11)京都府立植物園 :2018年4月20日、 2018年花・鳥・その他に戻る、2018年チョウのページに戻る 京都府立植物園は、 京都市街北部の左京区に位置し、東は比叡山、東山連峰を望む。西に加茂の清流、北は北山の峰々を望むことが出来る。日 本で最初の公立植物園として、1924年(大正13年)1月1日に開園した。1946年(昭和21年)から12年間は、連合国軍に接収され閉園されたが、1961年( 昭和36年)4月に再開した。園内には面積24ヘクタールの広大な敷地に約12000種類、約12万本の植物が植えられている。日本の四季の花が見られる 花壇や洋風庭園、熱帯植物を集めた温室がある。北半分は半木(なからぎ)の森と呼ばれる自然に近い森を利用した生態植物園などがある。園内のツ バキ園やサクラ園は必見である。 2015年以来、3年ぶりに訪れた。昨日の琵琶湖岸の吉川緑地公園で空振りに終わったツマキチョウを探しての訪問である。この時期、桜や山野草は やや時期遅しであるが、シャクナゲやボタンが最盛期である。その他の花々も期待にたがわぬ美しさであった。植物園はたくさんの人達で賑わい思い思 いに花に見入っていた。撮影する人も多く、海外からの観光客が目立った。 京都駅から地下鉄に乗り、北山でおりる。駅からすぐに北山口に行くことができる。今回、初めて70歳以上の無料を体験した。一歩園内に入れば、色と りどりの花が迎えてくれる。花に誘われ、右回りに園内を歩く。 ・ワイルドガーデンは花盛り。それに続く、桜品種見本園やツバキ園は時期が過ぎている。針葉樹林帯を左手に進み、四季彩の丘が見え、いろいろな花 が目につく。エビネ、クリンソウ、サクラソウ、アマミアセビの白い花、たくさんの花をつけたオキナグサ、大木につるを張って先まで行きそうなクレマチス モンタナ等々、カメラに忙しい。先に進めば、芝桜が絨毯になって美しい。いろいろな花も咲き、チョウが舞う。お目当てのツマキチョウのメスが見つかっ た。 大木につるを張って先まで行きそうなクレマチスの花 ・ウメやサクラ林はとっくに季節を過ぎ、リンゴの花のみが咲いている。ここで、一旦鑑賞温室に入る。 @高山植物室 2014年に設置されたときには、各地の協力で多くの絶滅危惧種や貴重種が展示された。登山ではなかなか出会えない幻となっている花にも出会えたが 、翌年には定着しなかったようである。また、ヒマラヤの青いケシ(メコノプシス ベトニキフォリア)など海外の花に出会えるのも貴重だ。今回は、Web検 索でコマクサが咲いているというので、チョウ観察と合わせて見学した。コマクサ群生地でもなかなか出会えない白いコマクサを見られたことは幸運だっ た。他にも、、クロユリ、チシマフウロ、ユキワリコザクラ、チシマキンバイ、ヤクシマヒメヒカゲツツジ、シコタンハコベ、シコタンソウ、ゴゼンタチバナなど 早い花を楽しむことができた。
A温室 音質はいくつかに分かれている。最も華やかなラン・アナナス室、砂漠・サバンナ室では大小さまざまなサボテンを楽しめることができる。花の時期にな れば原色の綺麗な花が見事だ。ジャングル室には巨木が、有用作物室ではおなじみの果実が、昼夜逆転室では夜に咲く花がそれぞれ鑑賞できる、温 室ので入り口には特別展示があり、一休みもできる。2つ紹介する。 マツヨイクサ(昼夜逆転室) ジェイド・バイン(ルソン島原産 マメ科) ・温室で時間を十分使い、鑑賞した。ここからは先を進み、西洋シャクナゲ、洋風庭園を楽しむ。目にもあざやかな色とりどりのシャクナゲは、豪華その ものである。足元にはシャガも多い。西洋庭園の目玉はバラであるが、もちろん先の話になる。噴水のある沈床花壇はゆったりとした雰囲気で一息つく には良い。カップルも多い。反時計回りの外側コースを進む。アジサイ園にもたくさんの種類があるが花はまだまだ先になる。その先はやや細長のボタ ン・シャクヤク園になる。シャクヤクは時期が早いが、ボタンは今が時期になる。豪華な花の数々に圧倒される。うまく色が出ているか、何度もカメラで写 りを確認しながら撮影を続けた。角度を変え、日差しの方向を変え、出来るだけ美しく取りたいと頑張った。傍の人たちにもシャッターを頼まれた。 ・ここでいったん休憩、お昼にする。園内は孫と来た時に経験済み。無料の気楽さから、一旦は植物園を出て周辺のレストランで食事をした。コーヒーを 飲みゆっくりとした後、午後からは植物生態園に向かった。 B植物生態園 山野草が勢ぞろいしている。3月が最もよいと思われるが、この時期の花もそれなりに楽しめる。ニリンソウ、イチリンソウは元気だった。なじみのサワ オグルマ、エンコウソウも黄色い色がひきたった。イカリソウやミヤマカタバミは見つからず、ラショウモンカズラとオドリコソウはたくさんの花が咲き揃い 、バイカは時期遅しだった。今日も30℃近く、真夏日が出る地域もあった。
チョウは、お目当てのツマキチョウに加え、ヒメウラナミジャノメ、テングチョウ、キチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、アカタテハ、ツバメシジミといった ところが観察された。 ツマキチョウ、メス オス 2018年花・鳥・その他に戻る、2018年チョウのページに戻る 作成日: 2018年4月21日 |