56)妙高山 2454m 日本百名山:2021年8月2日 、
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妙高山(みょうこうさん)は、新潟県妙高市にある標高2,454mの成層火山で、北信五岳の一つであり、その中では最高峰。日本百名山に選定されており、妙高戸隠連山国立公園に属している。
 馬蹄形をした爆発カルデラの外輪山と、中央火口丘となる最高峰の溶岩ドームから構成される火山。活火山のランクCに指定されている。 新潟県を代表する山の1つであり、越後富士(えちごふじ)の異名を持つ。北信五岳のひとつとして親しまれる。また近隣の火打山、焼山と共に頸城三山を形成している。山麓には温泉が沸き、冬期ウィンタースポーツのリゾートエリアとしても知られる。山名は、古くは「越の中山」(こしのなかやま)と呼ばれていたものが、好字二字令により「名香山」と当て字され、それが「みょうこうざん」と読まれるようになり、「妙高山」の字が宛てられたものである。
 地学的には、北部フォッサマグナの糸魚川静岡構造線のすぐ東側に位置し黒姫山、飯縄山、斑尾山、新潟焼山と共に妙高火山群をなし山体の基盤からの高さは 1200m、体積は 50kmで、主に輝石安山岩、角閃石安山岩を主体とする安山岩(SiO252%-60%)質の成層火山であるが、高アルミナ玄武岩、角閃石デイサイトなどで山体が構成される。山体崩壊する以前の山頂は標高2,800 - 2,900m程度であったと推測される。単純なひとつの成層火山では無く、4つの独立した成層火山が積み重なっている多世代火山である(ウイキペディアより引用)

火打山からの縦走以来20年ぶりだった。その時には、笹ヶ峰バス停から出発し、火打山を往復、妙高山から燕温泉に下山した。1日で歩き通したから元気だったに違いない。今回は燕温泉の往復になった。昔の縦走路を歩く人はほとんどなく、同じ道の往復になった。赤倉温泉源泉への道を通り、その後、急坂を登り切って天狗堂まででずいぶんと汗をかいた。クサリ場や岩場は気がまぎれ、やっとの思いで山頂に着いた。北峰で昼食を取っている間に周辺の山々にかかっていた雲がはれ、眺望を楽しんだ。花の数が多くはなかったが、高山チョウ、ベニヒカゲを見ることができて嬉しかった。スマホの電池残量が少なくなり、YAMAPの軌跡が正しく記録されなくなって、登山口で切ってしまった。

宿−燕温泉日帰り用駐車場(5:55着、6:02出発)−日本の滝百選・惣滝展望所()-登山口(7:10)−赤倉温泉源泉管理所()−麻平分岐(7:27)−胸突き八丁()−天狗堂(8:30)−風穴・8合目(9:01)−クサリ場・9合目(9:34)−妙高山南峰(10:12)−妙高山北峰(10:24〜11:02、昼食)−南峰(11:11)−合目(10:39)−天狗堂(10:44)−赤倉温泉源泉管理所(12:12)−登山口()−駐車場(12:25、12:35出発)−宿

 行動時間:8時間55分  行動距離:10.1q   累積登高1500m

3日間の北信5山、中日の今日は長い歩きになる。6時の出発を目指し宿をチャックアウトする。一部舗装道が通行止めのため、分かりやすい道を選ぶ。立派な道が燕温泉まで通じている。温泉に入る手前の日帰り用駐車場に止める。トイレ、山の簡単な案内がある。

早々に出発する。温泉は建物が古くさびれた様子だ。舗装道を歩く。途中、日本の滝百選・惣滝展望所に立ち寄る。はるか先の谷に惣滝が見える。
日本の滝百選・惣滝

元に戻り車道を歩くと、ひっそりと登山道の表示が出てくる。登山道だが、赤倉温泉源泉管理所までは舗装された道になっている。絶壁の横を歩く。途中から勾配が強くなり、つるつるした舗装道は滑りやすい。階段状の道が傍にある。しばらくで合流する。赤倉温泉源泉管理所に着く。
赤倉温泉源泉管理所(ふりかえって)

先には切れ立ったむき出しの崖に滝が迫力ある姿を見せる。称明滝、光明滝だ。
称明滝、光明滝

山腹に沿って進む。エゾアジサイが綺麗だ。谷に出る。麻平分岐である。その先にも分岐がある。沢はイオウのせいだろう岩が真白くなっている。
当初は右岸、しばらくで左岸を歩く。涼しかったが次第に蒸してくる。岩が多くなるといよいよ胸突き八丁だ。長く感じる。歩幅も乱れる。やっと抜け、右手の視界が出てくると天狗堂である。リフトのある高原への分岐になっている。洞もある。水補給を兼ね休む。
天狗堂
出発して2時間30分、少し平坦になる。左手に光善寺池を見て先に進むと、いよいよ急な坂になってくる。30分で風穴のある8合目である。3つの穴があり、冷たい風が顔に吹き付ける。ホッとする。いよいよこれからの1時間余りが急な坂や岩場・クサリ場になる。9合目の表示がかかる先は見上げるような岩場になる。
クサリ場・9合目
岩をつかみ、クサリにつまりながら通り抜ける。視界は抜群、昨日の斑尾山と池尻湖、
斑尾山と池尻湖

黒姫山、その奥に飯縄山右手に妙義山から高妻山が見渡せる。
黒姫山、その奥に飯縄山右手に妙義山から高妻山
いろいろな花が出てくる。撮影も忙しい。回り込んで最後の岩場を登る。すぐだろうと思っていたがなかなかに時間がかかる。出発して4時間10分、やっと妙高山南峰に着く。
南峰
ざっと景色を楽しんだ後、北峰に向かう。大きな岩がある、広い山頂の広場である。岩の上に登れば、火打山から焼山の山容、雨飾山が一望できる。
妙高山北峰

火打山から焼山の山容、雨飾山が一望

時間は10時30分、朝食を取ってから5時間、お腹もすいている。ゆっくりとお腹を満たす。スマホをチェックすると、機内モードにし忘れたため、電池の残りが際どくなっている。大阪から来たという2人連れが充電池があるからと声をかけてくれたが、Apple対応、使えない。ぎりぎりで止めるしかない。途中、節電モードにしたため、軌跡が取れず、直線になってしまった。周辺の景色や花を撮影し、後ろ髪を引かれる思いで下山にかかる。辛かった登りだったが、十分に気を付天狗堂までは思いのほか早かった。しかし、暑さもあって体力の消耗も激しい。明日もある3日連続であるため、急がず進む。胸突き八丁を下った先で、沢筋を進み、右手の山腹の道からずれてしまった。山頂で話をした2人ずれの声を頼りに、本来の道によじ登った。赤倉温泉源泉管理所でいっぷく、登山口で山ナビを終了して車道を歩いた。至る所でチョウに出会い、しばしば足をとめた。暑い中、何とか長い歩きを終えた。途中のコンビニで、コーヒと明日の食料、飲み物を補給した。宿に戻り、温泉で汗を流した。


         
         
         
         
         
         
         
         
         
         

チョウ
アサギマダラ イチモンジチョウ クモマベニヒカゲ ヤマキマダラヒカゲ ヒメキマダラヒカゲ
サカハチチョウ ミドリヒョウモン スジグロシロチョウ ヤマトスジグロシロチョウ

ルートマップ(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2021年9月3日