105)浅草岳 1,585m:2015年10月12日  元に戻る山の記録に戻る 日本三百名山に戻る
 浅草岳(あさくさだけ)は、越後山脈に位置し、新潟県魚沼市、福島県南会津郡只見町にまたがる第四紀火山である。標高1,585.5m。一等三角点「浅草岳」が設置されている。越後三山只見国定公園に属する。地質は玄武岩、安山岩からなる成層火山である。噴火活動時期がおよそ170万年前〜150万年前と相当古いため、侵食が進み火口は確認されない。特に福島県側である南東面は、南西側に続く鬼ヶ面山とともに、雪崩による侵食によって典型的な雪食地形を形成しており、成層火山の円錐形の形状が認められる北側、北西側の斜面と非対称な山容となっている。衛星峰の鬼ヶ面山には巨大な岩壁がある。江戸時代の文化年間に編纂された『新編会津風土記』には、「四時雪ヲ戴キ半山ハ草木地ニ蟠レリ、『ノコキリハ』ト云処アリ、峯尖鋸歯ノ如ク其勢恐ルヘシ、遠方ヨリ望メハ極テ奇観ナリ」と、山容が記されている。山麓はブナの原生林が残り、林床には日本海側多雪地帯に分布するユキツバキが多く見られる。新潟県側からの登山道はネズモチ平登山口からの登山口手前の駐車場から前岳を経て山頂までのコースと、桜曽根コースのネズモチ平登山口から桜ゾネ広場、前岳を経て山頂までのコースで、いずれも約3時間10分である。ほとんどの登山者は、急坂のネズモチ平登山口から直登し、桜ゾネ広場に下りるコースを取っている。(ウイキペディアより)
我々は前日の雨模様から、桜ゾネ広場からの往復にした。紅葉真っ盛り、山頂付近は草原で、草モミジの黄金色に染まっていた。目を見張る絶景に大満足の1日だった。3人での登山はこの浅草岳だけになってしまった。

宿(6:45)−駐車場(7:15、20分出発)−ネズモチ平登山口(7:40)−桜ソネ登山口(8:08〜8:13)−見晴台(9:08〜9:18)−カヘヨノポッチ(9:25)−浅草岳山頂(9:57〜10:17)−カヘヨノポッチ(10:48)−桜ソネ登山口(11:44)−駐車場(12:20)
               歩行時間:5時間(含む休憩時間約45分)

 宿を出て、ほぼ1本道の立派な林道を進み大駐車場に着く。先の林道はゲートが締まり先には入れない。林道をネズモチ平登山口をへて、大きな空き地のある桜ソネ登山口に着く。前はここまで入ることができた。いよいよ登山道にはいる。すぐに鐘を吊った櫓があり、昨日登った守門岳が見える。紅葉の道を登ってゆく。比較的緩やかで、登るにしたがって視界が広がる。さすがに勾配も急になり、前岳の奥に浅草岳の山頂がわずかに見える。道は紅葉の中を進み青空に映えて美しい。前岳から鬼ガ面山、南岳への稜線も見ごたえがある。登り切った見晴らしの良いところで休憩を取る。御神楽岳も良く見える。足元は紅葉が広がる樹林帯だ。ここからカヘヨノポッチまでは一登り、山腹に広がる黄金色の草原を進み、ネズモチ平からの道と合流する。こちらからの登山者が多く、賑やかになる。前岳の肩で鬼ガ面山方面への道が分かれる。草原の中の木道を進むにつれ、素晴らしい光景が広がる。前方に浅草岳を望み、振り返れば木道の先に守門岳が見える。山頂直下で木道も終わり、急坂を登れば山頂に出る。一等三角点が設置されている。山頂からの眺望は1級品、北東に御神楽岳、北に矢筈岳、北西に守門岳、南に鬼ヶ面山、毛猛山、南東に会津朝日岳、丸山岳、会津駒ヶ岳が、南東眼下には田子倉湖が見渡せる。さらに遠くには、越後三山、燧ヶ岳、などおなじみの山々が見える。天気は快晴、申し分ない。じっくりと楽しみ、元来た道を引き返す。帰りもまた写真撮影に忙しい。紅葉も一段と映え楽しませてくれる。この時期の浅草岳は本当に素晴らしかった。山頂からは2時間ほどで駐車場に戻った。この後、YさんをJR小出駅まで送り、3人で駅前で遅い昼食、名物のみそかつ丼を食べ、別れた後、御神楽まで長い道を移動した。宿はなかなかに良かった。

紅葉のトンネル、同行の2人 見晴らし台 カヘヨノポッチを目指して
前岳からの鬼ガ面山・毛猛山への稜線 草原から守門岳を振り返る  浅草岳山頂
 
田子倉湖  山頂から来た道を振り返って  帰り道、前岳に向かって
前岳から鬼ガ面山への稜線、その最後方に越後三山
行程MAP
(国土地理院の地図を引用) 

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作成日: 2015年10月18日