20)青葉山 693m : 2004年4月3日 関西百名山、ミスミソウ、関西百名山に戻る

 青葉山(あおばさん、あおばやま/国土地理院)は、福井県大飯郡高浜町と京都府舞鶴市にまたがる山。東峰(693m)と西峰(692m)の2峰からなる双耳峰であるが、国土地理院の地形図では東峰に山名の記載があるため、これに従うと標高は693mである。いずれの山頂も高浜町に位置する。高浜町の最高峰。若狭富士の異称を持つ。東部海岸から眺める山容が秀麗な景観を見せる。
 山の概要であるが、東西2つのピークを持つ双耳峰で、古くは扶桑馬耳山、鋏山とも呼ばれていた。舞鶴市に鎮守府が置かれた明治時代には、京都の東方に位置する比叡山にちなみ、舞鶴市の東方に位置する青葉山を北叡山と呼ぶこともあった。一説に、崇神天皇の時代、丹波に派遣された日子坐王が玖賀耳之御笠を討伐したのはこの山だったと言われる。青葉山は信仰との関わりが深い山でもある。舞鶴市側の西中腹には西国三十三所第29番札所である松尾寺が創建され、高浜町側の東中腹には中山寺が創建された。両寺とも山号を「青葉山」としている。また、東峰の山頂には青葉神社、西峰の山頂には青葉神社西権現が祀られている。山腹には青葉山にだけ自生するオミナエシ科の多年草「オオキンレイカ」のほか、イワヒバ科のヒモカズラなど、きわめて重要な種が多く分布している。若狭湾国定公園に含まれ、山頂からの展望も良いことから、住民だけではなく、多くの参拝者や登山客が訪れる。また、古来より若狭三山(青葉山、多田ヶ岳、飯盛山)の一つとして修験道が盛んにおこなわれていた。地質は、鮮新世前後に活動していた火山が侵食された結果、現在の青葉山の山体が形成されたと推定されている。これは火山の定義からは外れているため、第四紀火山には分類されない。山は安山岩と火山砕屑岩から成る。(ウイキペディアより引用)
 今回は、由良ヶ岳の登山の帰りに立ち寄り、松尾寺からの往復になった。ミスミソウも有名で、ピンクや白い花が咲いていた。


丹後由良荘駐車場(10:58出発)〜松尾寺駐車場400円(12:03、12:07出発)−青葉山西峰山頂(13:00〜13:10)−青葉山東峰山頂(13:27〜13:35)−青葉山西峰山頂(13:55)−駐車場(14:26)
    歩行時間: 約2時間(休憩時間18分)

 由良ヶ岳登山は東峰、西峰と歩いたが、その後の青葉山も同じであった。1日のうちに双耳峰の2山を登るのも何かの縁である。山の中腹にある西国三十三所第29番札所である松尾寺の駐車場で400円を払い、さっそく西峰を目指す。本堂横の登山道を進む。樹木の中の歩きがしばらく続く。急登が始まるが、尾根に出れば10分程度で西峰に着く。西峰は行場のある岩場で、眺めは抜群である。北は若狭湾の海岸線が迫り、南は若丹国境の山々や京都北山が望める。お昼を食べながらの観察であった。次に東峰に向かう。クサリ場がある岩場の上り下りで結構気を使う。20分弱である。足元にはピンクや白のミスミソウが結構咲いている。東峰からも同じような眺望であるが、西峰よりはやや劣る。南の高野集落が見渡せる。山頂には、奥の院の青葉神社が鎮座する。そこそこに休みを取り、また西峰に戻る、西峰からは一気に松尾寺に戻った。サクラの咲く境内は華やかであった。登山道では、白やピンクのイカリソウ、タチツボスミレ、スミレサイシン、ショウジョバカマなどが咲いていた。

松尾寺のサクラ  山頂  山頂写真
ミスミソウ

行程マップ
(国土地理院の地図より引用)

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作成日:2016年11月9日