝駐車場(15:30〜)−熊野那智大社()〜温泉民宿小坂屋(宿泊)
    行動時間 2:12、 歩行距離:3.2km、累積登高:436m

 待ち合わせの尼崎駅には30分前に到着した。8時過ぎに出発する。阪和自動車道、湯浅御坊道路を利用して、一枚岩道の駅駐車場に到着する。


昼前で、食事をしてからの出発になる。371号線を北西に戻り、トンネル前の川沿いの道に入った先に登山口の表示がある。国道沿いにも右手表示がある。
登山口

早々の急な登りになる。山腹を回り込む格好である。林道がここから見えだす。先にも何度か出てくる。滝の上部に出て、沢を渡るとここからは1枚両岸からせり出した岩の中の道だ。ナメトコ岩がしばらく続く。滑りやすい岩にはステップに沿った削り取った窪みがあり、慎重に進む。
ステップに沿った削り取った窪み

細い流れの左や右を歩き、登った先の樹林帯を左手に支尾根を歩く。ここからは急坂になり、一気に峯ノ山への分岐に着く。登りだして46分、山頂までは一息だが、ロープを頼りに、露岩を登る。岩の間にはリンドウが結構咲いている。
 

嶽ノ森山・上ノ峰山頂は狭いながら、眺めは素晴らしい。足元には古座川の流れと1枚岩が見下ろせる。

東方向には下ノ峰・雌嶽の奥に、烏帽子岳〜大雲取山の山々、
下ノ峰・雌嶽の奥に、烏帽子岳〜大雲取山の山々

北には、法師山〜大塔山のパノラマ、
北には法師山〜大塔山

南には峯ノ山が林道に上に乗った格好で見える。15分ほど時間を取って景色を楽しむ。


11月12日とは思えないような陽気、半袖下着で登ってきたが、それでも汗が噴き出る。山頂を後に、一気に下り、鞍部から出ている豆腐岩への分岐から、下ノ峰を往復する。岩混じりの痩せ尾根を登り、大岩を左手に巻いて登った先が岩峰の山頂である。山頂は更に狭く、絶壁越しに、素晴らしい眺望が楽しめる。
嶽ノ森山・上ノ峰山頂
山頂から先の鞍部に戻り、南方向に少し下った先で、東方向に歩く。ヒノキ林と足元にはウラジロが茂り、左手の南面の岩の壁は豆腐岩の名の通り、豆腐の形をした四角い岩が積み重なっている。まるで人工的に並べたような様子である。

豆腐岩

大きな岩の壁は思ったより長い。下った先の下山口が相瀬橋で、道の駅一枚岩まではすぐである。

那智大滝と熊野那智大社

那智勝浦の温泉民宿小坂屋に向かったが、その前に那智大滝と熊野那智大社を見学した、たくさんの人に外人客が混じっていた。
   那智大滝と三重塔

熊野那智大社、工事中

宿でも、外人がとまっていて、世界遺産の影響の大きさを知った。マグロ尽くしの夕食はボリュームたっぷり、8000円とは思えないような内容だった、


行程MAP
(YAMAPより引用)
  

(Google Earthより)

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作成日:2018年11月16日