35)由良ヶ岳 640m : 2004年4月3日 関西百名山、天橋立、由良川  関西百名山に戻る

 由良ヶ岳は、由良川の川口にそびえ、対岸の神崎からは双耳峰のどっしりとした山容を見せる。北西方面の天ノ橋立からは鋭い山容で、丹後富士、宮津富士とも呼ばれている。 京都府の北部を流れる由良川頂上から眼下に天ノ橋立、由良ガ浜、由良川の流れを望むことができる。また頂上には「虚空蔵菩薩」があり、子供が13才になった春、成長と安全祈願のため石を持って登る十三参りの習わしがあったそうだ。由良川の源流は京大の芦生演習林がある杉尾峠に始まり、長老ヶ岳の麓を通り、大きな川となって日本海にそそいでいる。
 関西百名山であって、今回は青葉山を同時に登った。登山道は以外に花が少なく、タチツボスミレ、ミツバツツジくらいでさみしかった。サクラはそこそこあった。

守山自宅(6:20)−丹後由良荘駐車場(8:41、8:49出発)−6合目(9:22)−分岐点(鞍部)(9:37)−東峰(9:42〜9:50)−西峰山頂(10:02〜10:05)−分岐点(鞍部)(10:15)−5合目(10:28)−駐車場(10:52、10:58青葉山に向け出発)
    歩行時間: 1時間52分(休憩時間11分)

 守山の自宅からは2時間20分余り、最後のt国民宿舎に向かう道からは、由良ヶ岳が見える。左の東峰、右の西峰でこちらだ由良ヶ岳で640mである。駐車できる広場横には案内所があり、登山届けが出せる。案内所横の登山道から登り始める。道は雰囲気が良く、道を挟んで左は雑木林、右はヒノキ林が続く。展望のない登山道であるが、時々樹間から東峰が望める。ミツバツツジが美しく咲いている。4合目の”炭焼き窯跡を過ぎ、6合目には33分で着く。ここまでヒノキ林となってくるが、今日はこれが日差しを防いでくれて有り難く感じた。涼しい風は立木の間を吹き抜けてくれた。1時間丁度で”七合目”に着く。”一杯水”の表示が続く。7合目を過ぎると、やや木々もまばらになり、足元は雑草が現れる。勾配も級になる。しばらくで稜線の分岐(鞍部))にでる。9合目である。まず東峰に向かう。穏やかな道で、エゴノキが多い。もう少しすれば白い花で覆われるだろう。林から開けて明るくなり、東峰が見え、分岐から5分で東峰山頂である。石積の祠があり、小さな石像が安置されていた。東峰からは、眺望が良く、すぐ下に由良川、若狭湾、丹後や但馬の山々、この後行く青葉山を見ることが出来る。分岐に戻り、西峰に向かう。ブナやモミジの木が茂り、気持ちの良い登山道である。12分で西峰に着く。ここからは、天橋立が眺望できる。西峰から少し戻った所に展望岩があるが、樹木越しに日本海が見える程度である。次の青葉山もあることから、あまりゆっくりとする気にもなれず、50分弱で駐車場まで戻った。その後、青葉山に向け出発した。

ミツバツツジが美しい 東峰から由良川河口 東峰山頂
由良ヶ岳(西峰) 山頂から天橋立    

行程マップ
国土地理院の地図より引用)

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作成日:2016年11月9日