22)雲取山 911m : 2001年6月10日 関西百名山、関西百名山に戻る

 雲取山は丹波山地の東南部に位置する標高911mの高山で、京都北山のほぼ中央で、芹生の北東にある峰で北山を代表する山のひとつ。山裾の芹生には天然林が広がり、雄大な自然が残され、「京都の自然 200選」に指定されています。(ウイキペディアより)
 花脊別所の花脊高原前バス停から登り、寺山峠〜雲取峠をへて山頂に至り、周回して寺山峠に戻り、花脊高原前バス停に戻るルートか、あるいは山頂から芹生〜芹生峠を越え、貴船口に出るルートと、芹生から魚谷峠を経て、出合橋に出るルートが考えられる。少し歩き応えがあるルートなら後者の2ルートになる。
 今回は花脊高原前バス停から登り、寺山峠〜雲取峠をへて山頂に至り芹生から魚谷峠を経て、出合橋に出るルートを取った。歩き時間は約5時間、新緑の渓流を満喫した。

守山(6:52)〜京都(7:16、地下鉄7:24)〜北大路(7:42、バス8:03)〜花背高原前(学校前)(9:10、9:15出発)−渓流沿い−寺山峠(9:31)−一ノ谷出合(9:37)−雲取峠(9:55)−雲取山(10:07〜10:17)−二ノ谷(立命館大ワンゲル小屋)(10:28)−勢竜天満宮(10:50)−分岐(11:00)−芹生灰屋川渡り(11:20)〜渓流沿い〜林道−10min−魚谷峠(12:06)−魚谷山(12:13〜12:29、昼食)−魚谷峠(12:37)−松尾谷(直谷)分岐(13:20)−出合橋(13:50)−山幸橋(14:50)〜バス〜北大路駅
    歩行時間: 5時間4分 (休憩時間36分)

 守山駅から、JRと地下鉄を乗り継ぎ北大路から京都バスに乗車、花背高原前(学校前)で下車する。早々に出発する。学校の横の道を西に進む。谷沿いがしばらくで離れ、16分で寺山峠に着く。峠を下り、一ノ谷の出合に出て、谷筋を北へ進む。今回のコースの中で、緑が映える沢の景観が3か所あったが、まずは最初である。沢が分かれ、左手に進む。植林の道がやがてササに道に変わってゆく。出合いから18分で雲取峠に着く。峠はリョウブとシデがクマザサの中にあり、青いササと白い幹の対比が印象的で、北山では珍らしい景色のようだ。峠から西へ回り込む格好で植林の樹林帯を進み、アップダウンを繰り返すと三角点が現れ、山頂に着く。バス停から52分、あっという間だった。雑木林に囲まれ緑が映える。見通しは悪いが、静かな雰囲気の山頂である。初めての休憩を取る。山頂から 急なニノ谷を南方向に下る。10分ほどで立命館大ワンゲル小屋に到着する。ここからは傾斜もゆるくなり、緑溢れる素晴らしい渓流を楽しみながらの歩きになる。勢竜天満宮に出るが、ここは歌舞伎「菅原伝授手習鑑・寺子屋の段」の舞台になった武部源蔵の隠栖の邸跡と伝えられているそうだ。しばらくで、分岐(合流)して一ノ谷になり、さらに進めば右手から渓流が出てきて三ノ谷にになる。ここからは林道になる。渓流沿いの車道を灰屋川を左手に進む、魚谷峠の表示に従い、車道を離れ、渓流沿いの林道を進む。さらに表示に従い、分岐を左折、渓流を渡りしばらく登れば一ノ谷に出てからおよそ1時間余りで魚谷峠に着く。魚谷山はすぐで、一応山頂を踏み、峠に戻る。少し下ったところで、キイチゴの実が一杯についた木を見つけ、口にした。更に南へ下り、松尾谷に出て渓流沿いを行くと、直谷との分岐に出る。中津川沿いにさらに南へ進み、出合橋に出る。バス停ではあるが、バス便がなく、待つ時間を惜しみ、更に先のバス停、山幸橋まで1時間を歩くことになった。北大路駅に戻り帰宅の途についた。早足の5時間、結構な歩きになった。

緑豊かな渓流  雲取山山頂  魚谷山

行程マップ

(国土地理院の地図より引用)

関西百名山に戻る


作成日:2016年11月22日