35)三上山 432m :2019年9月4日 2019年山の記録に戻る 、花・鳥・その他に戻る
 三上山(みかみやま)は滋賀県野洲市三上にある山。一般には近江富士として知られる。標高432m。、関西百名山としても知られている。ふもとには御上神社や滋賀県希望が丘文化公園がある。平野部の残丘(浸蝕から取り残され、孤立した丘陵。モナドノック(英:Monadnock))であるため標高に比して目立ち、琵琶湖を挟んだ湖西地方からでも望める。南西部を野洲川が流れる。歴史としては、『古事記』『延喜式』にも記述が見え、また和歌にも詠まれた由緒ある山である。紫式部が「打ち出でて 三上の山を 詠れば 雪こそなけれ 富士のあけぼの」と詠んだように近江富士という愛称がある。藤原秀郷(俵藤太)による大ムカデ退治伝説が残ることから「ムカデ山」の異名も持つ。中世以降、周囲の山々が燃料などの採取目的に伐採が続けられて、大規模にはげ山化していったが、三上山は取り残されるように青々とした山様を維持した。このことからランドマーク的に存在感を増し、松尾芭蕉が「三上山のみ夏知れる姿かな」と詠んでいる。登山道は西側に表登山道と裏登山道が、東側に花緑公園側登山道がある。また、山の中腹を回る、中道がある。(ウイキペディアより)
 オオトンボソウ、コクランが終わりしばらくご無沙汰していた三上山だが、9月になってミヤマウズラが適期だとの情報が入った。早々に出かけた。今年はラン科の花を目当てに、山頂まで今回を含め6回、中段の道や北尾根を加えると8回になった。情報通りですぐに見つけることができた。山頂では常連客に遭うことができ、下山時にも群生地を教えていただき、清楚な白い(薄ピンク)花を存分に鑑賞した。最後に、ナミヒカゲが撮影できた。
 
 御神神社駐車場(9:10着、9:15出発)−表参道登山口(9:20)−中段の道・表参道分岐(9:28)−中段の道分岐(9:34)−三上山山頂(9:59〜10:22)−表参道登山口(10:59)−御神神社駐車場(11:04、11:10出発)  
     行動時間:1時間49分  

御神神社駐車場に車を止め、出発する。表参道登山口でフェンスを開け、スタートする。昨日の雨のせいで岩の道は滑りやすい。裏参道駐車場からの道が合流し、さらに階段を上ると妙見堂跡に着く。少し先の道から表参道に入る。中段への道の分岐にあたる。割岩あたりまでは花は全く見られない。下山する人とあいさつを交わす。岩場の登りになり、慎重に足元に気を付けながら登る。手すりの部分を過ぎ、大きな岩が目立つ。一旦は平坦になるが、ここから先は何かにつかまって登った方が無難である。
ホツツジが咲きだした

あらためて手すりの道になり、最後に展望所を過ぎれば山頂である。
展望台から湖南平野と山並み

ここまで、ミヤマウズラの群生地を過ぎた。写真もそこそこだった。奥宮にお参りし、奥の最高点に行くと、常連さんの会話が弾んでいる。今年は、ミヤマウズラも多いそうだ。とはいうものの、盗掘で今まで見られた場所では見られなくなったと嘆いてあられた。カキランや周辺の山の花情報をお聞きし、同じ表参道を下る。聞いた情報でさらにミヤマウズラを見ることができた。他にも群生地を教えてもらい忙しく撮影した。この人たちは、裏参道に行き、再度山頂から花緑公園へ下りるのだそうだ。四季を通じて三上山に通い、くまなく歩き三上山を知り尽くした人たちだ。分岐で別れの挨拶をして駐車場に戻った。曇り空も晴れ間に変わり、汗をいっぱいかくことになった。

ミヤマウズラ
 

 

コースマップ(YAMAPを引用)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2019年9月5日