68)荒神山 283m :2020年10月6日 2020年山の記録に戻る 2020年花・鳥・その他に戻る
 荒神山(こうじんやま)は、日本の滋賀県彦根市の中西部に所在する山。琵琶湖を西に望む、近江盆地の一角、湖東地方の一角に形成された標高284mの独立峰である。山頂のおよそ300m北東に、三等三角点(標高261.48m、点名が「日夏山」)がある[2]。古くは平流山(へいるやま)と呼ばれていたが、奈良時代、行基が山頂に奥山寺を開山した際に三宝大荒神(さんぽうだいこうじん)の像を祀ったことから荒神山と呼ばれるようになった。周囲には宇曽川によって形成された平野が広がっており、北北西の麓に曽根沼が、さらにその先、山麓からの距離1km余りの北東には琵琶湖が開けている[3] 。また、北麓より300m離れた北北東に野田沼がある[3]。麓一円は田園地帯であり、山頂からは南北に広がる琵琶湖が一望できる。山の南側にある丘陵地には、滋賀県下第二の規模を誇る前方後円墳である荒神山古墳があり、この遺跡やその周辺からは弥生土器の破片のほか、馬具や金環・祭器などが出土している。 山頂には荒神山神社や荒神山城跡があり[4]、山麓には、唐崎神社(とうざきじんじゃ)・千十寺(せんじゅうじ)・天満天神社(てんまてんじんじゃ)・稲村神社(いなむらじんじゃ)などがある。4月の上旬から中旬にかけては桜の花が咲き乱れ、花見スポットとなる。また、6月の29日・30日には山頂の荒神山神社で子供の無病息災と火難除けを祈願するみなづき祭がある。近現代の設備・施設としては、山頂に彦根テレビ中継局・荒神山FM送信所、山腹にハイキングコースやウォークラリーコースがあり、また、山の周りにはサイクリングコースが設けられている。 北東麓には、野球場・テニスコート・運動場・公園設備、および、彦根市子どもセンターが設置されている彦根市荒神山公園と、県内の学校やスポーツ少年団の子供たちが合宿やキャンプなどに利用する彦根市荒神山自然の家があり、レジャースポットとなっている。(ウイキペディアより引用)

荒神山ウォーキングマップが彦根市から発行されている。これを参考に歩いた。端から端まで、一応考えられる最長のコースを歩いた。低山とはいえ、豊かな植生に驚いた。ここからの琵琶湖の眺めは最高だった。

 自宅−駐車場(9:20、9:30出発)−天満橋・顕影碑(登山口)(10:00)−参道合流点(10:25)−荒神山神社(10:53)−荒神山山頂(10:57)-林道荒神山線合流(11:07) -駐車場(:11:16)−石寺町への登山道−分岐(11:27)−石寺町集落口(11:46)−稲村神社西参道取り付き(12:05)−稲村神社(12:17〜12:55、昼食)−登山道(12:58)−分岐(13:18)- 山頂(13:39)ー展望台コース−三角点コース分岐(13:49)−三角点・日夏山(あずま屋)(13:53〜14:00)−分岐(14:05)−展望台コース−舗装道出合(14:17)-尾根筋コース−公園口(14:38)−駐車場(1442、14:52出発)−自宅
  行動時間:5時間14分 歩行距離:9.09q 累積登高:603m

 自宅を出て、荒神山公園の駐車場に着く。大きな駐車場があり、完備された施設に驚いた。公園内の桜並木の下を歩き、途中から川沿いの舗装道を歩く。東には、鈴鹿山脈が展開し、その前座の山々が見渡せる。公園内から離れ、草地になる。紅葉には早いが、マンジュシャゲやツルボの花が見られる。真紅のマンジュシャゲは特に鮮やかだった。
マンジュシャゲの奥に鈴鹿山脈の北部

林道日夏山線を過ぎると、大橋利左衛門顕影碑(登山口)の席地位があり、ここから登山道が伸びている。この山の緑化再生に取り組んだ記念だそうだ。本来の参道は上で合流できる。里山らしい雰囲気のスタートとなる。広葉樹林帯、植林帯、竹林、クマザサ、シダ、いろいろな植生が次々と現れる。登山口から25分ほどで参道に合流できる。良く歩かれたのだろう、道が削られている。しばらくで石畳の道になり雰囲気が出てくる。しばらく歩いて、石の階段の先に荒神山神社が現れる。
石の階段の先に荒神山神社
荒神山神社でお参りする。大きな牛が印象的だ。山頂らしき所がはっきりしないが、琵琶湖が一望できる見晴らし台に行く。ベンチがあり、ここで休憩を取る。田園越しに琵琶湖が見え、高島の高島トレイルの山並みが見える。


林道荒神山線を少しだけ使い、踏み跡に入る。一旦は林道を横切り、その下の駐車場に着く。ここからもおなじような景色を楽しめる。比叡山から比良山、さらに北の山々が広がる。青空に映える。
南方向には比良山が少し顔をのぞかせる

表示と地図で確認し、石寺町へ下る。踏み跡はしっかりしており、特段歩きにくくもない。ほぼ直線的に歩くが、それほどの急な坂ではない。樹林帯の中で見通しはないが気持ちよく歩く。10分ほどで、分岐に出る。帰りは稲村神社からこちらに合流する。右に進む。ここからはそこそこの急な坂もあり、結構長く感じる歩きだ。広葉樹林帯の平凡な道が続く。下り切った先は、網フェンスで行き止まり、低いフェンス部分に取りつき乗り越える。川になっていて、橋を渡る。
石寺町の山すそを南に進み、東に向きを変える。集落内にはいろいろな花が咲いており、鑑賞しながらの歩きになった。下岡部の集落は林道荒神山線の入口があり、稲村神社への道になる。左手に参道が別れ、こちらを歩く。広い道で、10分で稲村神社に着く。立派な神社でハギの花が満開で出迎えてくれる。時間もちょうど昼食時、誰もいない広い境内で腰を下ろす。

稲村神社

40分弱の長めの休憩をとる。神社を出た格好で直進が山道だ。ふと、足元にクリが、少々小粒だが結構な数が落ちている。思いもよらぬ収穫をして、意気込んで出発する。同じような道を直線的に進むと、午前に別れた分岐になる。汗ばむ陽気の中を山頂に戻る。登りは少し違った雰囲気を味わいながら、神社、山頂を通過する格好で進む。小高い部分があるが神社内の敷地だ。先に進むと前方に小高い部分が現れ、右手に道が分岐する。三角点コースであずま屋に行ける。別名日夏山の山頂である。尾根筋の穏やかな道で、明るい。すぐに三角点で、立派なあずま屋がある。もちろん三角点がある。北方向が開け、町の奥に鈴鹿の山並みが迫る。遠くは伊吹山で、逆の景色を楽しめる。おやつで休憩とする。

また同じ道を戻るが、先の分岐に行く必要はなく、荒神山古墳をまく格好で右手に進む。植林帯の道であるが、しばらくで展望コースの景色が楽しめる。左手、西側の眺望が優れている。

パッチワークのような田畑の模様

正面奥には多景島と奥に竹生島

林道が左の下に平行についていて10分くらいでその林道に出る。ここは横切って尾根筋を進む。アップダウン、細尾根の部分もあるが歩きやすい。20分くらい歩き、植林帯に出ると、右手に公園が見えだし、公園口に着く。唐崎神社があり、舗装道を右手に下って行けば駐車場に戻る。
荒神山のほぼ全体を周遊するコースをとったが、低山らしくない豊かな山だった。
西方向から見た荒神山全景

花他

コースマップ(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2020年12月31日