2004.6〜10号までの感想




本誌・フルーツバスケットの感想




2004年14号


「だって大切にしてくれたから・・・嬉しい


本誌を購入するため、駅前の本屋に足を踏み入れようとした瞬間、
背後から同僚に声を掛けられて吃驚。
内心、心臓がばくばく脈打ってましたが、そんなことは微塵も顔に出さず、
最高の笑顔を浮かべて「やだぁ、偶然」なんて云ってみたり。
しらじらしいことこの上ないですが、大人の都合なんて所詮、
そんなものです。(素)
結局、同僚とは一緒に帰ったのですが、途中で別れた後、
私が再び本屋へ舞い戻ったのは云うまでもありません。(ホント、
懲りないよなぁ、自分/苦笑)
と云うことでっ。
何時もスリル満点の買い物をしている綾瀬ですが、
以下、本誌の感想です〜♪

<フィルターなしの普通の感想>
■フルバ情報■
「花T」プレゼントの中にフルバも入っておりまして。
夾Fanの方は要チェック☆でしょう。
オレンジの襟と袖がアクセントになっている可愛いTシャツなんですが、
私と同じ世代の方は、きっと恥ずかしくって着れないだろうなぁ・・・
これが、紫呉かはとりだったら迷わず応募してるんですが、ね。(笑)
観賞用に是非(!)という方は、これを機会に応募してみて下さいなん。

■扉■

「その少女も 闇の中ひとり 迷子だった・・・」

如何やら、今日子と夾の関係は次回へ持ち越しのようで。
今回、物語は真知の視点から展開されていくことになります。
その少年、つまりかつての由希が闇の中ひとり迷子だったように。
真知も彼と同じような孤独を、ずっと抱えていたのでしょう。
暗く閉ざされていた彼女の心。
ひび割れた窓硝子から覗く世界は、真知の目にどんな風に
映っていたのでしょうか。

■「私」は誰ですか?■
由希に「何色が好きなの?」と訊かれた瞬間、
自分が何者なのか解らなくなる真知が、あまりにも真知らしくて。
でも、ほんのちょっぴり哀しかったり。
「私は『虚ろ』だ」と、何処か冷めた瞳で自分を見つめる真知を見ると
如何しても「諦めないで」と背中を押してあげたくなってしまいます。

「公をそこへ連れて行きたいって思ってくれてたんでしょ・・・?」

「仕事の目処がついた打ち上げ」と云いつつも、結局、由希と
デートがしたいだけ(?)なのかもしれない公の提案で、生徒会の
メンバーは"学校の近くのお洒落な店"へ行くことになるんですが。
無関心を貫く真知は、無言で帰宅しようとします。
きっと由希はそんな彼女を放っておけなかったのでしょう。
色々と真知に話し、問い掛けるのですが、どうも彼女にとっては
その答を考えること自体が億劫なようで。
「私の嗜好は会長に関係の無い事」と、冷たく突き放すような
言葉を由希に浴びせます。
恐らく大半の人は、此処で、真知は何を考えているのか解らない、と
切り捨ててしまうのでしょうが。
由希は彼女に興味を持つことを止めませんでした。

「そうだね・・・でも、真知の目には、この世はどんな風に
見えてるのかなって思って」

翔はこの由希の台詞を聞いて、「天然バカがきたー!!!」と
叫びましたけれども。
この辺りが、由希が優しいと云われる所以なのではないか、と。
どんな時でも、相手を思いやったり、配慮したりする心を
忘れてはならないと思います。

「おお、そっか。ゆんゆんは姫だもんなっ。人でごった返してたら
倒れちゃうもんな」

あっはは!そぉなんだよ・・・っ。お育ちが良ろしいもんだからさぁ・・・っ

いつか夕方の商店街歩かせたるかんなぁ〜っ

待ち合わせ場所の人通りの多さについて心配する由希を、
翔が揶揄ったところから、戦闘開始。(←?)
ぎしぎしと首を絞め合う二人が、何故か微笑ましいです。
でも、実際問題、由希は人込みで変身してしまうことを
恐れているのでしょう。
折角作った大切な仲間を、もう失いたくないんでしょうね。

(総てから解放された皆さんが、心から泣き、心から笑える日が
くるのならば、罰が本当に下るとしても呪いを解きたい)(注:コミックス
11巻・192頁参照)

今はただ、透の一途な願いの叶う日が一日も早く来ることを
祈らんばかりです。

■「私」はつまらない人間ですか?■
誰も居ない暗い部屋に鳴り響く機械的な電子音。
どうも真知は家族と離れて一人暮らしをしていたようで。
少しだけ、吃驚しました。
部屋が異常に散らかっているのは、矢張り真知が定期的に暴れて
いるからでしょうか。
私の部屋も相当汚いですが、その私の目から見ても
この部屋の散らかりようは・・・凄いです。

「・・・特に変わりはない」

嘘つけ、と思わず突っ込みたくなりましたが、この母親じゃ
話す気力も失せるだろうなぁ、と何となく納得。
何で自分の子を「つまらない」とかサラッと云えるんでしょうねぇ。
何を考えているのか解らないと云うのも、"解らない"のではなく
解ろうとしない、子供のことを知ろうとしないだけではないでしょうか。

「あんな子に負けちゃダメ!!」「どれ一つこぼしちゃダメ。完璧に」
「つまらない子で」「近よらないで!!」「私が悪いみたいじゃない」
謎めいた台詞は幾つかありますが、どの台詞をとっても、
典型的な教育ママの発言だなぁ、と。
「『私』が"つまらない"のは本当の事だ・・・」とぼやく真知を見ていると
哀しくなってしまいます。
世間体を気にする母親のために、必死になって頑張ったのに。
自分の思い通りにならない子供は要らない、ですか。
勿論、母親だって真知を手放すまでに色々な葛藤があったんでしょうし、
真知のことを心配しているから電話をしているんでしょうけど。
放り出された子供の痛みも知らず、のうのうと生きていくことが
正しいとは私には思えませんね。
彼女の母親は、何処か由希の母親を彷彿させるようなところがあります。

真知は、ずっと前から由希のことを見ていました。
男なのに綺麗な顔立ちをしていて。
たくさんの人に囲まれてモテモテで。
孤独とは縁の無いような王子様のような存在だと。
周りは由希のことをそう評していたけれど。

(心細そう。王子扱いされる度、『さびしさ』があの人を蝕んで
いくようにも見えた)

彼女だけは、由希の本質に気付いていました。
それは若しかすると、真知が自分と共通の<孤独>を
由希の中に見出したからなのかもしれません。
だけど。
今、由希は心から楽しそうに笑っていると。
今、由希は変わりつつあると。
彼女は由希のことを、そう形容しています。
そして。彼女もまた心の何処かで、由希のように変わりたいと、
そう願っているのでしょうか。

■「私」はこの世に必要な存在ですか?■

(『この世』なんてよくわからない。『私』のコトもわからないのに、
『世界』なんて認識できない。『私』はいつだって虚ろで、『私』の存在は
虚ろで、何も無い。なんだか私は部品の欠けた人形のよう。
人間になりきれない壊れた人形。欠陥品。・・・(中略)・・・この世に参加
していないのは私?私は必要ですか?私は必要な存在ですか?

私はこの世に必要ですか?)

休みの日にも制服を着て。鞄に全てを詰め込んで。
ただ只管、答の無い自問を繰り返して歩く真知。
自分で自分に「貴方は必要な人間だよ」と云うことが出来ない
彼女を見るのは、辛いです。
だって、完成品なんて初めッから存在しませんし、
人間は欠けたトコロがあるのが、寧ろ普通だと思います。
だから、人は少しでも完成品に近付こうと努力するのではないでしょうか。
そうして。
何時かフとしたことが切っ掛けで、気付く日が来ると思うんです。
人間は欠陥品かもしれないけれど、同時に尊い存在であると云うことに。

「真知っ。良かった・・・っ。ちょっと来るの早かったかなって思ったけど。
真知がいた」

ずっと、自分を見つけて欲しかったのだと。
自分の存在に気付いて欲しかったのだと。
誰かが捜してくれるなら、少なくともその人にとって、
自分は必要な存在で居られる気がして。
だから彼女も、きっと嬉しかったのでしょう。
由希に大きな声で名前を呼ばれ、ちょっと吃驚したような、でも
嬉しそうな134頁、1コマ目の真知の表情が、とても印象的でした。
まるで出口のない迷路で、光を見つけた子供のような表情。
キラキラした輝き。個人的にすっごく大好きなシーンです。

「なんで栓抜き?」

こういうシリアスな展開で、いきなり真知を転ばせるのが
高屋先生らしいなぁ、と。(笑)
ぶちまけた鞄の中身は、栓抜きとたくさんの本、それに
かつて由希が彼女にお土産として渡した紅葉でした。
「違う紅葉だった?」と訊かれ、全力で否定した後、
「違わないコトも・・・ない・・・」と答える真知が、意地っ張りで可愛くて。
思わず頬が緩んでしまったり。

「だって大切にしてくれたから・・・嬉しい」

少し照れたように微笑む由希も、何故か可愛い。(笑)
と云う冗談はさておき。
由希はきっと、すっごく嬉しかったんでしょうねぇ。
真逆、真知があの紅葉をしおりにして使ってくれているなんて
思ってもみなかったんでしょう。
こんな由希の笑顔を見てしまったら、真知に限らず、
女の子なら誰でも、ドッキュン(←?)となってしまいますよねっ。
この後、顔を真っ赤に染めて、照れ隠しに怒る真知がとても新鮮で。
由希と道端で喧嘩をしている姿も、見ていて微笑ましかったです。

そんなこんなで漸く全員集合。
押し問答を繰り返す二人を見て、「真知は紅葉が好きなのか」と
横槍を入れる翔ですが。
「あ、そっか。じゃあ・・・赤が好き?」と云う由希の言葉で、
あっさり解決。
「質問の答え、やっともらえた」と云う由希を見て、
(・・・憶えてた)と感激する真知は、意外ながらもちゃんと
恋する乙女心と云うものを持ち合わせていたようです。

この後、怒った真知を「可愛かったね」と云った由希に、
翔が「天然姫オヤジがきたー!!!」とまた訳の解らないコトを
叫ぶんですが。(笑)
そうか、彼にとって由希の発言はオヤジくさいのかもしれません、ね。
「真知はレッドが好き」と云う最後のオチも面白かったです。
尤も由希は天然なので、その言葉の真の意味に全然気付いていない
様子でしたが。きっとこれから、彼も徐々に真知の存在の大きさに
気付いていくんでしょう。(遠い目)

・・・と云うところでしょうか。
今回は思いっきり肩透かしをくってしまったので、
絶対に短くなると思っていたのですが・・・・・・
だらだらした感想(しかも粗筋ばかり)になってしまい、
申し訳ありませんでした。
肝心な部分は全て伏せ、あくまで真知の恋の目覚め(!)に重点を
置いた今回のストーリー。
一見、意味の無いような過去のエピソード(学園防衛隊の色の話)まで
ちゃんと本編に繋がって行くところが凄いなぁと、妙なところで
感心しつつ、以下、泣きながら(?)邪な感想です〜!!

<フィルターありの邪な感想>

綾瀬:「うわぁぁん!!何で!?何で今回も登場してくれないのよう!!」

はとり:「そんなことは知らん」

綾瀬:「私が・・・っっ!!私がどれだけ正月の話を心待ちにしていたことか
・・・・・・し、しかも。今回、微妙に由希の口調が紫呉っぽかったし。
一瞬、由希×紫呉(又は紫呉×由希)なんていうCPまで、想像しちゃった
じゃないのようっ!!」(涙)

はとり:「如何いうことだ?説明してもらおうか、紫呉・・・」(怒)

紫呉:「ちょ、ちょっと待ってよっ!!何それ!?誤解だってば!!」

綾瀬:「私は見た。由希が朗らかに『あっはは!』と笑うシーンを」

はとり:「ほう・・・・・・」

紫呉:「偶然だよっ!!そんなの・・・僕は無実だってば。はーさん!!」

はとり:「少し、お仕置きが必要なようだな」(完全に目が据わっている)

紫呉:「い、いいい嫌だってばぁぁ!!」(←既に逃げ腰)

綾瀬:「少しくらい、厳しくしてやった方が良いと思いますぜ。旦那」

はとり:「じゃあ、行くか」(ひょいと紫呉を抱え上げながら)

紫呉:「〜〜〜〜!!!!」(←言葉にならない悲鳴)

綾瀬:(とびっきりの笑顔で)「ごゆるりとお楽しみ・・・あわわ、
お休み下さい」(そして出歯亀を開始する非道い管理人/苦笑)


           突然、次回予想!!

次のフルバは15号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート39。
っていうかこれ、何時まで続けようかしらん。
毎回毎回、外れっ放しの戯言ではありますが、
以下、今回も阿呆らしい予想です〜!!

希望予想その1.草摩本家のお正月。
紫呉が嫌そうに舞を舞うはとりを揶揄う一方で、
紅野は何故か思い詰めた表情をしていて・・・・・・?
次回、宴〜宴〜楽しい宴会〜♪をお楽しみに。

最悪予想その1.紫呉の所為で、舞が失敗!?
慊人の機嫌を損ねた紫呉は、彼の不興を買うことに・・・っっ!!
次回、怒涛の展開をお見逃しなく★

最悪予想その2.宴会の騒ぎに乗じて、魚ちゃんに逢うため
そっと本家を抜け出す紅野。
ところが、その様子を物陰から紫呉が見ていて・・・・・・
次回、密告者・紫呉の所為で引き離された二人の運命は如何に?

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←外れる確率99%/苦笑)










2004年13号


「待たせて ごめん・・・待っててくれて ありがとう


またまた感想が遅れてしまい、も、申し訳ありません〜〜〜!!!
これでも一杯一杯努力はしているつもりなんですが、
最近は日記を書く余裕すらない状態で。
「ちゃんと生きてます」ということをアピールするためにも、
フルバの感想は、これからも書き続けていきますのでっ。
思ったままをありのままに述べる拙い駄文ではありますが、どうか
今後も読んで、そして大いに呆れてやっていただけると嬉しいです。
それではっ。
疲れきった心に潤いを与えてくれる漫画は、矢張りフルバしかない(!)
という気持ちを念頭におきながら、以下、感想です〜♪

<フィルターなしの普通の感想>
■扉■

(どうして夜が明けるの?どうしてあの人達は楽しそうに笑うの?
どうしてTVは明日の天気を予報するの?どうして?
勝也が死んだ日に、世界も一緒に滅んだんじゃなかったの?)

勝也が死んでしまったその瞬間から、今日子の中の時間は
止まってしまったけれど。
生きている限り、夜は明け、陽は昇り、風は吹き、
世界は確実に動いて行くわけで。
そんな中、虚ろな瞳で、自分だけの殻に閉じ籠ろうとする今日子が
見ていてとても痛いです。
大切な人を失った人間は、こんなにも呆気なく、
脆く、崩れてしまうものなのでしょうか。

■戻って来て欲しいのだと■
勝也の死後、抜け殻のようになってしまった今日子。
そんな彼女に両親は「子供を連れて実家に戻ってくるな」と
冷たく当たります。
世界は誰も必要となんかしていない、と嘆く今日子を
幼い頃の透は一体、どんな気持ちで眺めていたのでしょうか。

「あの子には悲しい想いをさせてしまったと思ってる」(注:コミックス11巻・122頁参照)

後に今日子は夾にこう語っていますが。
この時の今日子には、透のことを振り返る余裕がなかったのでしょう。
勝也に「会いにいきたい・・・」と云う今日子の言葉を聞いて
絶句する透の心情を思うだけで胸が痛みます。

(言わないでそんなこと。元気をだして。なんでもするから。
なんでも言って。いかないで。もどってきて。お母さんを、
お母さんまで、連れていかないで)(注:コミックス12巻152〜153頁参照)

幼い頃の透に初めて芽生えた"負"の感情。
母親まで連れていかないでくれと、その時、透が勝也を
憎んだのかどうかは解りませんが。
その後、透は勝也のあの敬語口調を意図的に真似ることで、
今日子の気を引こうとしたのかもしれません。
いずれにしろ、今日子が勝也のあとを追おうとしたことは、
(実際にその現場を見ていなかったと雖も)透に大きなショックを
与える要因になったと思います。

■自分を必要としてくれる誰かのために■
勝也に会いたい、と。
死んでしまえば会えるのかもしれないと、
家を飛び出し、追い詰められた状態で今日子が入水しようとした
丁度その時。声が、したんですね。
もう、それは正に絶妙のタイミングで。

「・・・おかーさんっ」

"女は弱し、されど母は強し"という言葉がありますが、
今日子を我に返すには充分過ぎる言葉でした。
仲良く手を繋いで駅へ向かう親子を見て、漸く・・・漸く、
今日子は透の存在を思い出します。
今日子が放心状態だった間、如何やら例の"ととさん"が
透の面倒をみていたようですが。
こうしてよくよく考えると、改めて"ととさん"って凄い人だなぁと思います。

「おかえり・・・・・・なさい」

今日子の帰りを待ち続け転寝をしていた透は、
母が自分の元へ帰って来てくれたことを知って、
満面の笑みを浮かべます。
この透の温かい笑顔に、どれほど救われたか解りませんね。
苦しくって、哀しくって、空回りばかりしていた今日子が
漸く辿り着いた答え。
それは、大切な掛替えのない自分たちの"娘"でした。

「・・・ただい・・・・・・・・・・・・・・・っ・・・ごめんっ。
ただいま・・・ごめん・・・(中略)・・・待たせてごめん・・・
待っててくれて、ありがとう」

(いつだって、いつだってあたしはバカで、いつだって一度は
道に迷わなければ、自分の答えに辿りつけない)

勝也が死んでも、世界は何も変わらないかもしれない。
それでも。
勝也が遺したものは確実にあるわけで。
生前の彼の優しさや、心や、言葉・・・そういった数え切れないほど
多くのものは、きっと何らかの形で今日子や透の胸に
受け継がれていくのでしょう。
どんなに回り道をしても、苦悩しても、
自分を必要としてくれる誰かのために生きて行こうとする
そんな今日子の生き方が私は堪らなく好きです。大好きです。
母・今日子に抱き締められた瞬間、透の瞳から零れ落ちた
透明な涙は、とても綺麗で。
あぁ、こういう母娘の繋がりって、ホント素敵だなぁと、
心から思いました。

■キミの気持ちに気付かないフリをする■
此処で場面は漸く、幼い頃の夾に今日子が昔を語っている
シーンに戻ってくるわけですが。
おめめクリクリの夾が、もう可愛くて可愛くて。
いっそ、ずっとそのままで居てくれなんてお馬鹿なことを
思ってしまったり。
透のことを「宇宙一可愛い」と云う今日子は、既にこの頃から
親馬鹿振りを発揮していたようで、思わずクスリと笑ってしまいました。
ただ、二人が如何して度々会っていたのかは、
まだ謎のままのようです。

「・・・あんた達は、どれくらい道に迷って、どれくらいの時間をかけて
自分の答えに辿りつくのかなぁ・・・」

「ほんだかつやには、もう、あいたいとかおもわないの?」と訊いた夾に
今日子はこう答えて微笑むのですが。
未だ出口のない迷路を彷徨っている夾にとっては、
きっと途方もないくらい、深い言葉なんでしょうねぇ。

「許さないから」

今日子が本当に夾にこの言葉を云ったのかどうかは解りませんが、
(ただし、夢の中でこの台詞は夾に向けられていましたが)
どうも、夾は今日子の死に立ち会っていたようで。
事故当時、動揺していた夾の心情がストレートに、
夢の中で描かれています。
えぇ、そりゃもう、死んだ今日子が立ち上がって夾に怨み言を云う姿は、
さながらホラー映画を観ているかのようでした。(涙)
自殺した夾の母親は、相変わらず意味不明な言葉を夾に遺し、
「ちゃんとお家に入らないと、もっとコワイコトがおきる」と
脅していましたし。
夢の中で死んだように眠る透が、まるで夾が殺したように
描かれていたのも印象的でした。
確かにこれまでのフルバでもリアルな心理描写は幾つもありましたが、
これはちょっとやり過ぎでは(!)と思ったのは私だけ・・・?
折角、此処までは良い感じに「ほのぼの〜」で来てたのに、
この夢のエピソードで一気にぶち壊されてしまいました。
勿論、夾は目覚めた時、寝汗びっしょり。

「今日のお昼はハンバーグですよっ。夾君は猫さんの形の
ハンバーグですっ」

階下で十二支+透+猫のハンバーグを作っていた透たちは、
夾の顔色の悪さに吃驚するわけですが、真逆、夾もあの夢の内容を
透に話すわけにはいきませんしねぇ・・・
透も自分のことを好きでいてくれるのではないか、と
彼女の気持ちに薄々気付きつつも、「恥をしれ・・・っ」と
頑なに拒む夾を見ると、何故か此方も哀しくなってしまいます。
どんな事情があれ、「資格が無い」とか「これ以上近付いたりなんか
しない」とか「忘れよう」とか、夾にはそんなこと思って欲しくないですね。
それに、どんな理由があれ、今日子が夾を恨むようなことは
有り得ないのではないか、と。
今日子が勝也のために、透のために生きたように。
夾もまた透のために、そして何より自分のために、
苦しみながらも悩んで生き抜いて欲しいと心の底から思います。
で、突然話が飛びますが。
個人的には75頁4コマ目のあったかいカット(透と夾と由希で
楽しくハンバーグを作るの図)が好きだったり。

「そーいえばねっ。今年の舞いは、ボクとハリィなんだよっ」

はっ!?も、もうそんな時期なんですか・・・っっ!?
この紅葉の言葉で、密かに私が喜んだのは云うまでもありませんが、
フルバの時間軸は未だに解らないコトばかりで。
時々、混乱することがあります。
本誌の中でのフルバの季節は、もう11月か12月くらいに
なっているんでしょうか・・・ねぇ。
・・・ということで。
今回も粗筋ばかりの感想で終わってしまいましたが、
はとりの舞を今後の生きがいにしつつ(←なんて大袈裟なっっ/笑)
以下、邪な感想です〜!!

<フィルターありの邪な感想>
紫呉:「おおい・・・?大丈夫?生きてる?」

綾瀬:「・・・死んでる」

はとり:「それだけ元気があれば、大丈夫だろう」

紫呉:「そうだね。暫く放置して置けば元に戻るだろうし・・・」

綾瀬:「あ、アンタたちは・・・っっ!!!ちょっとは管理人を労わろうとか
優しくしようとか思わないのっっ!?」

はとり&紫呉「思わない・・・!!」(即答)

綾瀬:「あぁ・・・死ぬ前に、せめて紫呉の舞の衣装姿が見たかった。
でもって、出来ればその後、はとりとヤってるところも出歯亀したかった」

紫呉:「いや、しなくていいから。ていうか、その前に、
今年の舞は、はーさんだし」

はとり:「・・・つくづく面倒な行事、だな」(溜め息)

紫呉:「・・・でも、僕は好きなんだけどなぁ・・・はーさんの舞」(ぼそっ)

はとり:「吐かせ。その時、寝ていたのは何処のどいつだ」

紫呉:「あはは。今年こそは大丈夫だから」

はとり:「折角、お前の為に舞ってやったのに、な」

紫呉:「え・・・・・・っ?」

はとり:「・・・冗談だ」

紫呉:「ひ、非道い!!はーさんの馬鹿!!」

綾瀬:「・・・あぁ、バカップル万歳」(滝涙)


           突然、次回予想!!

次のフルバは14号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート38。
いっそ、次回はイキナリ宴会の話になってくれないかしらん、
などと淡い期待をしつつ、以下、くだらない予想です〜!!

希望予想その1.微笑む透に母・今日子を重ね合わせる夾。
幼い頃の夾は、何故頻繁に今日子と会っていたのか・・・?
次回、夾と今日子の出会いの謎が明らかに・・・っっ!!

希望予想その2.はとりと紅葉の舞の練習がスタート。
興味本位から早速本家に出向いた紫呉は、意外なものを
目にすることに・・・っっ!!
次回、はとりの隠された素顔が明らかに・・・っっ!!

最悪予想その1.呪いを解く為にリンと奔走する透。
ところが、それを快く思わない慊人は遂に或る決断を・・・っっ!!
次回、夾の見た夢が現実に・・・っっ!?

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←いい加減、疲れてきました/泣)










2004年11号


「たくさん抱きしめて触れて・・・話をきいてあげよう


す、すすす済みませんでした!!!
今回、Talkの更新が遅れたのは、私の怠惰が原因なのです。
決して発売日を勘違いしていたとか、そういうことではなく。(←寧ろ、
どうせ云い訳をするなら、そっちの方がマシかもしれない/涙)
ホント、時たま「何もせずに、ぼぉっとしてたいなぁ・・・」と
思うことがありまして。
メインの小説(駄文)を書くことが出来ない以上、せめて本誌の
感想くらいは書かなきゃいけないんですが・・・・・・
更新を待っていて下さった方、本当に申し訳ありません。(ぺこぺこ)
ネタバレ掲示板には、かなり辛口な感想を書いてしまいましたが、
じっくり読むと、勝也とじっちゃんが良いコト云ってるんですよねぇ。

<フィルターなしの普通の感想>
■フルバ情報■
@「フルーツバスケット」の「フォーチュン★あぶらとり紙」が
12号についてきます。何でもこの"あぶらとり紙"には、
十二支(動物Ver.)がプリントされているようなのですが。
・・・と云うことは、も、もも若しかして、紫呉(犬)とはとり(タツノオトシゴ)の
あぶらとり紙も中に入っていたりします!?(誰か詳しい情報求む!!)
今、それで来月号を買うべきか買わざるべきか、
真剣に悩んでおります。(社会人になっても私は貧乏/涙)
A「スーパーDREAMプレゼント」
応募すると、ノートPC(フルバの壁紙つき)やDVDレコーダー
(フルバのDVD全巻セットつき)が抽選で当たるラシイ・・・です。
此方は葉書代だけなんですが。さて、如何しましょう?(苦笑)

■表紙■
創刊30周年ということで、編集部も気合入ってますねぇ。
個人的には附録要らないから、その分、本誌を安くしておくれ
というカンジなのですが、それはさておき。
透の着ているピンクのドレスが可愛いです〜vv
心から楽しそうに笑う由希と「仕方ねぇなぁ。俺も祝ってやるか」
とでも云いたそうな表情で、苦笑する夾が対照的で・・・(笑)
高屋先生の描かれるイラストは、どちらかと云うと全体的に淡く、
落ち着いたカンジの配色が多いのですが。
今回はお祝いと云うことで、元気溢れる賑やかなイラストが
とても新鮮だったり。

■扉■

「こぼれおちるもの―――

これは、前回の勝也のイラストと対になっていると考えて
宜しいんでしょうか。
ひらり、またひらりと。
零れ落ちる桜の花弁。
散りゆく桜は、人間の幸せの儚さを象徴しているかのようでした。
夢を見るような眼差しで、舞い落ちる花弁を掴もうとする
今日子の姿が、見ていて哀しかったです。

■もう一人ではないのだと■

「そんなうすら寒いモン誰がやるかー!!!」

結婚式を全力で嫌がる今日子の叫びに、思わず笑ってしまいました。
確かに、勝也の云う通り結婚式をここまで嫌がる女性は
珍しいですねぇ。うーん、この辺りが今日子らしいです。
今日子の嫌がりように、ブライダルの本を抱えたまま
引き攣った笑みを浮かべる店員の顔が、ミョーに素敵でした。
きっと、あちら側からすれば「じゃあ来るなよ/怒」なんでしょう。
注目すべきは49頁のラブラブな二人。
彼らの後ろ姿を見ていると、結婚は"形"でなくって、"愛"で成立させる
ものだということが、ひしひしと伝わってくるような気がしました。

「好いてる人間と生きていけるのなら、それに勝る倖せは無いさね。
ただ・・・確かに二人はまだ若いからね。反対する者の苦言も、きちんと
受け止めなさい。その上で少しずつ、少しずつ態度で示していけばいい。
二人は、二人でいるからこそ倖せなんだと」

じっちゃん・・・っっ!!!!ナイスアドバイス!!!(感涙)
この人、初回から良い味出してましたけど、
今回の件で益々好きになりました。
優しさの中にも厳しさを。
昔、立派な教師だったというのも、この説教くさい言葉で
何となく頷けるような。
ただ、如何せん、ちょっと歳を取り過ぎにも思えるのですが、
それはご愛嬌ということで。(笑)
周囲から祝福されない結婚というのは確かに淋しいことですが、
一番大切な人に結婚を認めてもらえて、良かったと思います。

「あたし・・・あたしに人間を産む資格あるのかな・・・?・・・(中略)・・・
あたしのせいで子どもが不幸になったらどうしよう・・・?
あたしのせいで苛められたり、傷ついたり、泣いたりしたらどうしよう?
あたしから産まれてきたくなかったなんて言われたら」

勝也の子供が出来たことを知った時、「嬉しい」とは口にしながらも、
狼狽する今日子。
かつて「誰が産んでくれって頼んだよ!!」と母親に叫んだことを
若しも、自分が産んだ子から云われたら・・・・・・
そう思うだけで、胸が押し潰されてしまいそうになる今日子。
親になってから初めて解る気持ち、と云うのは、
矢張り必ずあるものです。
(あたしひどいコト言った。自分が言われたら傷つくコトを
人には平気で口にした)
と、それに気付くことが出来た今日子は、もうそれだけで、
充分ではないでしょうか。

「生まれてくる子が、一人の個人なんだって事を理解ってる
今日子は大丈夫だよ。同じ人間同士、自分がしてもらって嬉しかった事、
自分がされて悲しかった事を忘れないでいてあげよう。たくさん抱きしめて
触れて・・・話を聞いてあげよう・・・(中略)・・・二人で・・・そうやって
育てよう。産んでほしいよ、眉無しさん」

うわぁぁん!!!勝也ァァァァ!!!!(感涙)
台詞はちょっと(否、かなり)クサイけど、顔がイイから許す!!(←?)
というのは、勿論、冗談ですが。(苦笑)
このシーン、勝也が今日子のことを大切に思ってると云うのが
すごく伝わってくるから、大好きなんです。
恐慌状態に陥っている今日子を、そっと労わるように抱きしめて。
ゆっくりと諭すように、包み込むように、彼女の耳許で囁く勝也は、
漢の中の漢だと思います。惚れ直しました。
しかし、勝也の説教くささは、間違いなく父親の遺伝ですね。(笑)
個人的には「眉無しさん」でなく、「今日子」と読んで欲しかったのですが
・・・・・・まぁ、カッコ良いからいっか。(←結局、それか/苦笑)
甘やかすのと、愛することは違うけれど。
子供の未来のためには、やっぱり、出来るだけ子供の側にいて、
出来るだけ子供を抱きしめてあげることが、大切なのかもしれません。

(私はお母さんに会うために、うまれてきたのですよ)(注:コミックス8巻・
81頁参照)

後に「透を産んでよかった」と今日子が云った時、幼い頃の透は
こう云ってますが。
大好きだよ、とたくさん抱きしめて。
いっぱい、いっぱい、話を聞いてあげて。
溢れるほどの愛情と温もりを注いであげて。
こういう二人に育てられたからこそ、今の透が在ると思います。

■大切な存在を守りたいのだと■

「甘いモノに塩を入れるといい感じの味が出るように、
透にもそんな女の子になってほしいって」

"透"という名は、勝也がつけた名前だったんですね。
甘いものに塩をひと摘み加えると、甘さがより引き立つとは
よく云いますけれど。
こういう一筋縄ではいかない名前を自分の子供につけるところが、
如何にも勝也らしいなぁ、と。(笑)
人形を銜えたまま、「う」と呟く赤ちゃんの頃の透が
愛くるしくて、愛くるしくって・・・思わず、ぎゅぅと抱きしめたい衝動に
駆られました。
今日子が勝也の父親を「お義父さん」でなく、親しみを込めて
「ととさん」と呼ぶのも良いなぁ、と。

「・・・勝也が結婚すると言ってきた時、心底嬉しかった。何に対しても
執着や本音を見せなかった勝也が、あぁ、ちゃんと・・・人間を愛して
くれたんだなぁ・・・って・・・・・・・・・人間は・・・不思議だね。人間は
人間と巡り合う中で、様々な可能性を生む。良い事も、悪い事も」

人と人との巡り合いの中で生まれるものは、
決して良いことばかりではないけれど。
人間は不思議なことに、一度相手を信頼すると
その相手の信頼に応えるために、努力する生き物なのかもしれません。

しかし、今の勝也の父を見ていると、如何しても彼が「駄目な父親」には
見えないんですよねぇ。
今日子も「勝也はととさんを恨んでなんかいない」と云ってましたが。
若しも本当に恨んでいるのなら、あんな風に透を預けたりは
しないでしょう。
背中を丸めて「・・・ありがとう。今日子さん」と呟く"ととさん"。
勝也から預かった愛しい孫を、優しく慈しむようにあやす"ととさん"。
初回登場時から、何気なく、それでも気付けば確りと記憶に残る名言を
語ってくれるこの"ととさん"が、私は大好きです。

(透が生まれてからも、三人でよく出掛けた。三人とも、よく笑った。
本田勝也が透を抱く時の優しい表情が、泣きたくなるほど好きで)

ととさんも、勝也も、今日子も、決して完璧な人間とは
言えなかったかもしれないけれど。
案外、欠けているからこそ、人間を愛しく思える瞬間というのが
あるのではないでしょうか。
人生とは若しかすると、自分の欠けた欠片を探す旅のような
ものかもしれません。
それぞれの歩調で、星の数ほど訪れる幾つもの巡り合いの中から、
自分にとって一番大切な欠片と巡り合えたとしたら。
きっとそれ以上に、幸せなコトはないと思います。

■ただ、生きたかっただけなのだと■
出張中も、ラブラブな二人。
ただ、「心配だなぁ。やっぱあたしソッチ行くよ」という
今日子の言葉から窺えるように、勝也は頻繁に風邪を
引いていたようでした。
結局、「いいですって。君にうつって、透にうつったら大変です」と云う
勝也の言葉に従い、今日子は彼の元へ行くことを止めてしまうのですが。
何故直ぐにでも駆けつけてあげなかったのか、と
後に今日子がこの件で苦しんだことは、間違いないでしょう。
この時、電話で「透に兄弟を・・・」と話す二人は、
きっと誰から見ても鴛鴦夫婦だったと思います。

「うん。待ってる。あったかくして寝てねっ。病院も行ってねっ」

「はい。そっちも無理はしないように。お休み













眉無しさん」












それが、今日子と勝也の交わした最期の会話でした。
あぁぁ、もう!!何で最後の最後まで「眉無しさん」・・・っ!?(号泣)
勝也が死ぬ間際の詳細は一切書かれていませんし、
その時、どんな思いで彼が死んでいったのかは
想像するしかないんですが・・・・・・
今日子と結婚して確かに倖せであったのだと、そう信じたいです。

「あの嫁は何やってたんだ。風邪ひいたダンナほったらかして」
「どうせ遊んでたのよ」
「だから反対したんだよ、二人の結婚は」
「騙されてたんじゃないのか」
「子ども、どうするのかしら」
「勝也君、可哀相に」
「結婚なんかするべきじゃ、なかったんだよ」

最愛の人を失って、身も心もボロボロな状態の今日子に掛けられるのは、
謂われない中傷や非難ばかり。
思わず耳を塞ぎたくなるような言葉にもじっと耐えて、
もう二度と立ち上がれなくなるくらい責めてくれと、
胸中で叫ぶ今日子。
自分を責めたところで救われはしないと、解っているのに。

襖をそっと開けた透が、泣き崩れる母親を、どんな気持ちで
見ていたのかと、考えるだけで胸が痛みます。
「わたしがそばにいるから、なかないで」と、小さな瞳が
そう訴えているようにも感じました。
72頁。白い煙を目で追う今日子と、
そんな母親を心配そうに見上げる透。
恐らく今の今日子の頭の中は勝也のことで一杯で、
透を見る余裕がなくなっているのだと思います。

「置いてかないで・・・・・・置いていかないでぇ・・・っ」

勝也が最後に使っていた部屋を訪れ、泣き叫ぶ今日子。
この時、透が彼女の傍に居ないことが気になります。
勝也が死んでしまって、今日子も精神的に不安定な状態で。
たった独りで家に取り残されてしまった透。
それは恐らく、幼い頃の透が、生まれて初めて
経験することになった孤独で・・・・・・
若しかすると、この時の心の傷は、未だ彼女の胸の奥底で
眠っているのかもしれません。
尤も、それが閉じた蓋と関係があるのかどうかは
まだ解りませんが。(単なる私の深読みかも/苦笑)
勝也が最後まで机に飾っていた家族写真を眺め、周囲を見回し、
彼がもう何処にもいないのだと実感して泣く今日子の姿は、
胸に迫るものがありました。

と云うことで。今回の感想はかなり苦戦しましたが。
今日子を絶望の淵から救ったのは、透であって欲しいと
願いつつ・・・・・・
以下、激短い(小説書けなくって、済みません/汗)ですが
恒例の"邪な感想"へと続きます〜!!

<フィルターありの邪な感想>
今回も、勝也と今日子はラブラブでしたが。
勝也がはとりと紫呉の子に見える時点で、
私の頭はきっと腐ってるんでしょうねぇ。
思い込みとは、かくも恐ろしいものですな。はい。
しかも勝也の優しい表情(今日子談)が、悉く何かを企んでいるように
見えるのは、私の気の所為・・・?
てゆーかこの人、ホワイト系じゃなくてブラック系でしょ、絶対に。

結局、この人が何を考えていたのかは、最後の最後まで
謎のままでしたが。
「・・・近いうち、透に兄弟つくってあげましょうか」という台詞を
分析する限り、人並み程度の性欲はあったということでしょうか。
この辺りは、間違いなく
はとりの血を受け継いでいると
思わ・・・げふん、げふん。(←暴走中)
ということで、ちょっと本人たちに聞いてみましょう。

綾瀬:「勝也について、どう思います?」

紫呉:「・・・は?誰?勝也って・・・?」

綾瀬:「ずばり、はとりの隠し子です!!」

紫呉:「嘘・・・ちょっと何ソレ。どーゆーこと、はーさん・・・っ!?
    真逆、浮気・・・っっ!?」

はとり:「誤解だ・・・紫呉・・・っ!!俺は無実だ!!」

綾瀬:「うん。まぁ・・・それは冗談で。
    勝也はアンタたちの子なんだな、これが」(笑)

はとり:「・・・いい加減にしろ」(怒)

紫呉:「僕、男なんだけど」

綾瀬:「うわぁぁん!!馬鹿馬鹿馬鹿ァァん!!!
    おのれらには、もっと腐女子を楽しませようとか、
    そーゆーサービス精神はないんかい!!!」(逆切れ)

はとり:「馬鹿は、お前のような管理人だ」(きっぱり)

綾瀬:「アンタが、もっと励んで紫呉を悦ばしてあげないから、
    "はぐれ人口"が減っちゃうんじゃない!!
    もっと、勝也を見習いなさいって」

はとり:「貴様に恥という文字はないのか!!」

綾瀬:「ふふん。残念でした。私の頭の辞書に"恥"という文字は
    存在しません!!」

紫呉:「・・・・・・・・・」(←呆れて言葉も出ないラシイ)


           突然、次回予想!!

次のフルバは13号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート37。
あぁ、1ヶ月も楽しみがないなんて・・・っっ!!!(滝涙)
一体、何を糧にこの1ヶ月を過ごせばいいのやら・・・と
真剣に悩みつつ。以下、外れてばっかの予想です〜!!

希望予想その1.悶々とした気持ちを抱えつつ、昔、よく勝也と
デートをした場所を訪れる今日子。
しかし、そこには小さな先客が居て・・・!?
次回、今日子と夾の邂逅編をお楽しみに!!

希望予想その2.話はイキナリ現代へ。
紅葉から借りたDVDをはとりと仲良く見た後、
紫呉は慊人の元を訪れるが・・・なんとそこには!?
次回、慊人と紫呉が暴走す!!

最悪予想その1.夾が昔を思い出している時、
草摩家では大変なことが起こっていた!?
次回、紅野の元へ走るうおちゃんをお見逃しなく。

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←いい加減、当たってくれ/切実)