34)御池岳1247m : 2019年8月17日 2019年山の記録に戻る |
滋賀県東近江市の鈴鹿国定公園内にある、標高1247 mの山で、三重県いなべ市と多賀町の境界に位置する。鈴鹿山脈の最高峰である。山は古生層の石灰岩からなり、藤原岳とともに鈴鹿山脈の北部石灰岩地帯に位置する。南北約3km、東西数百mの広い平らな山容の山頂部は「テーブルランド」と呼ばれている。山頂部には多くのドリーネの池とカレンフェルトが点在するカルスト地形が見られる。最大の池は、日本庭園近くの元池で、その南東には真ノ池がある。山頂部は丸山とも呼ばれ、山頂の西端には、ボタンブチ及び天狗の鼻と呼ばれる崖の上の展望地がある。山頂からは御在所岳など鈴鹿山脈のほとんどの山が望める。遠くには、伊吹山、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプスや恵那山などが望める。鈴北岳との鞍部にある鞍部付近の平坦地は笹枯れが進みコケ類が絨毯のように敷き詰められ、「日本庭園」と呼ばれている。(ウイキペディアより) 守山駅前集合(8:30、8:35出発)−鞍掛トンネル駐車場(9:55、10:06出発)−鞍掛峠(10:31〜10^36)−関電・中部電力鉄塔(10:10〜10:20)−1056mピーク地点(11:28)−鈴北岳(11:51〜12:00)−山頂への分岐(12:15)−御池岳最高点(12:31)−展望場所(12:34〜13:00)−御池岳最高点(13:04〜13:10)−真の池合流点(13:24)−鈴北岳直前の分岐点(13:33)−1056mピーク(13:48) −関電・中部電力鉄塔−鞍掛峠(14:24)−駐車場(14:37) 行動時間: 約4時間31分 、歩行距離 8.4km 累積登高 749m 守山駅で2名をピックアップ、鞍掛峠に向け出発する。峠の駐車場に予定に時間で到着する。高校生らしきグループが集合していた。準備を整え出発する。700m近くで暑さはずいぶんましである。峠までの杉林は涼しく、前日の雨の影響もあって沢筋は流れが速く、涼しげである。20分で鞍掛峠に出て、少し先の鉄塔下で一休みとする。この鉄塔は関電と中部電力のはざまにあり、点検の分担が赤と青で示されている。 吹く風は涼しく、一安心である。カエデの木が多い中を進む。尾根筋はしばらくは木々があり日陰が確保できる。1056mピーク前からはシダの敷き詰められた草地であるが、いつの間にかスギゴケがびっしりと生え、緑のじゅうたんになっている。ここ数年でこんなにも変化するものかと驚いた。今までになかったロープで侵入しないように保護されている。ピークからも絨毯越しに鈴北岳、その右手の鈴ヶ岳が一層引き立つ。 スギゴケの先に鈴北岳 こちらはスギゴケのかなたに霊仙山 このあたり、リョウブの白い花が目立ち、一本の木の下で休憩をとる。 リョウブの白い花の先に鈴北岳 スギゴケとシダで覆われた緑のじゅうたんはしばらく続き、気持ちの良い歩きが続く。 1時間45分をかけ、鈴北岳まで登る。山頂で一休みである。北方向には霊仙山が先ほどより良く見える。今頃の季節でなければ、白山や能郷白山、御嶽山も見えるところであるが、残念である。見下せば、今まで通行止めになっていた国道306号の改修工事が白っぽく見える。この部分はいまだに片側通行だ。山頂の左手に天狗の頭、その先に鋭鋒の藤原岳の山頂部分が、反対方向には鈴ヶ岳がみえる。フクジュソウの季節にはこちらは欠かせない場所だが、今日は寄り道をしない。日本庭園に向けなだらかな道を下る。同行のFさんはカルストの岩のあたりで食事をし、先に下山することになった。昼食は山頂でということで、2人は先を進む。 日本庭園の中を通って、御池岳へ向かう。こちらは従来から苔が絨毯のように敷き詰められ緑が映えて美しい。辺りの風景は日本庭園と呼ぶにふさわしく、素晴らしい。 日本庭園の中を進む 池もあって変化にとんだところである。ゴクミ谷への分岐を右手に取り、最高峰の丸山に向かう。急坂ではないが、最後は、石灰岩のごつごつとした岩がある道になる。所々でマツカゼソウが咲き始めた。山頂は北の見晴らしがイマイチだが、少し進めば北の鈴鹿山脈が一望できる。足元にボタンブチも見える。5月になればアカヤシオのピンクがまばゆいばかりに目に入るだろう。正面は土倉岳の先に竜ヶ岳、さらに北方向に鈴鹿山系が続く。右手には綿向山とおぼしき山容が目に入る。写真撮影と昼食休憩とする。 山頂写真 帰りは、すぐに下るのではなく。稜線に沿って進む。歩き慣れているため、下草(シダ)が大きくなって踏み跡が分からないが、ナビを片手に尾根筋を進む。下った先は真の池の横で合流する。ここからは来た道で、同じ道を戻る。下山はさすがに早く、鈴北峠から1時間程度だった。途中、コガラが目の前に止まってくれた。前回も撮影している。コガラが見られる尾根筋である。 コースマップ (国土地理院の地図から引用) 2019年山の記録に戻る 作成日:2019年8月20日 |