11)住塚山(1009m)・国見山(1016m):4月13日 : 2019年山の記録に戻る、 住塚山は奈良県宇陀市にある山で、標高は1009mである。登山口のある屏風岩公苑は、屏風岩と呼ばれるその名の通り、柱状節理絶壁を形成し、その下には多くのヤマザクラがある。4月の中旬には赤い葉にピンクの花が咲き誇り、素晴らしい景観を見せるの続く影を。周辺ははヤマザクラと紅葉でも知られ素晴らしい景観が楽しめる。このヤマザクラに営巣するオオアカゲラの撮影を目当てに野鳥の会のメンバーのメッカになっている。山頂からの展望は素晴らしく、眼下には曾爾高原が広がり、背後には国見山の端整な山容を展望することができる。 登山は国見山とのセットで登られ、国見山からの展望は、三峰山〜高見山、大台ケ原、大峰山系、その他の台高の山々が眺望できる。 今回は晴天に恵まれた1日になった。屏風岩公苑のヤマザクラを見てからのスタートにしたかったが、4月上旬の雪で開花はまだまだ先のようである。曽爾高原を見ながらの稜線の歩きは、大変気持ちが良い。住塚山、国見山の各山頂からは三峰山〜高見山、大台ケ原、大峰山系が見渡せ、抜群の眺望を楽しむことができる。岩場もあってそれなりに緊張もする。10日もすればヤマザクラとのコラボになって、一層楽しい山登りになるだろう。 守山駅(6:45)−大阪(7:42、7:55車出発)〜阪神高速〜南阪奈道路〜葛城IC〜橿原・道の駅耳成〜屏風岩公苑(1020、10:35出発)−峠(10:57)−住塚山(11:25〜11:41)−峠・ゼニガタワ(11:57)−国見山(12:35〜13:15、昼食)−分岐・ゼニガタワ(13:27)−林道出合(13:35)−屏風岩分岐(13:45)−屏風岩山頂分岐・コル(13:55)−登山口・林道(14:07)−屏風岩公苑(14:12、14:25出発)〜鎧岳・兜岳撮影ポイント(14:30〜14:40)−仏隆寺(16:05〜16:20)〜葛城IC〜南阪奈道路 〜阪奈道路〜阪神高速〜大阪駅(18:50、19:15JR〜守山駅(20:15) 行動時間:5時間5分、 歩行距離:4.85q 累積登高:2212m 大阪駅前に集合し、登山口である曽爾村に向け出発する。途中、南阪奈道路で事故渋滞に遭遇するが、それほど時間を取らなかった。一般道におり、橿原・道の駅耳成で小休止を取り予定時間には屏風岩公苑に着いた。桜祭りの最中で、駐車料が必要だった。肝心のヤマザクラはまだまだ先の様子だった。屏風岩の柱状節理を写真に収め、出発する。雰囲気の良いヤマサクラの中の道を進む。鳥観察会の一行であろうか、望遠レンズを付けたカメラを前に7〜8名ほどが固まっている。オオアカゲラの営巣があるとWebに出ていた。 屏風岩とヤマザクラ(開花はまだまだ先) ヤマザクラの中を登山口へ向う しばらく直進し、右手に折れる格好でスギ林の中を登る。急な道で、つづら折になっている。20分強で住塚山表示のあるコルに到着する。ここからの登りも結構あり、ヒノキとスギの混成の中を高度を上げる。さらに進めばやがて視界が開ける。出発して50分で住塚山に着く。曽爾高原方向が見渡せ、その先には、三峰山〜高見山、大台ケ原、大峰山系が見渡せる。これから行く国見山も確認できる。ベンチが置いてあるがぐらぐらして危なさそうであるが、上に乗っかかり撮影する。 住塚山山頂、三峰山〜高見山、大台ケ原、大峰山系が見渡せる 目の前にコツバメがとまる。今年2回目の確認だが、撮影は初めてになる。パノラマ写真は国見山に後回しにすることにしてしばらく休む。アセビの白い花も結構ある。ゼニクワガタに向け出発する。稜線の道で、アセビ越しの写真や、風景の写真を撮る。やがてヒノキとスギ林に入る。樹間から国見山がちらちらと見え隠れする。 カラマツ越しに国見山 ゼニガタワまでは15分程度、植林帯の中で、表示がある。帰りはここから屏風岩公苑に戻る。後続を待って、歩き始める。こちらも単調な道でしばらくで大きな岩が立ちはだかる。注意深く通過する。さらに進むと植林帯を抜け、落葉樹林の明るい道になるが直線的に急勾配を登ることになる。岩が露出したところにはロープがあり、これを頼りに登る。人気の山らしく、何組かのパーテイとすれ違う。青空が前方に見えるとそこそこ広い山頂に出る。眺望はなかなかで、木の低いベンチが置かれ、お昼には絶好である。若い女性のパーテイはしばらくで出発する。我々も思い思いに座って、お昼にする。持参のおやつもシェアする。眺めは文句なし、カメラをぐるりと回し、パノラマ写真を撮る。近くは兜岳・鎧岳、曽爾高原とクロソ山、遠くには三峰山〜高見山、大台ケ原、大峰山系、台高の山並みが続く。抜群の眺望を楽しむことができる。山頂に着くころから縄張り争いをしていたヒオドシチョウが良い姿で止まってくれる。 国見山山頂 パノラマ写真(兜岳・鎧岳、曽爾高原とクロソ山、遠くには三峰山〜高見山、大台ケ原、大峰山系、台高の山並み) 下山は同じ道をゼニガタワまで戻る。登り道が岩場や急坂で苦労したが、下りはそれほど注意することもなく快調に下る。もちろんロープや木を?まえての下りになある。ゼニクワガタからは左方向に下る。すぐに林道に降り立つ。しばらく歩くと、右手の山肌のところにシロイショウジョウバカマが咲いているのに気づく。林道を10分ほど下れば、屏風岩への分岐に出る。道は削られて痛々しい。滑りやすいところもあって。結構な勾配である。スギ林になって10分ほど登ったコルに着く。屏風岩山頂への表示がある。これを見送り、急坂を一気に下る。つづら折りになっていて気を付けながら下る。車で来た林道に出て、駐車場まで戻る。すぐのところである。 快晴に恵まれた1日だった。時間に余裕もあり、鎧岳の見どころになる撮影ポイントと、帰り道から数q山に入った仏隆寺に立ち寄った。仏隆寺の千年サクラは咲き始めで残念だったが、ソメイヨシノは満開だった。 鎧岳 仏隆寺の千年サクラは咲き始め チョウ コツバメ ヒオドシチョウ コースMAP(清水氏作成のマップを拝借) 2019年山の記録に戻る 作成日: 2019年4月18日 |