46)学能堂山1021m 関西百名山:2021年6月14日 、2021年山の記録に戻る、2021年チョウのページに戻る、 2021年花・鳥その他に戻る 学能堂山(がくのどうやま)は、三重県と奈良県の県境にある山で高見山地に属する1,021 mの山。関西百名山の一峰。三重県では「岳の洞」とも呼ばれている。山頂は360度の展望があり、三峰山や高見山、大洞山や尼ヶ岳などを一望できる。山名は、かつて山頂に文殊菩薩が祀られ、知恵を授かるためにの信仰があったことに由来する。 、鈴鹿山系でベニバナヤマシャクヤクの白花を観察し、赤花が見たくなった。少々遠かったか躊躇なく出かけた。雨の後ではあったが歩くには支障なく、無事観察できホッとした。スギ林の単調な登りも沢山のサワガニで気が紛れた。下山時、風向きが良くなり、ウッギの香りに包まれた。天気予報が外れ、空も味方してくれた。山頂でヒョウモンチョウやキアゲハなどのチョウに出会い、追っかけをしたがうまく撮影できなかった。 自宅−368号線-369号線−御杖村神末上村駐車場(8:50、8:58出発)−登山口(9:19)−コマス峠(9:56)−白土山980m(10:22)−東俣山(10:36)−学能堂山1021m(11:00〜11:50)−東俣山(12:09)−白土山(12:23)−コマス峠(12:47)−コマス山850m(12:52)−コマス峠(12:56)−登山口(13:27)−駐車場所(13:45)−自宅 行動時間:4時間47分 歩行距離:7.9q 累積登高:709m 1号線の甲西から広域林道に入る。今回もまた広域林道への右折を怠り、先で広域林道の戻った。ロスはあまりなかった。壬生野ICは少し混んでいたが、西名阪国道を順調に進み、伊賀上野ICで368号線に入る。近鉄の桔梗ヶ丘駅の傍を通り美杉を経過、御杖村に入る。道の駅に立ち寄り、その後、少し道を間違え、村内の細い道を走ったが、御杖村青年旅行村への本堂を進み、ナビに従って、御杖上村に着く。村人に橋を渡った先の広場を聞き駐車する。スパッツを付け出発する。 右手の空き地が駐車場所 雨上がりの湿ったた林道を20分ほど歩き、スギの中の登山道に入る。しばらくで谷筋のそばの道を歩く。雨で枯葉が流れているが、それほど滑りやすい道ではなかった。時間がぴったりなのか、活動するサワガニが多かった。思わず踏みそうになるほどであった。 サワガニが次々 薄暗い植林の道で、スギやヒノキの混林となった所が多かった。コスマ峠まで37分、左に尾根筋を登って行く。 コマス峠、左手に進む 植林一色だった登山道もやがて、右斜面が広葉樹林帯になり、緑豊かになっていく。峠から25分ほどで白土山山頂である。その前からウツギが多くなり、エゴノキと共演する。今まで視界が中なかった尾根筋を少し開けてくる。 白土山山頂 植林の道を詰め、樹林帯に東俣山の表示が出てくるが目立たない。しばらくで前方が開け、モチツツジも出てくる。ウツギのトンネルを過ぎてしばらくでウツギ越しに前方に山頂付近が現れる。 前方に山頂 滑りやすい急な登山道を登り切ると大きく視界が開け、360度のパノラマとなる。右手の斜面にベニバナヤマシャクヤクが見られる。まずは一安心、早々に撮影する、メインの枝の花は散っていて、めしべの実だけになった株もあるが、まだ全体が元気な株もある。想像していたよりは株数は少なく、鈴鹿の白い花とは大違いだった。それでも、時期的には遅いのではと心配していたが、ホッとした。山頂表示に出る前に斜面を歩き撮影を続けた。 予定の2時間で山頂に到着する。早い朝食で、お腹も空き昼食休憩を取る。雲がかかって見えなかっら稜線もあっという間に雲が散り、山頂表示越しに高見山の三角山容が目を引く。三峰山に続く尾根筋、さらに先には左方向に稜線が続き、局ヶ岳が広がる。昼食中、キアゲハやヒョウモンチョウが現れ、そのたびに追っかけるがとまってくれない。山頂には5人のパーテイが先に陣取っていて賑やかだ。昼食の後、花撮影、チョウの追っかけと長い休みになった。 曽爾高原の山々 三峰山 山頂表示と奥に高見山 もう一度景色を眺め、もう一度花の中を探って戻る。やや山には雲がかかって来たが、午前中の曇り空とは打って変わって次第に暑さもました。明るくなった尾根筋を楽しみながら、ウツギ、エゴノキ、モチツツジ、タンナサワフタギを確かめながら下った。風下ではウツギの香しい匂いで満たされた。エゴノキも匂うそうだが、花ではないのかもしれない。早い時間で下り、コスマ峠から、三峰山への縦走路になる尾根筋へ直進した。すぐにコスマ山に出るが樹林帯の中の平凡なピークだった。前日は結構な雨だったのか、枯葉が押し流されたりして、登山道は黒くむき出しだったが、ストックで滑ることはなかった。フタリシヅカも多く、これから花が本格化するのであろう。駐車場所まで1時間55分で下った。天気は途中から快晴になり、暑さが一層増した。冷たいものでのどを潤した後、道の駅でお土産を買って、元来た道を戻った。渋滞にあうこともなく無事帰りついた。 チョウは結局、ヒメジャノメのみが撮影できた。 花
チョウ ヒメジャノメ ルートマップ(YAMAPより引用) (国土地理院の地図を引用) 2021年山の記録に戻る、2021年チョウのページに戻る、 2021年花・鳥その他に戻る 作成日: 2021年6月16日 |