こ、今度こそ、完全復帰出来ると思っていたのですが。
予定というものは、如何してこう、次から次へと舞い込んで
くるんでしょうか、ねぇ。早速愚痴ってしまい申し訳ないのですが、
僅か数日の間でびっしり埋まってしまったスケジュール帳に
驚きを隠せない管理人です。(汗)
サイトの方もですね。今や真面に更新出来ているのが、
此処の感想と徒然日記だけでして。
更新しなければならないメインの方が、さっぱりという由々しき事態。
これじゃあ、幾ら何でもあんまりなサイトですよう!!
本当に、何時愛想を尽かされてもおかしくはない、こんなサイトへ
お越し下さる方々に、改めて深く感謝とお詫びを申し上げます。(平伏)
今月こそは、何とか一本でも多くSSをあげることが出来るよう、
死力を尽くしますのでっ。
・・・と、自分自身にプレッシャーをかけたところで。お待たせ致しました。
以下フルバの感想で御座います〜!!
<フィルターなしの普通の感想>
■扉■
「主演は花ちゃん!!!純黒のシンデレラが舞う!踊る!食う!?」
花ちゃんの純黒ドレス、素敵なんですが、やっぱり如何しても
透のドレスに負けてしまいますね。
衣装に関して云うのなら、透の方が明らかに"シンデレラ"っぽい
衣装を着ていると思います。
個人的にクリティカルヒットだったのは、由希の衣装ですね。
見た瞬間、「おおっ!!」と叫びそうになりましたよ。
どこぞのゲームのキャラクターになれそうなくらいの嵌まりっぷり。
綾女さん、自分の弟の衣装にはかなーり気合を入れたと思われます。
カラーでないので、はっきりしたことは解らないのですが、
魔法使いというよりは、司祭(?)というイメージ。
だから逆に、手に持っている箒が浮いて見えます。(苦笑)
そして、今最も話題になっているキョン王子ですが、
ちょ、長髪なんですか!!(驚)
悪くはないんですが、王子様という雰囲気ではないような・・・(悩)
うおちゃんの男装は、結構サマになってました。
長身でスレンダーな美人さんですし。
寧ろ、彼女が王子を演じた方が面白くなったのでは・・・?
では、此処で劇に入る前にキャスト確認。
シンデレラ ・・・花島 咲
王子 ・・・・・・草摩 夾
魔法使い ・・・・草摩 由希
継母 ・・・・・・木之下 南
継姉 ・・・・・・本田 透
王子の友人・・・魚谷 ありさ
■小さなカップル■
まるで犯行声明のように書かれた「都立海原高校文化祭」の看板を
見て、唖然とする燈路と杞紗。
ほほう、透たちの劇を観るため、文化祭にやって来たのは彼らですか。
しっかし、杞紗の愛くるしさは、もう犯罪に近いですね。
周囲から狙われる(?)お姫様(杞紗)を健気に守る
王子様(燈路)ですが、彼も相変わらずの苦労性。
何せ、折角守ってきた杞紗を、まんまと春に奪われてしまうんですから。
ガードが甘いよ、ひーくん。(笑)
そして、春よ。
何故にそこで、杞紗をお姫様抱っこ!?
このシーンで全国ハルキサFanの皆様が、
どれほど喜んだか・・・・・・と、げふ、げふ、げふん。
ちょっと、否、かなり話が脇道に逸れましたが、元に戻りまして。
そんな光景を、「耐えろオレ・・・っ。ここで怒ったらいつまでたっても
男になれないっ。余裕だ。余裕をみせつけろ・・・!!」と歯軋りしながら
見詰める燈路が、とっても微笑ましいです。(←何気に鬼やな、自分)
今回はビデオカメラを持参した恵も登場で、賑やかなストーリーに。
■「シンデレラっぽいもの」第一幕■
適当っぽいナレーションが、イイ!!(笑)
最初に煌びやかに登場したのは、継母と継姉ですが。
彼女らの格好、ドレスなんぞに着替えずとも、もうあれで十分
舞踏会へ行ける・・・ような気がします。
「素人にドレスなんて作れるハズないじゃない・・・体張って
笑いをとりに行きたいのなら止めないけれど・・・」
「とりたないわ。話の進行上、しゃーないねん!!!」
至極最もなシンデレラの意見。
彼女と継母との会話は、最早、漫才の領域に達していますね。
継姉を人質にとって、ドレスを作れとシンデレラを脅す継母に、
舞踏会の所為で優しい姉が人質にとられてしまったと、
王子を逆恨みするシンデレラ。
「困ったわ・・・」と嘆きつつも、優雅にお茶を飲むシンデレラは兵です。
「心優しきシンデレラ。今夜はそんな君の為にどんな願いも叶えて
あげよう」
「まぁ、素敵・・・舞踏会場を灰になるまで燃やして」
「それは犯罪です・・・もう少しソフトで純粋な願い事にして下さい」
魔法使いの登場は凄かったですね。芸能人並みの人気です。
何せバックに、花まで背負ってますから。
観客の一部(素子と誠)は胸中で「天使・・・!!!」と叫び、
涙まで流していますが、これはちょっとオーバーでしょう。
矢鱈「焼肉食べたい」を繰り返し、魔法使いから手柄を掠め取る
シンデレラの狡猾さは如何かと思いますが、所詮、この話は
「シンデレラ」のパロティなので良しとしましょう。(苦笑)
■「シンデレラっぽいもの」第二幕■
右に左にマイクを持ちかえ、小指を立てて話すナレーター、
やっぱり(私の中では)最高です!!
そして漸く、むすっとしたキョン王子のご登場。
折角舞踏会を開いたのに座り込んでいる王子は、あまりのやる気の
なさに、友人から「おっまえ、そんなんだから童貞なんだよ」とまで
云われる始末。
その上、一緒に踊ってくれと頼みに来た相手が継姉だと知らず、
つい何時もの調子で「踊らねぇっつってんだろ!!」と怒鳴りつけて
しまった王子は、美しく着飾った彼女を見て、見事フリーズ。
「待・・・っ」と、慌てて継姉を追いかけようとする王子に、
「もちろん継姉の誘いも冷たく断るのでした」、「断るのですっ」と
追い討ちをかけるナレーターが個人的にはツボです。
あぁ、舞台の上でも夾はそのまま、夾なんですね。(笑)
「俺と・・・踊れ!!!」
「・・・・・・ハッ」
決死の覚悟で自分と踊ってくれとシンデレラに頼んだ(挑んだ?)
王子は、そこで案の定、玉砕することに。
というか、111頁5コマ目の構図に大爆笑したのは私だけではないハズ。
だってこれ、若しもセリフがなかったら、王子がシンデレラに
決闘を申し込んでいるようにしか見えませんよ。(笑)
「話をっ、シナイかっ」という王子の再アタックも、シンデレラに
「今夜の電波は脳髄が疼くほど心地良いわね・・・」と返され撃沈、ですし。
嗚呼、何て憐れな・・・・・・夾。
散々焼肉を食べた後、鐘が鳴ったから帰るわと王子に
ガラスの靴(しかも箸入り)を手渡すシンデレラは、矢張り最強です。
■「シンデレラっぽいもの」第三幕■
「せっかく会えるチャンスが手元にあんのにムダにするってか!!
そんなんじゃ会いたくても会えない奴はどーすりゃいい!!
会いたいのに。会いたいのに・・・っ。会いに来いコラー!!!」
ガラスの靴を手掛かりにシンデレラを捜せと、王子を説得する友人。
うーん、うおちゃん→紅野への想いは、もう少しシリアスな展開な時に
入れて欲しかったと云うのが、個人的な希望。
確かにシリアスばかりでは息が詰まりますが、此処で入れると、
彼女の想いが軽くなってしまうんですよね、如何しても。
仮令漫画と雖も、舞台に私情を持ち込んで欲しくなかったというのが
私の本音だったり。
「そろそろ来る頃だと思っていたわ、王子・・・そのクツは確かに
私があの夜残していったモノ・・・返しなさい」
絶えず何かを食べ、偉そうに命令するシンデレラは、観客からも
色々な意味で一目置かれる存在に。
しかも、話は何時の間にやら、王子が継姉に結婚を申し込むという
とんでもないストーリーに変わろうとしていました。
どかん、と顔から火を噴く夾は、誰から見ても透LOVEなことが丸解り。
嘘を吐くことが出来ない性格って、本当に損ですよねぇ。(しみじみ)
シンデレラにとって王子と結婚することは、悪夢。
王子にとってシンデレラと結婚することは、地獄。
世の中とは、かくも世知辛いものであります。
「ずぅっと・・・そうやって自分を誤魔化しながら生きていくつもり・・・?
お城の中で、お城に閉じ込められて死ぬまで・・・」
「だったらなんだよ。それで誰かに迷惑かけんのかよ。
どうなろうが俺の勝・・・」
「私は、私はそんなの・・・そんな・・・の・・・」
やっ、やってくれましたよ、この二人は。
遂に舞台のど真ん中で、王子と継姉がイチャラブです。
そして王子(夾)の幽閉を暗示させるような言葉が、
シンデレラ(はなちゃん)の口から出ましたが。
その幽閉を甘んじて受け入れようとした王子(夾)の言葉を遮るように、
継姉(透)が否、と叫びます。
此処で透と夾の距離が一気に縮まったのは、確かでしょう。
またそれは同時に、透が夾への想いを改めて噛み締めた瞬間でも
ありました。
その後、二人のムードをぶち壊すように魔法使いが現れ、
シンデレラに本当の願いを尋ねます。
彼女の願いは「お姉様と焼肉屋を経営したい・・・」という、
あまりに現実的なものでした。
魔法使いは、シンデレラの願いを単に叶えるだけでなく、
その経営のサポートをするよう王子に命じます。
「おまえが叶えてやるんと違うんか」
「王子。おまえの願いはきかない。自分の力で叶えてみせろ」
この魔法使い(由希)のセリフに、思わず、はっとさせられた方が
果たして何人いるか解りませんが。何を隠そう、私もその内の一人です。
夾には運命とか宿命とか、そういったものに流されず、
自分の力で未来を切り開いていって欲しい、
それは透だけでなく、由希の願いでもあったのでしょう。
彼は、完全に一皮剥けましたね。
良い意味でふっきれた表情をしていると思います。
結局、物語のおいしいところは最後に全て由希が
持って行ってしまいましたが。
今回の透たちの劇は、台本こそあるものの、あのアドリブの多さからして
或る意味、即興に近い劇だったか、と。
欲を云うのなら、物語に深みを持たせるためにもう一捻り欲しかったな、
というのが個人的な意見。 何だか粗筋ばかりの感想になってしまい申し訳ありませんが、
今後、3人の関係が如何変化していくのかを見守りつつ、
以下、邪な感想へ〜!!
<フィルターありの邪な感想>
こ、こここここれは一体、如何いうことなんですか???
誰か私に解るように説明してくれぇぇっっっ!!!
うわーん!!どうせなら、"ハルキサ"じゃなくって、
"はぐれ"でお姫様抱っこが見たかったよう!!!
誰か、あぁ誰か。私に一夜の夢をプリーズ!!! 何故、肝心のマブダチトリオが登場しないんでしょう。(シクシク)
あーや、絶対に弟の勇姿を見に来ると思ったんですけどねぇ。
それに、紫呉とはとりが文化祭に来ないのは絶対にお・か・し・い!!
だって、こんなに面白いモノを、
あの紫呉が見過すはずないじゃないですか!!!!(力説)
そう、これは絶対に。
(二人の間で)何か・・・ナニかあったに違いありません!!!!!
■紫呉とはとりが文化祭に来れない理由■ 〜その頃、彼らは・・・〜
紫呉:「うあわぁぁん!!はーさんの馬鹿!!透君たちの劇、
始まっちゃうじゃない!!!」
はとり:「渋滞だ。諦めろ・・・・・・」
紫呉:「・・・だから、もっと早く家を出ようって云ったのに」
はとり:「今日〆切の仕事が終わらなくて、散々、俺を待たせたのは
何処のどいつだ?」
紫呉:「・・・・・・・・・僕です」
(暫しの沈黙)
はとり:「・・・開演時間が、過ぎたな」
紫呉:「・・・えぇっ!?嘘!?」
はとり:「今から行っても間に合わんのなら、いっそこのまま
二人でドライブにでも行くか?」
紫呉:「・・・でも、あーやにビデオ頼まれたのに・・・・・・」
はとり:「綾女には俺から上手く云って置く」
紫呉:「でも・・・・・・っ!!!」
はとり:「『でも・・・』、何だ?俺が相手じゃ嫌なのか?」
紫呉:「・・・嫌・・・・・・・・・じゃない」(ボソッ)
はとり:「・・・聞こえんな」
紫呉:「はーさんの、意地悪・・・・・・」
突然、次回予想!!
次のフルバは6号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート33。
いい加減、欲求不満が溜まっている管理人の煩悩が遂に炸裂!?
希望予想その1.透たちの海原高校で、うら若き青春時代を
思い出すマブダチトリオ。
次回、遂に彼らの「夢みた朝」が明らかに・・・っっ!?
衝撃の真実をお見逃しなく。
最悪予想その1.透から預かったメモを頼りに、遂に紅野が動き出す。
紅野が本家を勝手に抜け出したことを知った大人たちは・・・・・・
次回、怒り狂った慊人を止めるのは、一体誰!?
・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←外す気まんまん/笑)
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