5)信州チョウ撮影(開田高原、白馬村) :2019年5月8〜9日、チョウのページに戻る2019年花・鳥・その他に戻る  
 2018年は、春先異例の高温で、サクラや虫は随分と早くなってしまった。連休明けの遠征では時期が合わず、2019年に持越しになった。5月の連休は10連休異例の長さとなったが、連休明け、好天を選んで信州のチョウ撮影に向かった。
 今回はギフチョウのイエローバンド狙い、有名な開田高原と白馬村を選んだ。いずれの候補地もこのタイプ狙いの人がたくさんいた。まだ連休が続いているかと思うくらいであった。さすがに仕事のある人はいなかったが、10連休明けにも関わらず活気にあふれていた。目的のイエローバンドは空振りに終わり、再チャレが必要になった。白馬村での撮影の後は、姫川源流や親海湿原で花を楽しんだ。

5月8日

自宅(3:15)−栗東IC−恵那峡SA(5:20〜5:30)−中津川IC−19号線−20号線−開田高原(7:30〜13:30)−白馬村(15:40) 
 どんぐり村ペンションぼくんち宿泊
 
高速の割引きを狙い早朝に出発する。中央道に出るまで一気に走り、恵那峡SAで朝食休憩する。中津川ICで19号線を北上し、御嶽山に向かう20号線を走る。その後も20号線で開田高原に向かう。途中、白く覆われた御嶽山が何度か見られる。開田高原に入り、しばらくトイレのある駐車場で休憩する。時間は7:30、湿地をめぐる。ミズバショウ、キンレイカと花がみられる。サクラも咲いてよい雰囲気を感じる。そのあと、御嶽山を撮影してしばらく時間調整をした後、聞いてきたポイントを確認する。
晴天に映える御嶽山

チョウの気配はなく歩き回って時間をつぶす。車道に出たところで名古屋からの撮影者と出会い、昨年撮影したというところに一緒に行く。結構長い時間を待つ間、林床のショウジョバカマ、ヒメイチゲ、などの花を撮影する。10;30をまわり、やっとギフチョウが吸蜜に現れる。ゆっくりとは止まってくれないので忙しく後を追う。いったんここを離れ、林内に戻る。網を持った結構たくさんの人と会い、話を交わす。いずれもイエローバンドはだめだったとのことであった。彦根からの人とも出会いしばらく一緒にいる。しばらく前に来たところだが、オスのバンドをゲットしたとのことだった。人工的に飼育してバンドタイプを羽化しているとのことだった。その後、しばらく一緒に歩き、撮影を優先してもらったが、いずれも空振りだった。もう一度御嶽山の撮影ポイントに行き、13:30には開田高原を離れた。元来た道を戻り、19号線を北上、塩尻ICから安曇野ICを走り、それから先、50q以上を走ったのち、白馬村に入った。順調に走ったため、時間に余裕があり、宿泊の主人に明日の予定のポイントを確認し、周辺を探索した。宿泊は、どんぐり村ペンションぼくんちだったが、村の観光局に花や自然に詳
しいことで問い合わせたところ、紹介してもらった。主人は、北アルプス山岳ガイドをしていて、植物写真家で白馬マイスターとしても活動している。花の本も出版している。私が入った日にも、宿泊客を案内していたそうだ。夕食時に花や周辺の見どころをいろいろ聞くことができた。この宿、ロケーションがよく、食事もおいしく楽しく過ごすことができた。

ギフチョウ

5月9日
 宿(8:30)〜周辺探索〜五竜カタクリ苑〜貞麟寺〜八方尾根ゲレンデ〜貞麟寺〜親海湿原・姫川源流(14:30〜15:30)〜自宅
 朝食前に白馬三山の撮影ポイントである白馬大橋に行く。車ですぐのところで、朝日に輝くとはいかなかったが、いい写真が撮れた。
白馬三山(白馬鑓ヶ岳〜杓子岳〜白馬岳)と小蓮華岳)

八方尾根の向こうに五竜岳、さらに左に鹿島槍ヶ岳

宿に戻り、シラネアオイと白いイカリソウも忘れずに撮影した。朝食時、窓の外には子供のが現れたが、撮影する機会を逃した。

豪華な朝食をいただき、コーヒーのお代わりもして宿を出た。やはり高原のこと、やや肌寒さを感じる。心配した天気も良い法にはずれ、周辺散策でスタートする。その後、五竜カタクリ苑に向かう。連休後ゆえ、群生地のすぐそばまで行くことができる。斜面一面がカタクリで覆われている。群生地には中に歩道もあって上の方まで歩くことができる。
五竜カタクリ苑の大群落

周辺には、イチリンソウ、キクザキイチゲも咲いている。さて、ポイントの貞麟寺に向かう。すでに撮影者が数名来ていた。ここはギフチョウとヒメギフチョウの両方が観察できる場所でもある。太陽が雲に隠れ、晴れそうで晴れない時間が続く。八方スキー場の方に一旦は向かう。ゲレンデそばを歩き、ギフチョウを撮影できたが、普通種だった。林内には、鳥の姿も見られた。しばらくいた後、貞麟寺に戻る。コンビニで買ったお弁当を食べながらの撮影になった。日差しも強くなりヒメギフチョウ、ギフチョウが現れる。ゆっくりと思ってくれる個体もあって、ゆっくりと撮影できた、数はそこそこ撮影できたが期待のイエロバンドは成果なしに終わった。

ヒメギフチョウ

ギフチョウ

少しばかり粘ったが、結局あきらめてここを離れた。あとは、親海湿原と姫川源流で花を楽しんだ。親海湿原はスミレが多く、特にオオタチツボスミレが多かった。エイザンスミレがたくさん見られ、大いに満足した。
エイザンスミレ

花どころだけあって、久しぶりの訪問を楽しんだ。花見物に来た人たちとの会話もまた楽しかった。1時間余りの滞在で、滋賀県に戻った。道路はスイスイで早めに戻ることができた。

         
 カタクリ  プリケアナ(外来種)  シロバナエンレイソウ    ネコノメソウ
         
 オオタチツボスミレ    エンレイソウ  キクザキイチゲ  スミレサイシン
         
 タチツボスミレ  キジムシロ      ヤマエンゴサク
         
 ニリンソウの大群落  ヒメイチゲ  ショウジョバカマ    

チョウ
それ以外のチョウとしては、スジグロシロチョウ、コツバメ、ヒオドシチョウ、クジャクチョウ、アカタテハ、

キビタキ(開田高原)
クロツグミ(メス)、親海湿原

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作成日: 2019年5月17日