108)八海山 1,778m:2015年10月14日 元に戻る、山の記録に戻る 日本三百名山に戻る 八海山(はっかいさん)は、新潟県南魚沼市にある岩峰群である。最高峰は標高1,778mの入道岳であり、古くから霊山として崇められてきた。越後駒ヶ岳、中ノ岳とともに越後三山(魚沼三山)の1峰で、日本200名山のひとつである。山頂の岩峰群をたどる道は非常に険しく、垂直に近い鎖場が連続する。過去の遭難者も多く、初心者が安易に取り付くことは危険である。また、中ノ岳からの縦走路は、一旦最低鞍部のオカメノゾキまで標高差にして800m下ってから500m登り返すもので、細かい上下も多い難路である。 登山ルートは多く知られているが、普通は八海山ロープウエイを利用して山頂駅まで行き、ここからの往復が良い『八海山ロープウェー山頂駅(4合目付近)−女人堂−薬師岳−千本檜小屋−八ッ峰(白河岳、大日岳他)−入道岳』。千本檜小屋と大日岳の間は八ッ峰と呼ばれる岩峰が連続している鎖場のため、自信のない人は迂回路を利用する。(ウイキペディアより) 宿(7:20)−八海山ロープウェー駐車場(8:10、30分発)−山頂駅(8:40)−4合目半(9:00)−女人堂6合目(9:40〜9:46)−薬師岳(10:33)−千本檜小屋(10:37〜10:42)−八ッ峰の白沢岳(11:25〜11:30)〜巻き道〜入道岳(12:02〜12:25)−八ッ峰の大日岳(12:49)−白沢岳分岐(13:00)〜巻き道〜千本檜小屋(13:25〜13:30)−女人堂6合目(14:00〜14:06)−ロープウェー山頂駅(15:03)〜八海山ロープウェー駐車場 歩行時間:6時間23分(含む休憩時間約55分) 宿を出て、291号線を進み、八海山ロープウェーと記載された表示を左折し、山麓駅に到着する。始発は8:20分、登山として利用するには随分と遅い出発になる。結構な人がいて、増発の8:30になった。八ッ峰を踏破しての入道岳往復は結構負荷がかかる。前日は御神楽岳を雨のため中止し、休養になった。年齢から連日の登山はなかなか難しくなってきたことを実感する。山頂駅付近は紅葉が進み、気持ちの良い出発になった。平坦な道を進み、漕池のそばを通りすぎる。しばらくして下りがあって、そこから急斜面になる。登り切ったところが6合目の女人堂である。振り返れば、紅葉が美しい。少し下り、草モミジの美しい道で写真を撮り、クサリのある岩場を懸命に登る。灌木帯を過ぎ、薬師岳に到着する。猿田彦命の銅像がある。目の前に千本檜小屋が見える。下って少し登りかえす。ここで少し長めの休憩を取る。元来た道の紅葉がさえる。目の前には見上げる急坂である。いよいよ八ッ峰である。当初は巻き道を考えていたが、高齢の夫婦に促され、岩場に挑戦する。見晴らしは良いが次々に現れる鋭角の岩場には緊張を強いられる。白沢岳で地図を見るとまだ岩峰が続く。Kさんはここから巻き道を戻り千本檜小屋で待つことになった。私は、巻き道から入道ヶ岳を目指した。なかなか手ごわい巻き道だ。最後に長い梯子を登り、大日岳からの本道に合流する。ここからは普通の道になる。この頃になると、ガスが通り過ぎ見通しが悪くなる。山頂に着いた頃には越後駒ヶ岳や中岳は見えなくなる。時折青空が見え、大日岳方向も見え隠れする。昼食にし、十分休んだ後、戻る。分岐点で、大日岳を目指す。垂直に近い岩場をクサリを頼りに登る。またクサリになる。大日岳では山頂で一緒だった方に再会する。先を急ぎ、剣ヶ峰、摩利支天岳を過ぎ、先の巻き道への分岐から、巻き道に入る。こちらの巻き道は、なかなか手ごわい。時間もかかる。待ってくれているKさんには、2時間ぶりに再会する。ここからは更に輝きを増した紅葉の道を戻った。山麓駅でキノコ汁を食べ、6日町温泉で汗を流し、高崎駅まで送ってもらった。23:08分の高速夜行バスに乗り京都に戻った。帰りは幾分眠ることができた。 今回の4山は、紅葉真っ盛り、十分すぎるほど楽しむことができた。Kさん本当にお世話になりました。また、Yさん、お疲れ様でした。 八ッ峰:千本檜小屋から、地蔵岳〜不動岳〜七曜岳〜白河岳〜釈迦岳〜摩利支天岳〜剣ヶ峰〜大日岳で長いクサリ場や垂直の梯子が連続する。
八ッ峰からの眺望(千本檜小屋方向) 行程MAP (国土地理院の地図を引用) 元に戻る 山の記録に戻る 日本三百名山に戻る 作成日: 2015年10月18日 |