28)滝谷山 877m : 2021年4月2日 、2021年山の記録に戻る2021年チョウのページに戻る、 2021年花・鳥その他に戻る
 滝谷山は鈴鹿北の主稜線である御池岳の西側に並んで連なる尾根にある。御池川と犬上川に挟まれた尾根で、天狗堂・サンヤリ・滝谷山・大見晴といった峰々が並ぶ。滝谷山はその北のに端の部分にある。もっとも好都合な登山口はミノガ峠になる。峠が標高780mであr、標高差はわずか100m、距離は1.2qで、穏やかな尾根道を30分も歩けば到着する。尾根筋や高圧鉄塔の所から眺望が得られ、御池岳が眼前に迫る

 今回はこの山を選んだ理由は、2000年発行の滋賀の山に出ていた山名と大御影山の近くに同名の山があったからである。先にはサンヤリがあり、天狗堂から何度か歩いている。今回は出発が遅く、最初からサンヤリ迄は諦めていた。道はテープがあり、それを確認しながら進んだ。昼食をタイミングに引き返した。イワナシの群生地の近くだった。イワウチワの群落とショウジョウバカマを加え、ピンク色の花3種が揃った。往復で2度登山道をそれたがすぐに戻った。シャクナゲの季節に、天狗堂〜サンセリから足を伸ばそうと思う。急な坂は多いが、危険なところはなく静かな山歩きが出来る。峠までの道が少々ネックとなる。


自宅−306号線分岐(霜ヶ原)−霜ヶ原林道入口−ミノガ峠790m(10:25、10:30出発)−滝谷山877m(10:55〜11:00)−高圧電線鉄塔下(11:11)−ピーク(11:42)−P844(11:47)−P832(12:04)−尾根筋のイワナシ群落地・戻り(12:37〜13:07、昼食)−P832(13:22)−尾根筋間違い部分(13:39)−浦谷山(14:22)−ミノガ峠(14:43)
   行動時間:4時間12分   歩行距離:6.1q  累積登高:592m

 高畑山のミツマタを見に行った所の臨時駐車場が分岐になる。ここから306号線を離れ、右手に入り、すぐの左に分岐する霜ヶ原林道を進む。舗装され、結構広い道が続く。ヤマザクラが綺麗に咲いている。宗教関係の道場らしこところまではよく整備されている。ミノガ峠までは長く、曲がりの多い林道である。一応整備されているとはいえ、枝が張り出したり、落石が多く、運転には細心の注意が必要である。長い林道を進み、ひらけたところがミノガ峠である。舗装道の右手に車止めのある未舗装の道路が2本伸びている。

広い空き地になっており、一角に車を駐車する。昨年に歩いた人の軌跡を参考にスタートする。車のわだちがある右手の林道を進む。すぐに尾根筋への踏み跡が分岐する。スギ林の中に道が続く。
踏み跡のみ、入口

緩やかな道で落ち葉があって歩きやすい。シハイスミレ、タチツボスミレ、花はまだだがイワカガミなどが見られる。アセビ、タムシバも少々咲いている。しばらくで谷筋に沿って歩く。個人の持ち山か、無断進入禁止の表示がある。左手にそれるように斜面を登る。ヒノキの中に道が続く。登り切った先から尾根筋の道が始まる。テープ、踏み跡が続く。
所々で北側が開け、御池岳の鈴北岳〜鈴ヶ岳の稜線が目の前に広がる。マツの木が多くマツタケ山で、そのための禁止だったのだろうか。足元に少し花も咲いている。落葉広葉樹林が続き、登り切った先が山頂である。本の紹介では大きなマツの前で撮影をした写真が出ていたが、細い枝の木がびっしりと生え、視界はすこぶる悪い。山頂表示に三角点、ゆっくりとする気にはなれない。本では、御池岳に加え、伊吹山や霊仙山が見事に見えると記載されていたが、人もあまり入らないのだろう、20年で様変わりであった。本日のコースの唯一の山名の付くピーク、撮影だけはしておく。
そっけない山頂、下には三角点

先を進む。しばらく進むと右が崩れ落ち崖になっている。木も傷んでその中を進む。

右手が崩れ落ちた崖っぷち

細い尾根筋を進む。ショウジョウバカマがコケの上できれいに咲いている。高圧電線が左に分岐する尾根筋にある。あたりは刈り込まれ、見晴らしがよい。景色を眺めに寄ってみる。この尾根筋を辿るルートがあるようで、昔のう本に出ていた道だ。

もとに戻り、稜線上を歩く。植林の中の道を進む。踏み跡や所々に出てくるテープを確認しながら進む。やがて前方に大きな尾根筋に合流するように登りになる。そこそこの急坂で、植林帯になる。イワウチワが見られるようになる。大体は南北の道だが、左手に尾根筋を進む。分岐があり、登った先がP844である。イワウチワが少しある。元に戻り、尾根筋を進む。開けたところに出て、山並みを望む。

しばらくでl細尾根に急坂にかかる。P832の手前では、西方向、日本コバの平坦な山並みが見える。

日本コバの平坦な山並み

いよいよ岩場も出てくる、やせ尾根の急坂である。シャクナゲの群落、イワウチワが続く。昼時間になるが、急な坂ではお日休みも落ち着かない。登り切った先の比較的平坦な所に陣取る。御池岳方向の眺望が広がり、足元の崖にはイワナシのピンクが綺麗だ。集団であちらこちらと群落を作っている。t
昼食場所から御池岳

帰りは同じ道を通るのだが、大きな支尾根の部分で直進をしてしまった。こちら方向、まき道にもなっていて踏み跡がある。このから先は高圧電線が続いている。巡視路出もあるのか、テープとしっかりした踏み跡が続いていた。元に戻る格好で山腹を横切り、元の尾根筋に戻った。帰りは撮影もほとんどなく、浦谷山にはもう一度立ち寄ったあと峠に戻った。1時間35分、思ったよりも早かった。

昼食場所から先は、シャクナゲの時期に天狗堂〜サンヤリから足を伸ばすことにした。4月24日の実施になった。



 
 シハイスミレ  イワウチワ  イワナシ  ニシキゴロモ  ショウジョウバカマ
         
 ハコベ タチツボスミレ   タムシバ    

コツバメ

ルリタテハ

ルートマップ(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2021年4月8日