26) 瓢箪崩山532m : 2019年山の記録に戻る、 京都大原の里10名山は、地元の団体、「NPO法人京都大原里づくり協会」によって選ばれた大原周辺の山である。高い順から、皆子山(972m)、峰床山(970m)、ナッチョ(天ケ森)(813m)、水井山(791m)、天ヶ岳(788m)、焼杉山(718m)、大尾山(681m)、翠黛山(577m)、金毘羅山(573m)、瓢箪崩山(532mとなっている。今回登った、3山の山頂には、大原の里10名山と表示があった。皆子山や峰床山は京都の山でも良く登られる山であるが、大原の里10名山に入っていることは今回初めて知った。ちなみに私はいずれの山も踏破している。 今回は、1月に縦走した焼杉山〜翠黛山〜金毘羅山の続きになる瓢箪崩山を選んだ。国際会館から出発し、もう一人と岩倉駅で合流して寒谷峠を目指した。暑い中の登山ではあったが、静かな山行きを満喫した。 守山駅(8:14)〜山科駅(8:36、8:46地下鉄)〜烏丸御池(8:59、9:02)〜国際会館(9:16、9:20出発)−叡山電鉄岩倉駅(9:39、9:45出発)−公園(9:54、忘れ物戻り)−岩倉駅(10:00)−公園(10:07、10:12出発)−林道取り付き(10:30)−灌漑用池(10:37)−谷分岐(10:52)−寒谷峠(11:43〜11:48)−花園方向コース合流(12:00)−瓢箪崩山(12:06〜12:53、昼食)−寒谷峠(13:03)−静原分岐(13:39〜13:49)−江文峠(14:20〜14:32)−江文神社分岐−戸寺バス停(15:05、15:16バス)−京都駅(16:25、16:31新快速)−守山駅(16:57) 行動時間:5時間46分、歩行距離:11.3q 累積登高:609m JR、地下鉄を乗り継ぎ、約束の時間に国際会館駅に到着する。3人が揃い、もう一人が待つ叡山電鉄岩倉駅に向かう。川沿いの道を進むが、途中、表示に従い、右折、同志社の高校横を通る道を選んだため、遠回りになった。岩倉駅で4人がそろい出発する。私は、身軽になった準備でカメラを置き忘れ、途中で引き返す羽目になった。公園で待ち合わせ、15分のタイムロスになった。ナビに従い、比較的新しい街中を進む。大きな介護施設の横を通り、昔からの家並みのところから、右手のやや細い舗装道に入る。 しばらくで灌漑用池(飛騨池)に着く。結構古い池で雰囲気が漂っている。モリアオガエルの卵がぶら下がり、葉の上にはモリアオガエルも見られる、池では数羽のカイツブリも忙しそうに水の中にもぐっている。 灌漑用池(飛騨池) ここから本格的な歩きで、スギ林が続く。やがて幅広の林道となり、スギとヒノキの混成林が続く。聖護院門跡長谷廟所を過ぎ、二股になった谷を左手に進む。広い道だが、結構な勾配で汗が噴き出る。町からスギ林に入った時には涼しさを感じたが、登坂の歩きが続くにつれ暑さも苦になってくる。11時に小休止を入れる。フルーツ缶詰めをいただくが、凍ったフルーツは大変においしい。これから先、道は山道、ジグザグを繰り返す。休憩から40分ほどでやっと寒谷峠に出る。峠には6番と表示があり、瓢箪崩山、江文峠・金毘羅山、大原方面、などが書かれている。 寒谷峠(瓢箪崩山、江文峠・金毘羅山、大原方面などが書かれている) また、西の尾根方向にテープも張っている。休憩をとる。地図からは瓢箪崩山方向は尾根道だが、昨年の台風の影響か、倒木とがけが崩れて通れそうもないように見えた。右わきに回り道があり、迂回道ができているのだと思い進むが、山腹の平坦な道が続く。やはり崩れたがけを登るのが地図の道だと気が付いたが、迂回の道もそれほど時間がかかるようにも見えずそのまま進んだ。歩きやすい、樹林帯の中の道で、10分ほどで花園方向と書かれたコースからの道に合流する。こちらの尾根道を瓢箪崩山に登る。6分で山頂に着く。3人のグループが休憩中で、峠に向けて尾根筋を下って行った。このグループも、我々と同じコースを来て、下りは本来の尾根道をとるとのことだった。山頂は、南〜南東方向に視界があるが、北方向は樹間からになる。金毘羅山〜翠黛山、天ヶ岳などが何とか確認できる。 瓢箪崩山頂 比叡山、比叡山ケーブル駅が山腹に見える タップリと昼休みを取る。フルーツ缶詰、チーズ、その他おやつを分け合う。コーヒもおいしい。峠への下りは尾根筋だ。北方向や、岩倉の町並みも時折見られる。穏やかな道も急に変わり、最後は崩れかけた急斜面をつかまりながら峠に降りた。 この崖を下った。右手は行きの道(寒谷峠) ここからは表示に従い、江文峠に向かう。里山故、派生する道が多く、分岐が出てくる。稜線に沿った部分をひたすら進む。しばらくは緑豊かな道だったが、すぐに、スギやヒノキの林、常緑と落葉に入り混じったいかにも里山と言った道が続く。 峠から35分で、T字に突き当たる。左手は静原への道である。表示もしっかりとしている。ここで長めの休憩とする。その後、右手にまわる格好で登っていけば471mピークに着く。P471 の表示がぶら下がっている。これまでアップダウンを繰り返してきたが、ここからは江文峠まで下りになる。左手には作業道とみられる道が続いており、目の前の尾根筋で途絶えた。環境を大きく損なっているが、倒木や荒れた山の修復のためであろうか。いぶかしく思いながら最後の急坂をジグザグに下れば、江文峠に着く。東海自然歩道の表示、金毘羅と書かれた石碑がどんと構えている。ここで、ミカンの缶詰のサービスがある。乾いたのどに染み渡る。ゆっくりと休憩をと皆思っていたが、ここから戸寺バス停までコースタイム40分、時間は14:30である。15:16の京都行バスにぴったりとわかる。重い腰をあげ、東海自然歩道を歩く。集落で、1月に歩いた道に合流し、川沿いの道を急ぐ。バス停には15:05、10分前の到着で無事バスに乗れた。河原町付近で渋滞に出合ったが、1時間10分で京都駅に着いた。大阪方向へ帰る人と別れを告げ、新快速電車で守山駅に戻った。 対照的なモリアオガエルのショット コースMAP (国土地理院の地図を引用) 2019年山の記録に戻る 作成日: 2019年7月10日 |