20)五島列島福江島(九州百名山)、長崎: 9月7日〜9月12日、チョウのページに戻る、山の記録に戻る、花・鳥・その他に戻る @登山:七ツ岳(432m)・鬼岳(317m)、五島列島福江島、九州百名山 Aチョウ撮影:タイワンツバメシジミ(新)、サツマシジミ(新)、ツマグロキチョウ(新)、ウラナミジャノメ、ヤクシマルリシジミ B観光:大瀬崎灯台、堂崎教会、柏崎公園、長崎夜景、平和公園、グラバー園、大浦天主堂、諏訪神社ほか ピーチ航空を利用し、長崎県を訪れた。五島列島4日間、長崎市2日間である。登山、チョウ撮影、観光と盛りだくさんになった。山口さんとの久しぶりの旅行となった。期間中、不幸にも茨城や東北では豪雨による河川決壊で多くの被災者が出た。福江島では紹介いただいたゴンハウスに宿泊した。連日の刺身に加え、食べきれないほどのご馳走に大満足であった。温かいもてなしとこぎれいなペンションはお薦めの宿である。 6−1)登山 七ツ岳(432m)・鬼岳(317m)、五島列島福江島、九州百名山: 9月8日、9月9日 福江島にある九州百名山の2山に登った。七ツ岳は、福江島の第二峰ながらピラミダルで秀麗な山容の山で、一方は、木が一本も生えていない草原の山であり、好対照である。どちらも山頂からは素晴らしい眺望が得られる。どちらも1時間程度あれば往復でき?、手頃な山である。島観光の一つとして取り入れた。 @七ツ岳(432m):9月8日 七ツ岳は長崎県五島列島最大の島、福江島にある九州百名山の一つで、標高431.6mの三角点峰である。トレッキングコースが整備されていて人気の山である。南方系の植物(リュウビンタイなど)が多く自生しており自然の巨木などが多い。山域一体は花崗斑岩で形成され、五島列島最高峰の父ヶ岳(461m)と同じ山系を形成しているが縦走路はない。父ヶ岳一体は植林が目立つが、七ツ岳一体は七岳神社の神域に当たり、原生林も多い。その名の通り、七つの峰が鋸歯のようになり、荒々しい雰囲気がただよっている。岩場の連続、急登、展望、原生林と山の醍醐味を味わえ魅力的な山である。登山道自体は決して難しくなく、さして体力を要する山でもないが、道標等は山中にはない。(ウイキペディアより) 今回は時間も遅く、七ツ岳登山口からの往復である。、高度差300m弱である。 七ツ岳公園登山口(16:10)−尾根分岐(16:17)−山頂(16:36〜16:40)−分岐(16:55)−七ツ岳公園登山口(17:00) 柏崎灯台を見学後、384号線、27号線を経由し七ツ岳登山口に着いた。すぐそばに草づみ地蔵堂がある。また、公園口には清水が出ており、水汲みに来た方に聞くとそのまま飲めるとのことで、ペットボトルに入れ、カメラ、水を手に持ち出発する。案内版があって、”草づみ地蔵堂入口”と書かれたところが七ツ岳の登山口である。すぐの地蔵堂を通過し、山道に入る。結構な急登で、滑りやすい岩の階段(状)の道を進む。まもなく尾根上に達する。分岐のようになっていて、左手には踏まれた跡がある。表示があり、注意すれば帰りに直進することはない。原生林やシダが生い茂り、展望のない樹林帯を進む。同行の山口さんが、しばらくで引き返すということで、車のカギを渡し、ここから単独となる。少々荒れた道を上り詰めると小ピ−クに出る。少しばかり眺望が得られる。ここから少し下ると急登が待ち構える。岩場の直登といったところだ。花崗斑岩の岩肌が露出し、西側は岩壁になっている。視界は一気に開け、周囲の山々、東シナ海を望むことができる。七ツ岳山頂には三角点が設置され、眺望が開ける。北は木で遮られているが、合間から岩峰群と父ヶ岳を望める。南には朝寄った風力発電所が7基望める。緑深い山林が広がっている。撮影を済ませ、同じ道を戻った。
(観光案内図の一部を引用) A鬼岳(317m):9月9日 鬼岳(おんだけ)は、五島市上大津町にある標高315メートルの山である。西海国立公園内の五島列島にあり、4つの火山からなる福江火山群に分類される。有史以降の記録に残る火山活動はない。また、周辺の単成玄武岩質火山体を合わせて鬼岳火山群というまとめ方にも分類される。 2003年1月の火山噴火予知連絡会による「新たに追加する活火山および範囲などに変更があった活火山」では単成火山群として、福江火山群のうち鬼岳と、隣接する火ノ岳が新たに活火山とされた。(ウイキペディアより) また、観光協会の案内に寄れば、 『福江島南岸に吹き出た鬼岳火山群は、シンダーコンと呼ばれる珍しい火山である。500万年前に噴火した楯状火山(アスピーテ)の上に5万年前の臼状火山(ホマーテ)が重なり合ってできたもので、鬼岳、火ノ岳、城岳、箕岳、臼岳からなっています。その中の鬼岳は、全山芝生に覆われ、古くから市民の行楽地として親しまれてきた。中腹にある展望所からは、眼下に福江市街、福江港外に点在する島々を望め、訪れる人たちの心を癒してくれる。周辺は観光施設が整備され、福江島観光の拠点になっている。』とある。 駐車場(14:30)−山頂(14:55〜15:00)−駐車場(15:20)〜鬼岳温泉立ち寄り 天文台や展望所がある駐車場まで車で行く。山全体が草原状で、阿蘇山の草千里のようだ。見る方向で、椀状になっている。火口跡があり、ぐるりと周遊できる。芝生の中の道を登ってゆく。前方に緩やかな道が続く。火口淵に到着すると360度の展望が開ける。右下には火口跡、草で覆われている。空港の滑走路がその先に見える。振り返れば火ノ岳、福江市内、鐙瀬溶岩海岸とその周辺の田畑の刈り取りあとのパッチワーク、七ツ岳方面、海岸のコバルトブル、五島列島の島々等々、1級品の眺望である。ここからしばらくで山頂表示のある地点に到着する。ソバナの花や、その他の花も見られる。元来た道を戻り、帰りは五島コンカナ王国にある鬼岳温泉でゆっくりと汗を流した。
6−2)チョウ撮影 @9月8日&9月10日:福江島島内のポイント A9月11日〜12日:長崎市内 横浜のIさんから情報をいただき、初めての福江島訪問となった。Iさんは昨年訪問され、ポイントを掴んであられたため、私にとっては効率よく回ることができた。ただし、台風の影響を受け、発生地は強い風に見舞われ、思わぬ難事となった。目的のチョウのうち、クロツバメシジミはチャンスを逃した。それでも、タイワンツバメシジミ(新)、サツマシジミ(新)、ツマグロキチョウ(新)、ウラナミジャノメ、ウラナミジャノメ、ヤクシマルリシジミ 今回の福江島訪問で新たに3種を撮影でき、230種が撮影できたことになる。 −概要− 福江島は車でまわれば効率よく、島も時間を余り要することなく回れる。3箇所のうち2箇所は、海岸べりと、平らな台地上にあり、風の影響をまともに受ける。2日とも風が強く、見つけるのに、窪地や崖の風の弱まった所を探した。そのため、自由な撮影という訳にいかず結構苦労した。この時期、萩の花が咲き少しばかり目を楽しませてくれた。ツマグロキチョウはなかなか止まらず、夏型のメスは、見分けもむつかしかったが、オスのチョウとのランデブーで確認できた。このポイント、キチョウは見かけなかった。タイワンツバメは今が時期なのか、新鮮な固体が多く、撮影チャンスも多かった。島内のいろいろな場所で見ることができるような気がした。サツマシジミはもしかしてチャンスがあればと持っていたが、幸運にも撮影できた。 福江島には再度訪問したいと思った。
6−3)観光 @福江島 福江島は、長崎県西方沖の五島列島を構成する島の一つである。行政区分は長崎県五島市に属する。南に離れた男女群島を除けば五島列島の南西端に位置する。島の面積326.43km2は五島列島最大、日本国内では11番目の面積を持っている。2010年国勢調査では、人口36,979人となっている。2004年以前は、福江市の一部と、南松浦郡の富江町・玉之浦町・三井楽町・岐宿町の計1市4町に分かれていたが、2004年8月1日の市町村合併により全域が五島市の一部となった。南西部の玉之浦や東部の岐宿・福江はリアス式海岸で、複雑な海岸線をもつ。西側の外洋(東シナ海)に面した地域では海食崖がよく発達する。湾は富江湾・玉之浦湾・岐宿湾、半島は富江半島・三井楽半島などがある。また、島の各所に砂浜があり、海水浴場として利用されている。島の中央部には花崗岩と沖積層(湖成層)からなる山内盆地があり、その周囲を新第三紀層の五島層群や流紋岩などで形成された標高200-400m台の山地が囲まれている。最高峰は西部にある標高461mの父ヶ岳(ててがたけ)である。海岸に近い福江・富江・三井楽・岐宿にはそれぞれ玄武岩質の火山と溶岩台地が広がっている。これらの山には、福江川、一の川、浦ノ川、鰐川、大川原川、中須川などの川によって谷が刻まれる。周囲には、北東に久賀島、東には多々良島・屋根尾島・蠑螺島、東の沖には椛島・ツブラ島、南に赤島・黄島・黒島、西に島山島・嵯峨ノ島、北西に姫島など多くの島がある。対馬海流の影響もあり、温暖多雨の亜熱帯海洋性気候である。植物ではクワズイモやショウベンノキなどの自生北限である他、九州本土では珍しいサキシマフヨウやハマジンチョウの自生地もある。動物では、タカの一種ハチクマの渡りの中継地として知られる他、昆虫類では他地域から隔絶しているため固有亜種となっているものもいる。ただし温暖な気候が災いしてタイワンリスが外来種として侵入し、問題にもなっている。また、玉之浦の島山島に生息していたキュウシュウジカ(ニホンジカ)も橋を渡って福江島に侵入し、分布を広げている。(ウイキペディアより) 以下、各地区の訪問先の様子をあげる。 福江地区:鐙瀬溶岩海岸、鐙瀬ビジターセンター、五島観光歴史博物館、堂崎教会、明星院(銅像薬師如来立像)、鬼岳
三井楽地区:柏崎灯台、空海記念碑と辞本涯、姫島、高崎鼻、高浜(日本の渚百選)、遣唐使ふるさと館
玉之浦地区:大瀬崎灯台(「悪人」ロケ地)、風力発電風車
岐宿地区:魚津ヶ崎公園(遣唐使)
A長崎 クラバー園、大浦天主堂、オランダ坂、孔子廟、長崎新地中華街、眼鏡橋、諏訪神社、長崎歴史文化博物館 稲佐山展望台(長崎夜景)、平和公園、浦上天主堂、永井隆記念館(如己堂)、出島
B長崎港〜福江港船の旅(フェリーとジェットフォイル)
チョウのページに戻る、山の記録に戻る、花・鳥・その他に戻る 作成日: 2015年9月14日 |