1) 焼杉山718m〜翠黛山577m〜金毘羅山573m :  2019年山の記録に戻る
 京都大原の里10名山は、地元の団体、「NPO法人京都大原里づくり協会」によって選ばれた大原周辺の山である。高い順から、皆子山(972m)、峰床山(970m)、ナッチョ(天ケ森)(813m)、水井山(791m)、天ヶ岳(788m)、焼杉山(718m)、大尾山(681m)、翠黛山(577m)、金毘羅山(573m)、瓢箪崩山(532mとなっている。今回登った、3山の山頂には、大原の里10名山と表示があった。皆子山や峰床山は京都の山でも良く登られる山であるが、大原の里10名山に入っていることは今回初めて知った。ちなみに私はいずれの山も踏破している。
 今回は、登山後に総会を予定していることから、さらに南の瓢箪崩山までは足を伸ばさなかった。曇っていた空も晴れあがり、穏やかで温かい日となった。

 守山駅(7:24)〜京都駅(7:57、8:03地下鉄)〜京都国際会館(8:22、8:56京都バス)〜古知平バス停(9:30)−阿弥陀寺口登山口(9:35)−第一鉄塔(9:50)−焼杉山表示No3(10;30)−第3の鉄塔横の展望地・稜線(10:30〜10:35)−大原からの合流点(11:02)−焼杉山(11:25〜11:30)−峠(コル)・分岐(12:00〜12:35、昼食)−翠黛山(13:05)−金毘羅山分岐(13:25)−三壺社(13:30)−金毘羅山三角点(13:40〜10:45)−三壺社(13:55)−金毘羅山分岐(14:00)−江文神社新宮(14:10)−江文神社分岐(14:35)−戸寺バス停(15:00、15:06バス)−京都国際会館(15:25)−プリンスホテル喫茶店(15:40〜17:05新年総会)−国際会館(17:10)
 
 行動時間:5時間30分、歩行時間:4時間35分 (休憩時間:55分)、歩行距離:8.02q  累積登高:816m
 
JR、地下鉄を乗り継ぎ、予定の時間寄りも早く国際会館駅に到着する。集合まで、出口付近のコンビニでコーヒを購入し、店前の前のテーブルで皆を待つ。体調不良で全員はそろわなかったが、京都バス小出石行きに乗りこむ。八瀬、大原と有名地を経由し、古知平バス停で下車する。結構大きな集落で意外だった。 登山口のある古知谷阿弥陀寺へと向かう。曇り空で、付近の山は、雲海風の雰囲気になっている。寒さは緩み、少し歩くと暑くなってくる。 阿弥陀寺入口は冬場にはゲートが閉まり、一応は入れない格好になっている。ゲート前の道をしばらく進めば、登山口への道があるのだが、クサリを越えて、そのまま中に入る。ゲートのところから、寺への道を行くとすぐに尾根に登る踏み跡がある。目印らしきものがあるのだが、YAMAPの地図をスマホに入れておかなければ、素通りしてしまいそうなところである。
ここが尾根への登り口

少し谷になった横の踏み跡をたどって進む。杉の落葉で覆われた道で、しばらくは分かりにくい。登って行くと、道は急になり、つづら折になる。しばらくで送電鉄塔下に出る。比較的見晴らしも良い。ここからはスギに雑木林も混じり、傾斜も幾分ましになる。道には焼杉山と書いたNo表示が現れる。次々と現れ、安心ではある。
最初の鉄塔から10分、焼杉山ポイントNo3の表示
さらに高度を上げると、見晴らしがよくなって、低木も多くなる。最初の鉄塔から30分ほど登った見晴らしの良い所では、東方向に琵琶湖が見える。近江八幡の沖島は分かりやすい。
東方向に琵琶湖。近江八幡の沖島
 雲がかかっていた空も次第に晴れ上がり、温かさを感じるようになった。しばらくで3番目の鉄塔に出た。稜線上で、開けていて東西の展望がよい。東は比叡山から北に続く稜線越しに琵琶湖が見え、その先には鈴鹿の山々が連なっている。西方向は、鞍馬の山並、北は所々雪で白くなった雲取山〜花背峠の山並みである。下りにかかる。足元には雪が残っている。N06表示を過ぎ、ヒノキの林が混じり、下った先は、阿弥陀寺からの登吏が合流するところであるが、それらしい踏み跡や、道らしきものは確認できなかった。雪がところ粗頃で残っており、ヒノキ林の中を軽いアップダウンを繰り返す。シャクナゲの木々が現れ、少し長めの坂を登り切ったところが大原からの道との合流点である。子の手前が杉林に代わるが、ここだけで、あとはヒノキ林が続く。焼杉山とスギが入っているが、由来は何だろうか? この合流点で11:00を少し過ぎた時間になった。しばらく行くと焼杉山への最後の登りになる。急な登りのうえに、台風の影響で大木が折り重なるように倒れ、道を塞いでいる。日当たりが悪いのか、吹き溜まりになっているのか、雪も結構残っている。急坂を登り切って、今日の最高点、焼杉山山頂に出た。

倒木の最後の登り
焼杉山山頂

撮影と小休止の後、寂光院分岐に向けて尾根路を下る。樹間からは、前方に翠黛山が垣間見えた。お昼には遠すぎ、下った先の分岐で昼食休憩とする。それぞれ思い思いに場所を決め、ゆっくりくつろぎながら、食事とコーヒーを楽しんだ。
お昼にした寂光院と百井(天ヶ岳への道でもある)の分岐。標識は天ヶ岳No3表示。

杉林の尾根路をり登って行くと平らになった翠黛山山頂に着く。杉林の中で、展望は効かない。大原の里10山と説明表示がある取り立てて特徴のない山頂である。すぐに金毘羅山へ向かう。雑木主体の林に変わり、里山の雰囲気がある。痩せ尾根になり、ごつごつとした岩が急に目立つ。道も歩き難くなる。左に巻く格好で進むと、金毘羅山山頂と麓の江文神社に下るポイントに出る。右手に登れば三壺大神社を経て山頂三角点へ向かう。少し直進した先に、祠があり、断崖絶壁の先に、京都市内と大原の里が見渡せる眺望の場所である。東には水井山〜横高山〜比叡山とおなじみの山々である。
東の水井山〜横高山〜比叡山tお大原の里

南方向に京都市内

 三角点に向かう。登り切った先が赤い垣をめぐらせた三壺社、更に岩の痩せ尾根を10分ほど行くと三角点がある。途中、台風の影響で倒木もある。三角点は展望もなく、殺風景なところだった。

殺風景な金毘羅山山頂、倒木もある

がっかりして、早々に分岐に戻る。置いていたリュックを担ぎ下山する。ロッククライミングのゲレンデ分岐に出て、そちらには行かず、右方向に下る。大原の里も垣間見えるが、先を急ぐ。中腹の谷に建つ新社の脇を通り過ぎてさらに下る。新社には昔は詣でる人も多かったのか、階段状で整えられた参道が少し続く。その先しばらくで林道に出た。舗装した東海自然歩道に出る。左は江文神社の表示が出ている。舗装道路を右に大原へ向け進む。高野川上流の宮川に突き当り、しばらく先の橋を越えると戸寺のバス停がすぐである。古知平バス停を出てからきっかり度5時間30分だった。すぐにバスが来て、国際会館駅に戻り、隣のグランドプリンスホテル京都内のカフェで1時間余りの2019年度総会を開き、議事を終え解散した。 

コースMAP(同行のSさんより拝借)

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作成日: 2019年1月29日