8)ハチ高原・高丸山 1,070m : 2007年7月8日 2007年チョウに戻る、 2007年山の記録に戻る
中国山地第二の標高である氷ノ山と鉢伏山は、兵庫県屈指のスキー場銀座でハチ北、ハチ高原、氷ノ山国際など複数のスキー場が集中している。鉢伏山の西尾根のピークに高丸山というマイナーなピークがあり、この山が、絶滅危惧種になっている、ウスイロヒョウモンモドキの生息地である。鉢伏山 (標高:1221m ) の南斜面、標高800〜900m付近に広がるハチ高原と鉢伏高原、地図上では、鉢伏山を南北の軸として,東側をハチ高原、西側を鉢伏高原と表記されている。近畿地方で屈指のスキー場として知られ、シーズンともなれば、一帯は色とりどりのスキーウェアーで印象的である。鉢伏山は、林間学校の集団登山のために、登山道がよく整備されていて、春や秋には高原歩きの気分で登山が楽しめる。雪解けから山開きの間は、オフシーズンになるが、高山植物や、野鳥の観察などゆっくりと自然を満喫できる。高原は、なだらかな丘陵をなしています。氷ノ山の山容も指呼の間に見え、鳥の声が響き、高山植物の可憐な花が輝いている。
自宅5:30出発−高原入り口(8:40、蝶観察)−ハチ高原交流促進センター(9:30、11:00観察スタート)−スキー場ゲレンデ−まき道(蝶観察)−上越峠−高丸山頂(12:20〜13:00、昼食)−ゲレンデ歩き− ハチ高原交流促進センター(14:50)
歩行時間約 4時間 昼食含む
ウスイロヒョウモンモドキの観察会に参加した。歩く前に、 ハチ高原センターで保護活動の説明、チョウの生態、ハチ高原の自然を勉強する。参加者を含め、総勢40名、にぎやかな観察会となった。ゲレンデをゆっくりと歩く。ゲレンデ最上部から、直接高丸山に登るのでなく、右手の草原を中心に、まき道を上越峠まで行く。左手の草原には、ウスイロヒョウモンモドキが良く観察できる。草むらに入り、進むと、アイノミドリシジミが休息している。目の前で、絶好のチャンスに出会う。前日に、一部捕獲、目印を入れ放蝶、翌日再度捕獲して、目印入りの数を調べ、割合から全体の生息数を推定する方法をとっている。保護活動の成果はあがっているようだ。峠からすぐに山頂である。たっぷりの昼食休憩となった。今度は、左手になる草原を気にかけながら、元の道を目指す。説明を聞きながらゆっくりのペースだ。リフト最上部へ戻り、出発の
ハチ高原交流促進センターに戻った。反省会を簡単に済ませ、お礼を述べて、帰途についた。
チョウ
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ウスイロヒョウモンモドキ |
ウスイロヒョウモンモドキ |
アイノミドリシジミ |
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ウスイロ(スジ入り) |
ウラギンヒョウモン |
ヒオドシチョウ |
コキマダラセセリ |
同左 |
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オオチャバネセセリ |
コチャバネセセリ |
コミスジ |
ヒメウラナミジャノメ |
ガ |
その他
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作成日 2014年8月23日 |