2003.18〜24号までの感想




本誌・フルーツバスケットの感想




2004年5号


「おまえの願いはきかない 自分の力で叶えてみせろ


こ、今度こそ、完全復帰出来ると思っていたのですが。
予定というものは、如何してこう、次から次へと舞い込んで
くるんでしょうか、ねぇ。早速愚痴ってしまい申し訳ないのですが、
僅か数日の間でびっしり埋まってしまったスケジュール帳に
驚きを隠せない管理人です。(汗)
サイトの方もですね。今や真面に更新出来ているのが、
此処の感想と徒然日記だけでして。
更新しなければならないメインの方が、さっぱりという由々しき事態。
これじゃあ、幾ら何でもあんまりなサイトですよう!!
本当に、何時愛想を尽かされてもおかしくはない、こんなサイトへ
お越し下さる方々に、改めて深く感謝とお詫びを申し上げます。(平伏)
今月こそは、何とか一本でも多くSSをあげることが出来るよう、
死力を尽くしますのでっ。
・・・と、自分自身にプレッシャーをかけたところで。お待たせ致しました。
以下フルバの感想で御座います〜!!

<フィルターなしの普通の感想>
■扉■
「主演は花ちゃん!!!純黒のシンデレラが舞う!踊る!食う!?」
花ちゃんの純黒ドレス、素敵なんですが、やっぱり如何しても
透のドレスに負けてしまいますね。
衣装に関して云うのなら、透の方が明らかに"シンデレラ"っぽい
衣装を着ていると思います。
個人的にクリティカルヒットだったのは、由希の衣装ですね。
見た瞬間、「おおっ!!」と叫びそうになりましたよ。
どこぞのゲームのキャラクターになれそうなくらいの嵌まりっぷり。
綾女さん、自分の弟の衣装にはかなーり気合を入れたと思われます。
カラーでないので、はっきりしたことは解らないのですが、
魔法使いというよりは、司祭(?)というイメージ。
だから逆に、手に持っている箒が浮いて見えます。(苦笑)
そして、今最も話題になっているキョン王子ですが、
ちょ、長髪なんですか!!(驚)
悪くはないんですが、王子様という雰囲気ではないような・・・(悩)
うおちゃんの男装は、結構サマになってました。
長身でスレンダーな美人さんですし。
寧ろ、彼女が王子を演じた方が面白くなったのでは・・・?

では、此処で劇に入る前にキャスト確認。
シンデレラ ・・・花島 咲
王子   ・・・・・・草摩 夾
魔法使い 
・・・草摩 由希
継母   ・・・・・・木之下 南
継姉   ・・・・・・本田 透
王子の友人・・・魚谷 ありさ

■小さなカップル■
まるで犯行声明のように書かれた「都立海原高校文化祭」の看板を
見て、唖然とする燈路と杞紗。
ほほう、透たちの劇を観るため、文化祭にやって来たのは彼らですか。
しっかし、杞紗の愛くるしさは、もう犯罪に近いですね。
周囲から狙われる(?)お姫様(杞紗)を健気に守る
王子様(燈路)ですが、彼も相変わらずの苦労性。
何せ、折角守ってきた杞紗を、まんまと春に奪われてしまうんですから。
ガードが甘いよ、ひーくん。(笑)
そして、春よ。
何故にそこで、杞紗を
お姫様抱っこ!?
このシーンで全国ハルキサFanの皆様が、
どれほど喜んだか・・・・・・と、げふ、げふ、げふん。
ちょっと、否、かなり話が脇道に逸れましたが、元に戻りまして。
そんな光景を、「耐えろオレ・・・っ。ここで怒ったらいつまでたっても
男になれないっ。余裕だ。余裕をみせつけろ・・・!!」と歯軋りしながら
見詰める燈路が、とっても微笑ましいです。(←何気に鬼やな、自分)
今回はビデオカメラを持参した恵も登場で、賑やかなストーリーに。

■「シンデレラっぽいもの」第一幕■
適当っぽいナレーションが、イイ!!(笑)
最初に煌びやかに登場したのは、継母と継姉ですが。
彼女らの格好、ドレスなんぞに着替えずとも、もうあれで十分
舞踏会へ行ける・・・ような気がします。

「素人にドレスなんて作れるハズないじゃない・・・体張って
笑いをとりに行きたいのなら止めないけれど・・・」

とりたないわ。話の進行上、しゃーないねん!!!

至極最もなシンデレラの意見。
彼女と継母との会話は、最早、漫才の領域に達していますね。
継姉を人質にとって、ドレスを作れとシンデレラを脅す継母に、
舞踏会の所為で優しい姉が人質にとられてしまったと、
王子を逆恨みするシンデレラ。
「困ったわ・・・」と嘆きつつも、優雅にお茶を飲むシンデレラは兵です。

「心優しきシンデレラ。今夜はそんな君の為にどんな願いも叶えて
あげよう」

「まぁ、素敵・・・舞踏会場を灰になるまで燃やして

「それは犯罪です・・・もう少しソフトで純粋な願い事にして下さい」

魔法使いの登場は凄かったですね。芸能人並みの人気です。
何せバックに、花まで背負ってますから。
観客の一部(素子と誠)は胸中で「天使・・・!!!」と叫び、
涙まで流していますが、これはちょっとオーバーでしょう。
矢鱈「焼肉食べたい」を繰り返し、魔法使いから手柄を掠め取る
シンデレラの狡猾さは如何かと思いますが、所詮、この話は
「シンデレラ」のパロティなので良しとしましょう。(苦笑)

■「シンデレラっぽいもの」第二幕■
右に左にマイクを持ちかえ、小指を立てて話すナレーター、
やっぱり(私の中では)最高です!!
そして漸く、むすっとしたキョン王子のご登場。
折角舞踏会を開いたのに座り込んでいる王子は、あまりのやる気の
なさに、友人から「おっまえ、そんなんだから童貞なんだよ」とまで
云われる始末。
その上、一緒に踊ってくれと頼みに来た相手が継姉だと知らず、
つい何時もの調子で「踊らねぇっつってんだろ!!」と怒鳴りつけて
しまった王子は、美しく着飾った彼女を見て、見事フリーズ。
待・・・っ」と、慌てて継姉を追いかけようとする王子に、
「もちろん継姉の誘いも冷たく断るのでした」、「断るのですっ」と
追い討ちをかけるナレーターが個人的にはツボです。
あぁ、舞台の上でも夾はそのまま、夾なんですね。(笑)

「俺と・・・
踊れ!!!

「・・・・・・
ハッ

決死の覚悟で自分と踊ってくれとシンデレラに頼んだ(挑んだ?)
王子は、そこで案の定、玉砕することに。
というか、111頁5コマ目の構図に大爆笑したのは私だけではないハズ。
だってこれ、若しもセリフがなかったら、王子がシンデレラに
決闘を申し込んでいるようにしか見えませんよ。(笑)
「話をっ、シナイかっ」という王子の再アタックも、シンデレラに
「今夜の電波は脳髄が疼くほど心地良いわね・・・」と返され撃沈、ですし。
嗚呼、何て憐れな・・・・・・夾。
散々焼肉を食べた後、鐘が鳴ったから帰るわと王子に
ガラスの靴(しかも箸入り)を手渡すシンデレラは、矢張り最強です。

■「シンデレラっぽいもの」第三幕■

「せっかく会えるチャンスが手元にあんのにムダにするってか!!
そんなんじゃ会いたくても会えない奴はどーすりゃいい!!
会いたいのに。会いたいのに・・・っ。会いに来いコラー!!!

ガラスの靴を手掛かりにシンデレラを捜せと、王子を説得する友人。
うーん、うおちゃん→紅野への想いは、もう少しシリアスな展開な時に
入れて欲しかったと云うのが、個人的な希望。
確かにシリアスばかりでは息が詰まりますが、此処で入れると、
彼女の想いが軽くなってしまうんですよね、如何しても。
仮令漫画と雖も、舞台に私情を持ち込んで欲しくなかったというのが
私の本音だったり。

「そろそろ来る頃だと思っていたわ、王子・・・そのクツは確かに
私があの夜残していったモノ・・・返しなさい

絶えず何かを食べ、偉そうに命令するシンデレラは、観客からも
色々な意味で一目置かれる存在に。
しかも、話は何時の間にやら、王子が継姉に結婚を申し込むという
とんでもないストーリーに変わろうとしていました。
どかん、と顔から火を噴く夾は、誰から見ても透LOVEなことが丸解り。
嘘を吐くことが出来ない性格って、本当に損ですよねぇ。(しみじみ)
シンデレラにとって王子と結婚することは、悪夢。
王子にとってシンデレラと結婚することは、地獄。
世の中とは、かくも世知辛いものであります。

「ずぅっと・・・そうやって自分を誤魔化しながら生きていくつもり・・・?
お城の中で、お城に閉じ込められて死ぬまで・・・」

「だったらなんだよ。それで誰かに迷惑かけんのかよ。
どうなろうが俺の勝・・・」

私は、私はそんなの・・・そんな・・・の・・・

やっ、やってくれましたよ、この二人は。
遂に舞台のど真ん中で、王子と継姉がイチャラブです。
そして王子(夾)の幽閉を暗示させるような言葉が、
シンデレラ(はなちゃん)の口から出ましたが。
その幽閉を甘んじて受け入れようとした王子(夾)の言葉を遮るように、
継姉(透)が否、と叫びます。
此処で透と夾の距離が一気に縮まったのは、確かでしょう。
またそれは同時に、透が夾への想いを改めて噛み締めた瞬間でも
ありました。

その後、二人のムードをぶち壊すように魔法使いが現れ、
シンデレラに本当の願いを尋ねます。
彼女の願いは「お姉様と焼肉屋を経営したい・・・」という、
あまりに現実的なものでした。
魔法使いは、シンデレラの願いを単に叶えるだけでなく、
その経営のサポートをするよう王子に命じます。

「おまえが叶えてやるんと違うんか」

「王子。おまえの願いはきかない。自分の力で叶えてみせろ」

この魔法使い(由希)のセリフに、思わず、はっとさせられた方が
果たして何人いるか解りませんが。何を隠そう、私もその内の一人です。
夾には運命とか宿命とか、そういったものに流されず、
自分の力で未来を切り開いていって欲しい、
それは透だけでなく、由希の願いでもあったのでしょう。
彼は、完全に一皮剥けましたね。
良い意味でふっきれた表情をしていると思います。
結局、物語のおいしいところは最後に全て由希が
持って行ってしまいましたが。
今回の透たちの劇は、台本こそあるものの、あのアドリブの多さからして
或る意味、即興に近い劇だったか、と。
欲を云うのなら、物語に深みを持たせるためにもう一捻り欲しかったな、
というのが個人的な意見。
何だか粗筋ばかりの感想になってしまい申し訳ありませんが、
今後、3人の関係が如何変化していくのかを見守りつつ、
以下、邪な感想へ〜!!

<フィルターありの邪な感想>
こ、こここここれは一体、如何いうことなんですか???
誰か私に解るように説明してくれぇぇっっっ!!!
うわーん!!どうせなら、"ハルキサ"じゃなくって、
"はぐれ"でお姫様抱っこが見たかったよう!!!
誰か、あぁ誰か。私に一夜の夢をプリーズ!!!
何故、肝心のマブダチトリオが登場しないんでしょう。(シクシク)
あーや、絶対に弟の勇姿を見に来ると思ったんですけどねぇ。
それに、紫呉とはとりが文化祭に来ないのは絶対にお・か・し・い!!
だって、
こんなに面白いモノを
あの紫呉が見過すはずないじゃないですか!!!!(力説)
そう、これは絶対に。
(二人の間で)何か・・・ナニかあったに違いありません!!!!!

■紫呉とはとりが文化祭に来れない理由■ 〜その頃、彼らは・・・〜

紫呉:「うあわぁぁん!!はーさんの馬鹿!!透君たちの劇、
    始まっちゃうじゃない!!!」

はとり:「渋滞だ。諦めろ・・・・・・」

紫呉:「・・・だから、もっと早く家を出ようって云ったのに」

はとり:「今日〆切の仕事が終わらなくて、散々、俺を待たせたのは
     何処のどいつだ?」

紫呉:「・・・・・・・・・僕です」

(暫しの沈黙)

はとり:「・・・開演時間が、過ぎたな」

紫呉:「・・・えぇっ!?嘘!?」

はとり:「今から行っても間に合わんのなら、いっそこのまま
     二人でドライブにでも行くか?」

紫呉:「・・・でも、あーやにビデオ頼まれたのに・・・・・・」

はとり:「綾女には俺から上手く云って置く」

紫呉:「でも・・・・・・っ!!!」

はとり:「『でも・・・』、何だ?俺が相手じゃ嫌なのか?」

紫呉:「・・・嫌・・・・・・・・・じゃない」(ボソッ)

はとり:「・・・聞こえんな」

紫呉:「はーさんの、意地悪・・・・・・」

           突然、次回予想!!

次のフルバは6号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート33。
いい加減、欲求不満が溜まっている管理人の煩悩が遂に炸裂!?

希望予想その1.透たちの海原高校で、うら若き青春時代を
思い出すマブダチトリオ。
次回、遂に彼らの「夢みた朝」が明らかに・・・っっ!?
衝撃の真実をお見逃しなく。

最悪予想その1.透から預かったメモを頼りに、遂に紅野が動き出す。
紅野が本家を勝手に抜け出したことを知った大人たちは・・・・・・
次回、怒り狂った慊人を止めるのは、一体誰!?

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←外す気まんまん/笑)










2004年4号


「やぁやぁ さ迷いきってる 小羊達よ!


どうも、大変ご無沙汰しております。
あっちの世界に逝って、ちょっと人間の限界を見て来ちゃったよ〜(壊)な
駄目駄目管理人の綾瀬みのるで御座います。(←無事帰還して
おりますので、ご安心下さい)
原稿は無事、提出し終えました。
もう毎週の〆切に追われることも、「さぁ〜書け、書け、書けェェッ!!」と
馬車馬の如く尻を叩かれ、走り続けることもないのです!!!
これで生涯、〆切とは縁のない生活を送りたいものですねぇ。(苦笑)
ただ、まだ原稿の差換えが残っているので今月一杯は"仮復帰"ですが。
次のフルバが発売される頃には、きっとこの(仮)も取れ、
晴れてネットに完全復帰出来ることでしょう。
それでは。以下、「素晴〜らしい朝が来た♪ 希望〜の朝だ♪」 と
鼻唄でも歌いながら、清清しい気分で本誌の感想を
書き進めて行くとしましょうか!!(←そして何故にラジオ体操?)

<フィルターなしの普通の感想>
■表紙&フルバ情報■
こ、今回の表紙はスゴイですね。
何がスゴイかって、この統一感のなさが・・・・・・(苦笑)
ヒロイン大集合ということで、フルバからは超プリティーな透が
出ております。
個人的には、附録のドラマCDの中にフルバが入っていなかったり、
「ツインスター★クオカード」プレゼントの中にフルバが入っていないのが
かなり不満だったりするのですが。
カードにつきましては、第5号でラインアップされるそうですので、
気長に待つことに致します。
予告を見る限りでは、どうも透&由希&夾のカードと、
透+猫のカードのようですね。
で、以下、本誌を読んでいる大半の方がご存知かと思いますが、
フルバに関する情報をちょこちょこっと紹介。
「こんなもの読んでられっかー!!」という方は、公式サイトにも
詳しく書いてありますので、此方を御覧下さいませ。

フルバ情報その@
次回の応募者全員サービスはクリアポスターです。
勿論フルバもありますので、透&由希&夾ファンの方は
必見でしょう。
私は多分・・・応募しません。(ぐれさんとはーさんが出ないから/笑)

フルバ情報そのA
『フルーツバスケット』の14巻が4月19日に発売されるそうです。
って、4月!?今、私さらっと流しそうになりましたが、
確か13巻は11月半ばに発売されましたよねぇ。
こんなに先になってしまうのは、何故なんでしょう???
忘れていなければ、多分、買います。

フルバ情報そのB
画集キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
つ、遂にフルバの初画集が発売!!4月の中旬をお忘れなく!!
正直、何でこの時期なのかイマイチ解らないのですが。
目出度いことは、愛でなければなりません。
も、若しかしたら紫呉とはとりのツーショットがそこで見れるかも!?(←
んなワケないって/苦笑)

■扉■
巻頭カラーで御座いまぁぁぁぁぁす!!!十二支の宴。
そう云えば、今年はりっちゃんと燈路が舞う年でしたね。
もう、衣装が素敵で素敵で・・・泣けてきました。
めちゃくちゃ華やかなんですよ。特に、りっちゃん!!
紅い粉で仄かに彩られた切れ長の瞳に、柔らそうな唇。
白い着物が、彼の白い肌を一層、引き立てていて。
何処から見ても、女性にしか見えません。
個人的には、燈路の着ている紫色の羽織を、紫呉が着たら
似合いそうだなぁ、なーんてほくそ笑んでいたり。
ところで、「彼のように優しく穏やかな年になるといいね」という
言葉に反応したのは私だけ?
どうも、りっちゃんの年=パニックが頻発する年というイメージが
あるもので・・・・・・(苦笑)

■嵐のような"男"と"女"■
由希が懸念していた通り、透に意地悪な姉役は無理だったようです。
劇の中でも敬語を駆使する透と、熱の入った意地悪な姉役を
想い人の由希に見られてショックを受ける木之下南に、
悪いとは思いながらも爆笑。
私的には、何時ものように三つ編みでないはなちゃんの髪型が、
新鮮で良かったです。うふふ。はなちゃんの「絶好調」に期待vv

「やぁやぁ、さ迷いきってる小羊達よ!ボクは来たよ!!」

真打登場!?
綾女と美音の登場は、透の回想の中でだったんですが、
無駄にゴージャスな格好をした綾女が・・・ステキ過ぎてお腹痛い。
登場シーンのバックの効果は、キラキラですし。
みんな、引いてますよ。あの二人に。
「ボクの前で総てをさらけ出したまえっ」といい、「愛し合うボクらの前に
立ち塞がる壁などヒョイとくぐって侵入するのみ」といい、綾女の台詞は
悉く犯罪者チックなものが多いですね。(面白いから良いんですけど/笑)
二人の侵入を許可した(?)校長は、或る意味、天晴れだと思います。

「ドレスは是非、
純黒で・・・」

それでいいのかシンデレラ@はなちゃん!?
純黒を「いい響き」と評し、喜んで承諾してしまった美音ですが。
純黒のシンデレラ・・・見たいような、見たくないような。
少女漫画じゃ無理だと解っていても、うおちゃんの云う通り、
私もフルバで「水戸黄門」が見たかった・・・です。
そして演出の「よぅし書くわよ。バーニング!!」で、テニプリの
タカさんを想像してしまったのは、私だけ?
台本を書き直すってことは、矢張り、シンデレラのパロで
行く気なんでしょうか。
例えばシンデレラには怖い鬼のような姉と、仏のように優しい姉が居て、
ぶっきらぼうで照れ屋な王子が、優しい姉に一目惚れするとか・・・・・・
そういう話?
何にせよ、次の回が色々な意味で楽しみです。

■生きていくために必要な"理由"■

「何にも・・・知らねぇくせに・・・っ。父親も母親も側にいて、周りに
褒められて必要とされて、他人が必死になってる上を、軽々飛び込えて
いくような奴に、俺の気持ちなんか一生わかるもんか」

「飛び込えて」→「飛び越えて」だと思うのですが、それはさておき。
前回、夾が帽子を受け取らなかったのは、「由希に触られたモノなんか
もう俺のモノじゃない」という気持ちからだったんですね。(涙)
(そんなモノ俺は知らない)という夾の回想シーンで、彼に帽子を渡す
女性が登場しているのですが、この人は彼の母親なのでしょうか。
すると、あの帽子は若しかして母親の形見!?(←違)
私には「そんなモノ俺は知らない」というのが、「母親の愛情なんて
俺は知らない」という風に受け取れたので・・・・・・
ところで一見、八つ当りにも見えるこの夾の「何にも・・・知らねぇくせに」と
いう言葉は、かつてリンが由希に向けて云い放った「何も知らないバカな
くせに」と重なるものがありますね。
まだ由希に知らされていない真実が、物語の鍵を握っているようにも
感じられます。

「何不自由なく生きてきた『王子様』には、何にも手に入れられない奴の
気持ちなんか。無いモノねだりのバカな奴のバカな望みなんか」

「昔から頭いいし、要領はいいし、人あたりもいい。信頼されるんだ。
周りは自然にあいつの才能を認めて敬って・・・武闘を始めたのだって
俺が先なのに、今じゃあいつの方が強いし・・・・・・ムカつく。俺だって
なれるモンならなってみてえよ・・・そんな奴に」(注:コミックス2巻・
46頁参照)

確か、夾は去年の文化祭の準備の時にも、教室から逃げ出したんです。
あの時、彼を捜しに行ったのは透でしたが、今回は由希であったと
云うことに注目したいですね。
個人的な希望的観測を云わせてもらうなら、私、此処で、一発ガツンと
由希が本音を云うことを期待していたんですよ。
自分の両親は夾が思っているほど出来た人間ではないし、
十二支の仲間にはなれなくても、自然体で他人と向き合うことの出来る
夾の方がずっといいと、自分だって、どれほど手に入れたいと願っても、
手に入れられないものはあるのだと、本当は由希にそう云って
欲しかったんです。だってこの二人って、本音で喧嘩をしたことが
まだ一度もないんですよ。
恐らく、由希の他人を上から見下ろすような態度が、
夾にとって癪に障るわけで。
由希が以前、翔と争った時のように夾と接すれば、二人の仲は自然と
上手く行くような気がするんですが・・・・・・
これは私の幻想に過ぎないのでしょうか。

そう・・であって、ほしいんだろ?"嫌な存在"がいてくれないと
自分が困るんだろ?)

何かを諭すように、複雑な表情で夾を見詰める由希。
(自分が困るんだろ?)のシーンで、薄く嗤うこの女性(?)は
一体、誰なんでしょう?此処に来て、また新たな謎が一つ増えました。
ただ、今回に限らず、これまでにも似たような言葉は出ているんですが、
その時、決まって夾が動揺しているんです。

「何故、嫌う事が義務のような言い方をするのかな。まるで、知る事
自体に怯えてるような目で」(注:コミックス3巻・87頁参照)

夾が由希を憎むようにできている仕組みはまだ解りませんが、
「俺の人生はその猫憑きとして生まれた時点で終わってる代物
なんだってね。それが子の・・・(中略)・・・あいつがそもそもの元凶
だって事も!!」という言葉から推測すると、夾の「本来の姿」には、
由希が大きく関わっている可能性が高いと考えられます。
夾は自分が"猫憑き"でさえなければ、母親が自殺することも、
それが原因で父親に疎まれることもなかったと信じていますし。
鼠憑きである由希には、前途洋々たる未来が開けているのに対し、
猫憑きである自分に残された時間は、あと僅かだけ。
卒業するまでに由希に勝てなければ、夾は暗く閉ざされた世界に
一生幽閉されてしまうのですから。
それも、夾が由希を妬む原因の一つでしょう。
勿論、他にもまだ、夾が由希を嫉まずにはいられないエピソードが
隠されていると思いますが。
今、夾は由希を憎むことでしか、前に進めないのかもしれません。
拳で窓硝子を叩き割り、「くたばれ・・・っ」と云う捨て台詞を残して
去って行く夾。
私には、そうすることでしか自分を保つことの出来ない夾が、
何処か自分自身に苛立っているようにも感じられるのです。

■動き出した"ココロ"■
割れた窓硝子の横で、一人、茫然と佇む由希。
此処で、偶然、由希のファンである山岸と生徒会仲間の真知が
彼を発見し、例の「シンデレラ」の話題になるんですが。

「やっぱ、王子っていえば草摩先輩ってカンジなのにィ。
ねぇ。倉伎さんもそう思わない?」

その内の一人は、由希を持ち上げようと、その表面を高く評価し。

「思わない。会長はどこも王子らしくなんかない」

もう一人は、由希という作り上げられた虚像を真っ向から否定し、
彼の本質に触れようとしたのですから。

作者が敢えてこの二人を選んで、彼女らをこの場面で登場させたのは、
正解だと思いましたね、えぇ。
由希の瞳に、真知の姿が眩しく映ったその瞬間。
この時ばかりは私も、矢張り真知は翔の従兄弟だなぁと、
思わずにはいられませんでした。
この二人にとって、こういう台詞をいうのは、多分、
本当に"何でもないこと"で。
それでも人って云うのは、そういう"何でもないこと"で、
傷ついたり、喜んだり、哀しんだりする生き物なんでしょうねぇ。

さて、時を同じくして、丁度その頃。
夾もまた違う場所で、一人の女性の存在の大きさを噛み締めて
いました。
教室で、たった一人、自分が戻って来るのを信じて待っていてくれた
透の姿を目の当りにした時。
練習に参加しようとしない自分を責めず、台本の直しを見てくれと
微笑む透の心情を慮った時。
夾の大切な人に心配を掛けて申し訳ないという気持ちが、
「・・・しょーがねぇ、観念するかぁ・・・」という言葉になって
出てきたのではないでしょうか。
勿論、その直前に夾が「本田さんを心配させて楽しいか?」と云う
由希の言葉を思い出していることは、見逃せない点だと思います。
それでも、これまで人と深く関わることを苦手としてきた夾が、
透という存在に触れることで、人として大切なことを学び、
成長していくのだとしたら。
一フルバファンにとって、これほど嬉しいことはありませんね。

と云うことで。
それぞれの想いが結実するまでには、もう少し時間が
掛かりそうですが。
誰もが納得の行く結末を、高屋先生が用意して下さることを期待しつつ、
以下、邪な感想です〜!!!

<フィルターありの邪な感想>

どぉぉぉぉん!!!!!

ひ、1コマも登場しませんでした。(激しく落ち込み)
うわぁぁん!!綾女さんは登場したのに、何故、はーさんやぐれさんは
登場しないんだよう!!!!
うっ、うっ、うっ・・・・・・(号泣)
これじゃあ、折角上がったテンションも下がるってもんです。
勝手に妄想もしたくなるってもんです。
え?これじゃ、妄想は出来ないって!?
う、ふ、ふ、ふ、ふ・・・・・・(危険な笑い)
妄想女を侮ってはいけません!!
今回のターゲット(犠牲になる頁)は、ズバリ、あの扉!!!
あと2年フルバが続けば、紫呉の舞衣装姿を見るのも
夢ではないんですが。
そんなもの、悠長に待っていられませんので。
りっちゃんをはとりに、燈路を紫呉に脳内変換(?)し、
勝手に妄想させていただきます!!!



−−−−−−−−−−−−−妄想スタアト−−−−−−−−−−−→


零れ落ちた花弁は、紫呉の白皙の頬をするりと滑り落ちて、
静かに散った。
見事に結い上げられた黒髪に添えられた淡紅色の花は、
紫呉の艶やかさを一層、引き立てている。
見る者全てを惑わすような色香に。
着物から覗く玉のような肌に、触れたくなって。
気が付いたら、はとりの手は紫呉の首筋を辿っていた。

「や・・・ぁ、っ、止めてよ、もう」

そんな縋るような視線を此方に向けられても、
それは己の欲望を煽ることにしかならないのだと、
如何してこの男は気付かないのだろう。
露を滲ませた漆黒の瞳が、哀しげに伏せられる。

「・・・お願い・・・・・・見ないで」

頑に俯いて涙を見せまいとする仕草も。
夜風に舞い上がった一条の髪も。
その温もりも、息遣いも。
全てが、愛しい。

刹那。はとりの胸の裡に弱い衝撃が走って。
骨の髄まで染み込んだものが溢れてきた。
それは何にも換え難い、尊い想い。
そうしてはとりは、抑え込んでいた感情を解放した。

「お前が、好きだよ」

唇が触れ合うほどの距離で、誘うように囁く。
求めていたのは、この腕の中の温もり。
愛しい者の白く細い指が、緩緩と顔へと伸ばされて。
唇から漏れた微かな吐息は、それでも確かに肯定の色を
帯びていた。


その後。

程無くして部屋へ入ってきた十二支が、
寄り添うようにして眠っている二人の姿を見て絶句したのは、
云うまでもない。


←−−−−−−−−−−−−妄想オワリ−−−−−−−−−−−−

           突然、次回予想!!

次のフルバは5号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート32。
毎回外れる予想を笑うもよし、怒るもよし。
仮令、誰が何と云おうと、私はくだらない予想を続けます!!

希望予想その1.いよいよ、文化祭本番!!!
若者たちの勇姿を是非拝もうと、ビデオを持って高校へ出掛ける
マブダチトリオですが、何とそこへ慊人も加わって・・・・・・!?
次回、文化祭パニック!?

最悪予想その1.悲劇は本番中に起こった!?
着々と劇が進行していく中、予想外の不運が透を襲い・・・・・・
次回、由希VS夾をお楽しみに!!

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←やる気ないでしょ?/汗)










2004年2号


「王子様・・・夾君が王子様・・・


さぁ、高く積まれた本の横で、眉間に皺を刻みながら画面を睨み、
憑かれたようにキーボードを叩く日々の始まりです。
机の隣に積んである紙の束(注:論文です)が雪崩を起こした日にァ、
もう、頭抱えて叫び出したい衝動に駆られてみたり。
12月一杯は何とか正気を保っていられると思うんですが、1月上旬は、
多分相当パニックになっていると推測されますので、話しかけない方が
賢明でしょう。触らぬ管理人に祟りなし、ですな。
えーつまり、結局、何が云いたかったのかと申しますと、
今年最後の修羅場(第何次だったかはもう忘れました/爆)開始により、
反応が遅れますということが云いたかったのです、はい。
恐らく本誌第4号発売日頃には、何事もなかったかのように、
ケロッとした顔で戻って来ると思いますので、更新云々につきましては
もう暫く我慢してやって下さいね。(キリリクの消化&連載小説の再開を
辛抱強く待って下さっている方、本当に御免なさい〜/号泣)
それでは。今回も長い前置きでしたが、以下本誌の感想です〜!!

<フィルターなしの普通の感想>
■扉■

(記憶が消されちゃっても また お友達になってくださいね)

透と由希との対話の中で、私が一番印象に残った第2話の、
あのシーンが、此処で、再び出てきました。
記憶が消されるかもしれない、だけど自分は何も出来ないと云う
何処か投げ遣りな由希(鼠)と、それでも良いからまた一から
始めようと云う、何処までも真っ直ぐな透が、
初めて同じ目線で語り合う瞬間。
最初にこのシーンを読んだ時、このエピソードは伏線だ(!)と
何故か確信した私でしたが。真逆、此処で出てくるとは・・・!!
私としては、一度、何らかの理由で透が記憶を消された後、
由希の回想で出てくるシーンだと思っていただけに、ちょっとショック。
きっと私の予想は、最後まで外れまくりの予想で終わるんでしょうねぇ。
と、それはさておき。
由希が透を紫呉の家に招いた理由も、個人的には印象的でしたね。
透への同情心だけでなく、草摩に対する反抗心から
透(十二支以外の者)を家に迎え入れたと云うのが、
如何にも草摩を毛嫌いする由希らしい考えだなぁ、と。
加えて彼女は"女性"(十二支にとってある種のタブー的な存在)ですし。
これは慊人、ひいては草摩の古いしきたりに対する、
由希なりの嫌がらせだったのかもしれません。

■"変な人"から憧れの"お母さん"へと■
ただのクラスメイトでテント暮らしをしていた変な人から"お母さん"へ。
一見、無茶苦茶大きな変化のようにも見えますが、この表現を
ただの〜(中略)〜変な人から、最愛の人へとしてしまえば、
ごく自然の流れのように感じられるのですが。如何でしょう?
尤も、透に"お母さん"を"求めていたと云う由希に、「オレの母親
あげよっか」と返す翔は論外ですが。(←そういう問題じゃないだろうと
笑ったのは、私だけでないハズ/苦笑)

(夾があの姿になった夜、追いかけていった彼女の姿は"女性おんな"だった)

夾が本当の姿になった時、彼を追い掛ける透を見て楽羅が何かに
気付いたように。由希もまた、気付いてしまったんですね。
夾を追い掛けて行く透が"母"ではなく、"異性"であると云うことに。
ただ一方では、由希のそれを、無意識の嫉妬心から起こった感情と
捉えることも可能だと思うんですが。
何故、そこで無理やり"母"に結び付けようとするのかが解りませんね。
結局、「蓋の中に隠されていたもの」=「本当のこと」=「透を憧れの
"お母さん"として見ていたこと」ということになるんでしょうか。
蓋をしている間、ずっと王子的発言(「攫っていくから覚悟して」,
「こんな・・・可愛い本田さんも見れたしね」)を繰り返すことで、
自分の気持ちに暗示を掛けてきたなんて。
若しもそうだとしたら、これほど哀しいことはありませんねぇ。

■扉の向こうに広がる世界■

「恋人に母親を求めるなんて話よくきくし、由希は一人で理屈こねてさ
単に諦めてるだけと違う?」

翔ぅぅぅ!!よくぞ云ってくれた!!!という感じでしたね。
このセリフ聞いた時、思わずガッツポーズしてしまいましたよ。
実は私も、翔の意見に同感なんです。
だって、そんな頭の中でグチャグチャ考える前に、
男なら、人間なら、もっとシャキッと背筋伸ばして、等身大の自分で
向かっていけや、と思ってしまうんですよ。
四の五の云う前に、全力でぶつかって玉砕してしまえというのが、
私の本音なんですな。(←いや、"玉砕"は拙いやろ)
それに"母親"のことに関して云うなら、由希やリンだけでなく、
十二支全体に当て嵌まることだと思いますし。
夾だって"透"と"母さん"を比べてるじゃないですか。
由希は「そんなんじゃない」と否定していますが、
そんなこと解りませんよ。夾だって、「すべてを愛してくれなくても、
一緒に考えて悩んで」くれる存在を探していたわけですから。
或る意味、理想の母親に近い存在を探していたのではないでしょうか。
私にはそれが"透"だったように感じられてなりません。

「ただ俺は、俺は嫌だ。俺は嫌なんだ・・・っ。
そんなの寂しいんだ・・・・・・っ」

何かに抗うように、泣き叫ぶ由希。
いや、それは立派な"嫉妬"だと思うんですが。
翔も解っているなら云ってやれよ、と思うのは私だけ?
("好きだ"って目が言ってる)、(彼女も夾だけには)
「夾は彼女をちゃんと異性として見ている」と、まるで自分の入り込む
場所がもうないかのように諦め口調なんですが。
由希が透を見る眼だって、十分、夾のそれと同じもののように思えます。
それとも、由希は透にドキドキしなかったんでしょうか。
ただ母親を夾に取られてしまったようで、悔しかっただけなんでしょうか。
この辺りが、私には解らないんですよ。
好きな相手だからこそ、最高の倖せを、「俺にしかあげられないモノ」を
あげたいんでしょう?
如何して、自分の感情に理屈つけようとするんでしょうねぇ。
「好き」という感情に、理屈なんて要りませんよ。
十二支は、本当に思慮深い方が多いので何時も驚かされますが。
理屈なんて、後から如何とでもつけられるものですし、
諦めが悪くてもいいから、欲張りでもいいから、由希には、
理屈なんかに囚われず、もっと自由に、自分の気持ちに正直に
生きて欲しいですね。折角、素敵な名前持ってるんですから、
勿体無いですよ、本当に。(笑)
"俺だけの生きている証"なんて、カッコいいこと云ってますが、
見せて貰おうじゃありませんか。
由希にはもっと元気出して貰わないと、読んでいる側としても、
張り合いが出ませんからね。

■いつか伝えられるその日まで■

「泣くなよゆんゆん!!!」

落ち込む由希を元気付けようと、サッカーボールをぶつける翔。
密かにナイス、と心の中で苦笑した私ですが。
こういう関係も良いですよねぇ。
あ、勿論、春と由希の関係も好きですけど。
由希と翔を見ていると、どうも由希と夾の未来の関係を見ているようで、
時々、微笑ましくなるんですよ。
この後、翔の鳩尾に拳を叩き込んだ公が、何事もなかったかのように
「具合はもういいのォ」と尋ねるシーンがあるんですが。
「スッキリしたかも」と答える由希が、とっても良い表情をしていて。
あぁ、本当に重いモノを背負っていたんだなぁというのが、
ヒシヒシと伝わってきたり。

また、そんな由希を見て、「そりゃあ・・・良かった」と翔が呟くんですが。
あの起き上がった時の彼の横顔、何処か夾を彷彿させるところが
あると思いません?
夕陽の影響と云うのも考えられますが、どうも意図的に似せたように
感じられるのですが。むむ、深読みのし過ぎなんでしょうか。
どちらにしろ、二人の関係が進歩しているのは、確かでしょうね。
由希自身、翔のことを「実はすごく優しいからかな」と認めてますし・・・・・・
元々、「違う世界にいる」透以外の人間に、自分の弱音を聞いて欲しい
という願望もあったんでしょうが。
誰にも話したことのない胸の内を、翔だけに明かしたということは、
きっと彼のことを、誰よりも信頼しているからでしょう。
今回、翔の一言一言で由希の表情がくるくる変わるんですが、
私的には、66頁1コマ目のちょっと照れた(怒った?)表情が
良かったです。

「どうしたら・・・よいのか。台本を読みましたらば、台詞が・・・
山のように・・・・・・っ」

その頃、紫呉宅では台本を抱えた透がパニックに。
夾が王子役ということを知って面白がる紫呉が、すっごくラシクって。
あぁ、やっぱりフルバだと安心してしまいましたよ。
何せ、此処のところシリアスなお話が多かったですから。
夾と透のバカップル(?)具合も、確り楽しませてもらいましたし。
透君、こっそり夾のことを藉真師匠に云う気だったんですね。(クス)
「師匠にだけはホント言うなよ!?」と夾が釘をさした時、
咄嗟に目を逸らして「はい」と答える透の顔が可笑しくって。
由希じゃありませんが、今回もあの二人は、「小学生レベル」の
いちゃつきっぷりを披露してくれました。(微笑)

「あの帽子だけど今は本田さんの手元にある・・・わざわざ返さなくても
いいよな」

一番触れられたくない過去を持ち出されて、夾の表情が一変しましたね。
若しかすると由希は、自分の手であの帽子を返したかったのでしょうか。
いずれにしろ近い将来、あの帽子は何らかの形で、また物語に出てくると
思います。(はっ!?真逆、夾はあの帽子を今日子さんから貰ったとか?←的外れな想像/苦笑)
きっと、その時に隠された夾の過去も、完全に明らかになるんでしょう。
由希が夾より一歩先に大人になったように、
夾にもやがてその時が訪れるんでしょうねぇ。切ないなぁ。
個人的には、今のままの夾も大好きなんですが。

「きいたよ由希っ・・・(中略)・・・衣装の事ならこのボクにお任せさっ。
我が愛しき弟が晴れの舞台で何者よりも輝きまくれるよう
腕をふるおうではないかっ。
でだっ。由希は何回衣装替えをするんだい?」

真逆今回、綾女が登場するなんて・・・吃驚です。
彼が登場した瞬間、私はこれまでのストーリーを全て忘れそうに
なりました。たった4コマでこれだけの存在感をアピール出来る綾女は
矢張り、偉大としか云いようがありません。
しかも「ブラック君」=「翔」と云うことに気付くまでに、
きっかり3秒かかってしまいましたし。
綾女さん、何時の間に翔と"メル友"になってたんですか!?
しかも衣装替えだなんて・・・脇役が主役より目立ったら、
絶対にマズイと思いますが。
何にせよ、綾女の登場で、とっても賑やかな文化祭になることだけは、
間違いないでしょう。


(大切な人、憧れの人、欲しくてたまらなかったものをくれた尊い人。
倖せになってほしい。誰よりも。君だって君だけの証をみつけていいんだ。
自分らしく、自由に。たまには拗ねて怒れる場所。きっと来る。
その時に伝える事もできるはず。たくさんのありがとうと一緒に。
曇りなく。まっすぐに)

幼い頃、繋ぎたくても繋げなかったその手を、最後にようやく掴むことが
出来たあのシーン。少しだけ、ジーンときてしまいました。
見守られる側から、見守る側へ転身した由希に出来ることは、
ただ透の倖せを願うことだけなのでしょうか。
仮令、由希が透に恋愛とは違った感情を抱いていたとしても、
最終的にお互いが違う人を選んだとしても。
最後くらいは、「本田さん」ではなく、「透」と呼んであげて欲しいですね。

<フィルターありの邪な感想>
で、ででででででで出ましたよぉぉぉっっっ!!!(←落ち着け)
今回もまた由希中心の話だったので、もう半ば諦めかけていたんですが。
天はまだ私を見放してはいなかった・・・っっ!!(なんて大袈裟な/苦笑)
とってもラブリーな紫呉さんの登場です♪
特に、夾が王子役と知った時の、表情と云ったら。
噛み締めて笑う紫呉さん、最高です!!!
いっそ
「(紫呉さんを)嫁に下さい」と、
はーさんに頭下げたい気分ですわ。
というわけで、今号のイチオシ紫呉さんは、68頁2コマ目に決定!!

で、シンデレラ。
夾君には申し訳ないのですが、紫呉さんにバレた時点で、
もう、劇の配役が草摩中に広まったも同然でしょう。
び、ビデオっ!!??是非是非、撮って下さい。
この際、はとりを文化祭に連れてくるために、(邪魔ではありますが)
また慊人を誘っていただいても構いません。(笑)
ち、因みにビデオの電源を切り忘れて、その後、二人が
まぐわっているシーンまで撮ってしまう(!)という妄想は
ありでしょうか?
再生したら赤面モノの超危険なビデオ。
高値で売れると思いません?(←益々、変態度が増してきたな、自分よ)
そう!!一番の見物は、若者たちが演ずる「シンデレラ」でなく、
貴方たちなのです!!!(握り拳でぐっ)

           突然、次回予想!!

次のフルバは4号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート31。
多分、誰も気付いてくれていないと思いますが、前回の「次回予想」
少しは的中しているんですよ。(苦笑)

希望予想その1.さぁ!!文化祭本番に向けて、劇の練習です!!
と透たちのクラスが異常に盛り上がっている頃、
草摩本家では、華のマブダチトリオが・・・・・・!?
次回、綾女作の衣装に、みんな吃驚!!

希望予想その2.「・・・ということで、はーさん。ビデオ貸してvv」
「お前、それを慊人には云うなよ、絶対に」
透たちが学校で劇の練習をしている頃、草摩本家では、今
正に悲劇が始まろうとしていた。さぁ、はとり。
君は暴走した恋人を止められるか・・・・・・!?
次回、紫呉の口は軽いんです!!(←じ、ジョークですって/苦笑)

最悪予想その1.翔に弱音をぶちまけ、心が軽くなった由希。
ところがその信頼は、とんでもない形で裏切られることになって・・・
次回、翔と透の関係が遂に明らかに・・・!?

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←む、難しいですぅぅ/涙)










2004年1号


「・・・由希って 本当に 嫌われ者なんだね


本当に、本誌の感想がメインになりつつある、うちのサイト。
11月には復活すると云って置きながら、結局、殆ど何も出来ません
でしたし。これでは駄目だと思っている内に、また修羅場月間突入です。
1月に入ると、恐らく生きてるのか死んでるのか解らないくらい更新が
滞りますが(下手をすれば、この感想も一時、止まるかもしれません/涙)
2月には必ず、総てのことに決着をつけて、明るい笑顔でまたサイトに
戻って来たいと思っておりますので、更新云々につきましては、今暫く、
長い目で見守ってやっていただけると、幸甚に存じます。
では。暗い前置きはこのくらいに致しまして。
以下、今回も、管理人の書き散らかした感想に、どうかお付き合いして
やって下さいませ〜♪

<フィルターなしの普通の感想>
■表紙■
ピンクの"ボンボン"をつけた透が可愛いですねぇ。
透に抱かれた鼠(由希)と猫(夾)も、とってもキュート。
「何で正月のイラストじゃないの?」という謎は、"スペシャル★ふろく"の
カレンダーを見れば、直ぐに解けますよvv
と云うことで、カレンダーについても補足説明。

<花ゆめALL STAR カレンダー2004>
若しかすると、これが目当てで、本誌を購入した方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。(笑)
そのくらい、リキの入った附録です。永久保存版、決定!?
全てのイラストについて触れている時間もスペースもないため、
此処では1月、高屋先生のイラストだけを紹介。
メンバーは、例の如く透&由希&夾の3人で。
あの2人目当てに本誌を購入している私としましては、
やや不満が残るところなんですが。(苦笑)
それでも、それを忘れさせるくらい、夾の着物姿が素敵です〜!!
いや、勿論、透と由希の着物姿もイイんですけれど、私の目は
餅を片手に持って、戸外の雪を眺める夾の姿に釘付けでした。
真逆、海老茶に近い臙脂の着物を、夾に着せるとは・・・!!
高屋先生の絶妙なセンスに脱帽です。
しかも今時、火鉢で餅を焼くなんて・・・・・・
こういう和風チックなイラストが、私は堪らなく好きなんですよ〜!!
個人的には、思いっきりツボなカレンダーでした。
良いモノ見させていただきましたわ、はぁ・・・(うっとり)

<年賀状>
透が「今年はおサルさんです」と云いながら、猿(りっちゃん)を
抱いている年賀状。
非常に如何でもいいことなんですが、色鉛筆画に見えるのは私だけ?
う〜ん・・・時間がなかったんでしょうか。
高屋先生の直筆サインは惜しいですが、どちらにしろ、抽選ですので
多分、応募しません。

<十二支フィギュア>
前号でも散々、宣伝してましたので、もう知らない方はいないと
思いますが。応募者全員サービスのあれですね。
私が申し込むのなら、恐らくBコース(まぶトリがいるから)なんでしょうが、
応募はしない積りです。だって、使い道ありませんし。(サラリ)
に、人間バージョンなら、考え直すかもしれませんが。(←何に使用する
かは、推して知るべし/笑)
個人的にはテレかとか、もう少し、実用的なモノが良かったですね。
因みに、今私が書いた内容は、白泉社のHP(此方)で詳しく見れます。

■扉■

(ゆるゆると 弱っていくのは躯か 心か)

今回も、由希の幼少時代(正確には由希の回想)を中心に、
物語は展開されます。
喘息の発作の所為か、苦しそうな咳を繰り返す由希。
幼い頃の慊人は「由希可哀想・・・話し相手になってあげていいよね?」
と、そんな由希を労わるような素振りもみせますが。
「死んじゃうの?由希。ねぇ、死ぬの?・・・つまんないね」と嗤いながら
由希を追い詰める慊人を見ていると、やっぱり彼は捩じれている
んだなぁ、と改めて実感。(クスン。あんなに可愛いのに/涙)
「つまんないね」と云うのは、12個の玩具が1個欠けたことに対する
慊人の感想なのでしょうか。
昔から"病は気から"とも申しますし。
由希の喘息の発作は、若しかすると心因性のストレスから
生じていたのかもしれません。
由希を絶望へと追い遣った人間は沢山居ますが、慊人もまた
その内の一人だったのでしょう。

ところで、突然話は変わりますが。前回のあらすじ!!
内容はあの通りだと思うんですが、何時もと違うので
違和感ありありです。透君は一体何処へ・・・!?

■"蜘蛛の巣"に捕らわれた"十二支"■
今回のキーワード(?)は蜘蛛の巣。
物語の中で重要であろうと思われる箇所の至る所に、
この蜘蛛の巣が描かれているわけですが。
そもそも蜘蛛の巣とは、獲物を捕えて離さない罠、
出口のない鏡の迷路のようなものでしょう。
十二支は、喩えるならば、そんな蜘蛛の巣に迷い込んでしまった昆虫で。
取り込まれてしまったら、徐々に弱って狂い死んで行くしかない
呪われた場所で、苦しみ、もがいているんでしょうねぇ。
中央に居る蜘蛛の正体は、相変わらず不明のままでしたが、
75頁を見る限りでは、今のところ、慊人が一番濃厚か、と。

「・・・由希って、本当に嫌われ者なんだね」

可愛い顔で、残酷な台詞を吐く慊人ですが、
それは強ちハズレでもなく。
どんなに由希が苦しんでいても。
両親は旅行、綾女はそれを知っても「ふぅん」と応えを返すだけで、
肉親の態度は、想像以上に冷やかなものでした。

その上、夾の自殺した母親は「せめて鼠憑きの子で生まれていたら
少しは倖せだったろうか」と、決定的な遺書まで遺していますし。
夾も遣り切れない思いだったんでしょう。
「由希を殺して俺も死んでやる」と怒りの矛先を由希に向けなければ、
夾は自分の生きる意味を見出せなかったのかもしれません。
当時、まだ由希と話したことがなかった春は、「由希のせいで自分は
笑い者」だと本気で信じて憎んでいたようですし、縋るべき人間が
一人も居ないというのは、何とも遣る瀬無い気分にさせられます。

■"暗闇"から"光"へ■

(あの子のかなしさをぼくはしらない。ぼくがこの世から本当に
いなくなったら、そのかなしさも少しは消えてなくなるだろうか)

他人を責めずに自分だけを責め、一人殻に閉じ籠ろうとするのは
由希の性でしょうか。
自分の存在意義を見出せず、行き場のない懊悩を抱えたまま、
弾かれたように外へ飛び出して行く由希。
行く当てもなく、我武者羅に走り続けた暗闇の中に、
それでも光はあったのです。

「あんまりかわいいモンだから、誰かに連れ去られたんじゃ・・・っ、
どうしよう・・・っ、あの子にもしもの事があったら、あたし・・・っ、
ただじゃおかねぇ。礼参りは死ィ覚悟しとけよ。こら・・・っ

す、済みません。
私、この今日子さんの発言に、不謹慎ながら笑ってしまいました。
警官の「落ち着いて下さい・・・(こどもがみたら泣きますよ・・・)」という
台詞がまた、さらに笑いを誘います。
フルバって、こういうシリアスシーンで突然、ギャグが入るから好き。(笑)
それにしても今日子さん。幾ら子供が行方不明でパニックになって
いるからとは云え、透の特徴が「かわいいボンボンつけて、かわいい
服着て、かわいい声で、かわいい顔した、かわいい女の子だよ」って、
それはあんまりでしょう。
しかも、由希は由希で、(あんな風に子供を心配する"お母さん"も
いるんだな・・・)と納得してるし。(いいのか、本当に/苦笑)
でも結局、これで由希も間接的とは云え、過去に一度、
今日子さんと会っていたことになるんですよね。
夾も今日子さんと何か関係があるようですし・・・
つくづく、不思議な縁です。ちょっと出来過ぎてやしませんかい?

結局、今日子の云った透の特徴で、役に立ったのは"ボンボン"だけ
でした。由希はその"ボンボン"を元に記憶を手繰り寄せて、
迷子になっていた透を見事、発見します。
女の子に近付かれるのだけは避けなければならない、
そう思った由希は、透のことを報せるために彼女の母親の元へ
走るわけですが。ついてきちゃうんだな、透が。
転んでも、泣きながら必死で由希の後を追う幼い透が、
個人的にはとってもラブリーだったりvv

(今、あの子の世界は、ぼくに託されてる)

喘息が出ているのに、必死で家まで誘導しようと走り続けた由希が、
最後に別れる瞬間、(がんばったね)と透に帽子を被せてあげる、
あのイラストがとても印象的で。
鼠になった由希が物陰からこっそりと、親子の再会シーンを
見て涙するところも良かったと思います。
誰かが自分を必要としてくれた、その瞬間の喜び。
この世は暗闇だけでなく、"光"もあるのだと、
透を助けたことで、由希も救われた気分になったのでしょう。

■世界の"拒絶"と"愛しい人"への小さな祈り■
その後。
どんなにがんばって生きようとしても、圧し掛かる現実は重く、冷たくて。
「結局は俺も捩じれていった」と、過去の自分を後悔する由希。
透に再会するまで、由希の世界は、真っ暗なままだったのでしょう。
また、頻りに夾の顔が登場しているところから察するに、
由希は今でも彼と友達になれなかったことを、
彼を赦すことが出来なかった自分を、悔いているのかもしれません。

ただ一つ。
私が腑に落ちないのは、如何してこんなに重要なこと(勿論、
草摩の秘密に関する部分は全て省かれていますが)を、
由希が翔に話すのか、というこの一点に尽きますね。
だって本来、翔は由希の「苦手な属性」にいる人物のはずでしょう。
考えられるのは、よっぽど翔を信頼しているのか。
或いは、翔を、綾女や夾の代理として見ているのか。
はたまた、「これで自分は全てを明かしたぞ。
お前(翔)も透との関係を白状しろ」と暗に云っているのか・・・・・・
どうやら、由希と翔の関係は、また次回、ということになりそうです。
希望的観測としては、翔が由希の背を軽くぽん、と押してあげる形に
なるといいなぁ、と。

<フィルターありの邪な感想>
い、1コマ(しかも由希の回想)だけですか、紫呉さん!!(号泣)
うわぁぁん!!淋しいよう!!もっと登場して欲しいよう!!
と駄々を捏ねるのは、私が間違っているんでしょうか。
1コマでも、ありがたいと思わにゃあかんのでしょうか・・・(溜め息)
前回のアレで、期待していただけに哀しさ倍増。
あんまり哀しいから、お手玉をしている慊人に萌えちゃいましたよ。
あの54頁3コマ目の慊人が紫呉だったら、どんなに良かったことか・・・
えぇい!!こうなったら意地でも勝手に妄想してやるう!!
はとりがまだ医者でなかった頃、草摩家では、一体誰が、
慊人や由希の主治医だったんでしょうねぇ(ニヤリ)

そう!!私は今、はとりの父親こそ、草摩家の元主治医ではないか、
とそう思っているわけですよ。(←無理過ぎ/苦笑)
何せ、あのはとりの父親ですからね。
きっと、はとりに似て、カッコいいに違いありません!!
で、当然の如く、学生時代の紫呉は、そんなはとりの父親を見て、
こう思うわけですな。
「あぁ、はとりは大人になったらあんな感じになるのか」と。(笑)
ど、どどど如何しましょう!?
はとり父×学生時代の紫呉ですよ。
とんでもないカップリングが、今、私の頭の中で廻っております。
此処まで来ると、妄想癖も重症だな、自分。(滝涙)
いいんです。所詮は妄想女の戯言と受け流してやって下さい。(メソメソ)

           突然、次回予想!!

次のフルバは2号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート30。
よくもまぁ、30回も続いたものだなぁ、私よ。(苦笑)

希望予想その1.由希と翔が語り合っている頃、透のクラスでは着々と
劇を円滑に進めるための準備が行われていた。
その夜、夾が劇で「王子」役になったことを知った紫呉は、
案の定、彼を揶揄って大騒ぎに・・・!!
次回、紫呉、暴走す。

希望予想その2.遂に、翔と透の関係が明らかに・・・っっ!!
「アンタは本当にそれでいいのか?」と翔に問われ、
自分の中に燻っていた未練を自覚してしまった由希。
次回、透の元へ走れ由希!!(←う〜ん、青春ですねぇ)

最悪予想その1.翔が透を侮辱するような発言を・・・っ!?
それにキレた由希が翔に掴みかかって、学校内は大混乱。
次回、校内暴力は駄目駄目よん。(死)

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←これでも真面目にやってるつもり)