23)五葉山 1,308m : 1999年7月10日、 日本三百名山に戻る、2015年山の記録に戻る、元に戻る 五葉山(ごようざん)は、東北地方太平洋側にある北上山地南部の山。標高は1,351mで、三陸沿岸の最高峰である。岩手県住田町、釜石市、大船渡市にまたがる。北上山地では、早池峰山(1,914m)に次ぐ高さであり、また最も海に近いため、山頂からは三陸のリアス式海岸を一望できる。南側に広がる準平原とともに五葉山県立自然公園に指定されている。「五葉山」の名は、阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩、虚空蔵菩薩、愛染明王の五仏を祀る事からとも、藩政時代に伊達藩にとって重要な山であったことから「御用山」と呼ばれていたことに由来するとも言われている。中腹付近はダケカンバやケヤキ、ミズナラなどの木々に覆われており、樹木の種類だけでも200を越えるといわれている。頂上付近では年間を通して強い内陸からの風が吹きつけ、ハイマツやコケモモ、ガンコウランなど限られた種類の植物しか見られない。五葉山はシャクナゲとツツジの花で知られた花の百名山である。(ウイキペディアより) 赤坂峠登山口(6:58)−3合目賽の河原(7:32)−畳石4合目(7:51〜7:56)−7合目(8:22)-9合目(8:50〜8:55)-石楠花山荘−日枝神社(8:57)−五葉山(9:04〜9:14)−日枝神社(9:20)-石楠花山荘(11:35〜11:55)−畳石4合目(10:23)−3合目賽の河原(10:35〜10:40)−赤坂峠登山口(10:58) 歩行時間:4時間(休憩時間を含む) 住田町の農家民宿、一期舎(いちごや)を6時過ぎに出る。この民宿、農家民宿ということであるが、食事は美味しく、豪華、量もタップリで、建物こそ農家風だが、今回の宿泊ではピカ一だった。ぜひ泊まられることをお薦めする。赤坂峠へは32q、県道107号から林道に入る。林道は、上の方はやや狭いが、特に問題はなくスムースに進める。峠には広大な駐車場があり、3番目くらいの駐車順位になった。登山口には五葉山神社の大きな鳥居が建っている。緩やかな道を行く。両側はヤマツツジなどの低木で、6月には美しい花で飾られていただろう。ジグザグ道を、1合目、2合目の案内板を過ぎ、3合目の賽ノ河原に着く。その名の通り、岩が突き出た荒涼とした雰囲気がある。石積みもある。再び林に入り、緩やかに登りで平坦な畳石に着く。4合目である。箱状の大きな石、ベンチ、水場など一休みポイントになっている。ここからはミズナラやダケカンバの雑木林を登る急な坂の始まりになる。足元はここから背丈の低いミヤコザサで覆われ、他の草花は見えない。大きな岩が現れ、祠も出てくる。雰囲気の良い登山道が続く。7合目を過ぎるころからシャクナゲの群落が現れる。見事な形の樹形、鮮やかな緑の葉、6月なら見事な花が見られたことだろう。 それにしても木の形が良い。1本あたりの木もこんもりと茂り、登山道に沿ってずっと続いている。ヒノキも見られ、傾斜も強くなり、姥石神社の祠に出会う。視界がひらける。あいにくの曇り空で遠くはかすんでいる。さらに進むと三王神社の祠があり、しばらくで9合目になる。ここから石楠花荘は一息、立派な避難小屋だ。手入れも行き届き、小屋横には水場がある。この小屋から先は森林限界を越え、明るい稜線上の道が始まる。緩やかな登りの先に、大きな鳥居の建つ日枝神社があり、ここからはハイマツとガンコウランの道で、さながらアルプスの縦走路を思わせる。天気が良ければ、太平洋を見下ろすことができるが今日はむつかしい。山頂は1等三角点で、山頂を示す大きなコンクリート造りの標柱がある。大震災でさらに破損が進み、折れかかっている。少しガスが晴れ、一瞬、早池峰山が現れる。あっという間で、カメラの準備中に姿が消える。山頂の先に、日の出岩があり、10mほど高いようだが、見晴らしも期待できず、石楠花荘に戻る。ここで一休みする。出発するときには雨脚が強くなり、カッパを着ての出発となる。しばらく行くとあがり、すぐに脱ぐ。下山は同じ道を戻るのだが、また、雨になり、着るとすぐにやみ、また脱ぎ、また着るといったことを繰り返した。 この後は、道の駅に立ち寄り、買い物と昼食、水沢駅に3名を送り届け、単独にて山形県最上町に向かった、明日は最後の山、神室山が待っている。
(国土地理院の地図を引用) 日本三百名山に戻る、2015年山の記録に戻る、元に戻る |