7) 三草山(大阪府能勢町) 564m : ゼフィルスの森、ヒロオビミドリシジミ、ミズイロオナガシジミ、アカシジミ、
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三草山は大阪府豊能郡能勢町と兵庫県川辺郡猪名川町の府県境に位置(ただし、山頂の二等三角点設置場所は能勢町上杉並びに長谷の両地区にある)する、標高564.0mの独立峰の山である。地元能勢に住むこの山付近の雑木林の地権者が先祖代々から引き継いだ雑木林の形式を残す意向を示したことで保全事業を開始する事となった。1992年6月には、その同意を基として、三草山の南東側のナラガシワが多く繁茂する約14.48haのエリアについて、財団法人大阪府みどりトラスト協会が地権者である稲地生産森林組合(約5.15ha)、平野共有林(約4.93ha)、神山共有林(約2.39ha)、上杉共有林(約2.00ha)の所有者と、30年間の地上権設定契約を交わし、生えている木を買い取ることとした。1992年9月には、大阪府内では、見慣れないナラガシワを含む里山的景観を残しており、更に、チョウ類の仲間で非常に限られたエリアにのみ分布することが確認されているされているヒロオビミドリシジミをはじめとするミドリシジミ類の貴重な生息地となっていることを理由に、その雑木林が三草山ゼフィルスの森という名前でそれらの保全を図る事を目的に大阪府緑地環境保全地域の指定を受けた。(ウイキペディアより)

守山自宅(7:50)−栗東IC−中国豊中IC − 能勢町神山ー 登山口の貯水池の空き地に駐車(9:35、9:42出発)−ゼフィルスの森一帯でチョウ撮影(10:45:〜14:45)−三草山山頂(10:25〜10:40)−ゼフィルスの森一帯でチョウ撮影(10:45:〜14:45)−駐車場所(15:05、15:10出発) 

 登山というよりは、この時期に見られるヒロオビミドリシジミの写真目的である。昨年に引き続きであるが、今年は1週間早めた。京都南を過ぎ、京都縦貫道に入るのを間違え、結局中国豊中ICまで行くことになった。川西能勢からのアプローチになった。とはいえ、約9qの余分な走行だけで、高速代はあまり変わらなかった。今回は登山口近くの貯水池の横の空き地に止めた。同じ目的の夫婦ずれに出会い、挨拶を交わす。一番のポイントに行く前に、寄り道したが残念ながら見られなかった。引き返し、ポイントに着く前に1人出会う。どうも余りたくさんいるようではなさそうだ。ゼフィルスの森は保護のため、採集は勿論、安易な立ち入りは厳しく制限されている。進入禁止の立て札があちらこちらにあり、自然、皆が同じ場所に集まる。カメラばかりで複数の目で見るため、見つけるのも、確認も用意だ。しかし、数も少なく、遠くで、良いカメラアングルにならない。確認できたチョウは、ヒロオビミドリシジミ(オスメス)、 ウラジロミドリシジミ(綺麗な撮影までには至らなかった)、ミズイロオナガシジミ、ウラナミアカシジミ(確認のみ)、アカシジミ、ナミヒカゲ(多い)、オオチャバネセセリ、ムラサキツバメなどが見られた。お昼を食べたあと、山頂に向かう。15分ほどである。山頂からは北摂の大船山、有馬富士、妙見山が見られた。コミスジやナミヒカゲもいた。しばらく山頂でお昼を食べている登山者と話をし、元の観察地に戻った。午後からは晴れて、気温が上がり蒸し暑くなった。次々と撮影者が帰り、一人で14時40分まで粘った。一人になって、結構よい写真を撮ることができた。ヒロオビミドリシジミのまんじも何回か見ることができた。


ヒロオビミドリシジミ
ヒロオビミドリシジミ ヒロオビミドリシジミ
     
 アカシジミ   ミズイロオナガシジミ   オオチャバネセセリ

     
 大船山  モリアオガエルのタマゴ  

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作成日: 2015年6月20日