31)早池峰山 1,917m : 2015年7月19日、 日本三百名山に戻る、2015年山の記録に戻る、元の戻る 早池峰山(はやちねさん)は岩手県にある標高1,917mの山。北上山地の最高峰で日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山及び一等三角点百名山に選定されている。六角牛山、石上山と共に「遠野三山」と呼ばれる。山頂は宮古市、遠野市、花巻市の3つの市の境界となっている。全山が超塩基性岩のかんらん岩や蛇紋岩でできているため、ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ナンブトウウチソウなどを代表とする、蛇紋岩地帯の植生であり、非常に狭い地域であるにもかかわらず山域の固有種率(亜種、変種を含む)が非常に高い。そのため高山植物の好きな人には憧れの山となっている。ハヤチネウスユキソウなどの高山植物などが生育する植物群落とその南側の薬師岳の森林植物群落は「早池峰山および薬師岳の高山帯・森林植物群落」として国の特別天然記念物に指定されている。また、本州で唯一、アカエゾマツが自生している山であることでも知られており、「早池峰山のアカエゾマツ自生南限地」として国の天然記念物に指定されている。これらの珍しい植物があるため、早池峰山北斜面の1,370haは「早池峰自然環境保全地域」として1975年 (昭和50年)5月17日に指定され、全域が特別地区に、一部地区が野生動植物保護地区に指定されている山頂と麓の岳集落には早池峰神社があり、神仏習合の時代から山岳信仰が盛んな場所であった。麓の岳集落で伝承される刀を手に勇壮に踊る早池峰神楽が知られている。岳集落には民宿が3軒あり、登山の起点ともなっている。(ウイキペディアより) 小田越(07:37)−4合目御鉢廻岩(09:10)−5合目御金蔵(09:20)−長鉄梯子(10:00)−8合目(10:15)−9合目(10:20)−早池峰山頂(10:40〜12:00)ー御座走り(12:38〜12:55)−河原坊(14:35、15:20出発)〜396号線〜107号線〜住田町(17:40) 昨日の岩手山から入り、宿坊の大和坊に宿泊した。登山者ではないが大きなグループも宿泊していて大変に賑やかだった。早池峰山へはシャトルバスの利用が必要で、7:00に岳から乗車した。小田越からの登りに決め、曇り空の中を出発する。足元は昨夜の雨でぬれていて、午前中は不安定な天気だ。台風が熱帯低気圧に変わった後の影響もあって、風も心配だ。1合目までは樹林帯の中を進む。次第に足元は岩場が出てくる。風も出、小雨もちらつき、カッパを着用する。4合目あたりから次第に花が多くなり、撮影が忙しい。カメラが濡れることを心配しながらの歩行で、ポケットからの出し入れ、ビニール袋から出したい入れで忙しい。花は、イブキジャコウソウのピンクが鮮やかだ。ミヤマヤマブキショウマ、ナンブトウウチソウ、ナンブトラノオ、ハヤチネウスユキソウなど早池峰山ならではの花が出てきて写真も忙しい。7合目を過ぎると風も強くなり、ザックカバーが大きいためもあって、風で煽られ飛ばされそうになる。そのうち小雨も収まり、カバーを外すと随分ましになる。鉄の長梯子を過ぎるとハイマツ地帯の龍ケ馬場に到着する。8合目、、ハヤチネウスユキソウも大きく見ごたえがある。9合目付近はお花畑が続く。岩場にハヤチネウスユキソウ、コバイケイソウの群落、さすがは花の百名山にふさわしい様子だ。登山道の花を楽しむうち、岩場の山頂に着く。人でも結構な数になっている。同行者の1人が、昨日の岩手山、この早池峰山で百名山達成である。準備した御祝いの前で記念撮影をする。あれやこれやで話も弾み、1時間20分の滞在になった。下りも花が続き、撮影しながらの下山になる。千丈ケ岩、ポコンと不思議に立っている打石を見て、急な滑りやすい岩場を下る。1枚岩の大きな御座走りで休憩とする。此処からもさらに岩場の急な下りで、樹林帯に入ってからもコメガモリ沢沿いの長丁場である。最後の水場の頭垢離を過ぎ、途中に沢を4回渡り、出発してから7時間、やっと河原坊の休憩所についた。午後1時からは一般車も入れることから、シャトルバスで車を回収し、河原坊に戻った。河原坊から住田町まで2時間20分、途中は道の駅に寄り買い物もした。宿は親切で食事も民宿とは程遠いほど立派で垢抜けしていた。五葉山を参照。
(国土地理院の地図を引用) 日本三百名山に戻る、2015年山の記録に戻る、元の戻る 作成日: 2015年7月29日 |