71) 高見山 1249m :2003年2月11日 、日本三百名山、関西百名山、日本三百名山に戻る、 関西百名山に戻る 高見山(たかみさん、たかみやま)は、奈良県吉野郡東吉野村と三重県松阪市(旧飯南郡飯高町)との境界にある山である。標高は1,248.4m。台高山脈の北端に位置しており、奈良県側の紀ノ川支流の高見川(平野川・杉谷川)と、三重県側の櫛田川の源頭になる。また、この山付近を中央構造線が通っている。関西では冬に霧氷や樹氷を見ることができる登山先として有名。昔は高角山、高水山などと呼ばれた。神武天皇東征の際、櫛田川から大和へと入ったとする説があり、山頂にはここに上って四方を見たと謂われる「国見岩」や、道案内を勤めた八咫烏を祀る高角神社がある。「我妹子を いざ見の山も高みかも 大和の見えぬ 国遠みかも」と万葉集に歌われた、「いざ見の山」がこの高見山ではないかと言われている。毎年、雪のシーズンには何百人もの人が訪れる人気の山。万葉集の歌にも、その絶景ぶりが詠われ、太古の昔より愛されてきました。今回は、そんな高見山の雪景色を堪能するコースをご案内します。シーズン中の土曜・日曜・祝日には、登山者用の臨時バスが1日行きと帰りで2便ずつ出ますが、平日はバスの本数が極めて少ない。(ウイキペディアより) いつもは榛原から奈良交通バスの霧氷バスを利用するところであるが、今回は山友達3人で、滋賀県から車を走らせた。いつもは高見山バス停からの登山になるが、途中の小峠まで行くことが出来、2.5q、約50分の登りが省略できた。道はしっかりしていて迷うことはない。 守山駅(7:00)〜草津駅(7:10、7:16)〜貴生川(7:39、7:45発)〜高見山小峠(9:16着、9:23出発)−高見山山頂(10:50〜11:50、昼食)−大峠高見峠(12:42)−高見山小峠(13:00着、13:10出発)〜帰りは鎧岳、曽爾高原をまわって帰宅した。 行動時間:3時間37分 歩行時間:2時間32分 小峠からの登山口には地蔵さんがあり、鳥居をくぐって急な坂を登る。10数分で乳岩が出てくる。説明板があり、ここは平野口への分岐になる。霧氷バスではここを下って、たかすみ温泉で湯につかった後、バスで榛原に戻る行程となる。このくだりも見どころはいくつかある。分岐を分け、杉とヒノキの樹林帯を登る。足元は凍ったところもあって、アイゼンが必要になる。国見岩の大きな岩を過ぎるころには、樹氷が目立ち始める。杉やヒノキから、葉の落ちた広葉樹の枝にエビのシッポが着く。国見岩の後には、息子岩、揺(ゆるぎ)岩と次々と目立つ岩が現れる。足元は少ないとはいえ、雪の道である。霧氷のトンネルをさらに進む。樹間からは大工の山々、曽爾高原の山々が垣間見える。霧氷越しの風景は絶品である。光に輝く様も素晴らしい。避難小屋を過ぎ、出発してから1時間30分弱で山頂に着く。高見神社(祠)に参った後、展望台から鎧岳・兜岳の曾爾高原、クロソ山、大和葛城・金剛山方面、台高山脈とその奥に大峰山脈等を満喫する。時間には早いが、昼食を兼ね1時間の長い休憩を取る。見飽きることのない素晴らしい眺望である。写真も次々と撮る。帰りは、急なつづら折りの道を大峠(高見峠)に下る。クマザサ、灌木の雑木林が続く。しばらくは霧氷を楽しむことができる。50分の下りで大峠につき、車道を小峠に戻る。土曜日ともあって登山客は多いが、ほとんどは霧氷バス利用の登山者である。下りはこちら方向は少ない。皆、平野口に待っているバスに乗るためだ。素晴らしい霧氷を満喫し、曽爾高原をまわって滋賀県に戻った。
行程マップ (国土地理院の地図を引用) 日本三百名山に戻る、 関西百名山に戻るに戻る 作成日: 2016年10月21日 |