5)七尾山 : 2015年3月17日 2015年山の記録に戻る2015年チョウのページに戻る2015年花:鳥その他に戻る

七尾ということで調べると、七尾村というのが出てきて、滋賀県東浅井郡にあった村ということである。現在の長浜市の南東部、姉川の中流右岸にあたる。1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、東浅井郡法楽寺村・南池村・北池村・佐野村・今庄村・野村・坂田郡相撲庭村の区域をもって発足された。今回の山行では、今庄の南池会館に集合したが、その直前に七尾公民館がある。大きな案内図があり、有名どころの案内や、金糞岳がドカンと描かれている。いわゆる姉川の合戦跡がすぐ近くにあるところである。

南池会館(10:05〜10:20、出発)−広域農道登山口(10:25)−祠250m(10:40〜10:50)−530m地点(11:35〜11:45)−山頂(12:15〜13:15)−分岐(13:20)−林道出口219m(14:00)−天津神社鳥居・参道(14:20)−(14:35〜14:45)
 歩行時間:2時間55分、空閨1時間20分、歩行距離:8.0q、累積登高下降:658m

会館をでて、道を山方向に進む。広域農道の舗装道路を渡ったところに七尾山登山口と表示がある。道ははっきりしており、歩きやすい。地元の小学生がかけたと思われる、木の表示が所々にあり、努力、がんばれ等々、思い思いの書付が出てくる。杉や雑木の中を行くと15分で右に派生する道があり、そちらに行くと祠がある。クサリと鍵で扉は開くことができない。10分休憩し、元の道に戻る。道はほとんどまっすぐに直登する格好で高度を稼ぐ。次第に見通しも良くなり、3月とは思えない陽気に汗が止まらない。北方向に大きな白い山塊が見える。金糞岳を中心とした、湖北の山々だ。下は落ち葉が敷き詰められk、稜線を進む。谷筋の様子もなかなか良く、530m地点で休みを入れる。痩せ尾根に出ると、白く雪で覆われた金糞岳が目に入る。好景色だ。振り返れば里の集落も見える。それを過ぎると所々に残雪が現れる。時には残雪を踏みしめ、約1時間30分の歩きで山頂に着く。山頂は20〜40pの雪があった。周辺の良い場所を見つけ、腰を下ろす。七尾山の表示の奥に、東に伊吹山が手に取るように見える。いつも見る方向とは違い山容もずいぶん違う。セメント製造で削られた山の斜面が今も痛々しい姿を見せている。村上さん持参の文旦を楽しみ、和気あいあいの昼食となった。コーヒーもおいしくあっという間に時間が過ぎた。前の記憶を頼りに、少し小高くなったところを目指し、雪面を南方向に進む。4〜5分で分岐に着き、尾根が出ている辺りをよく見るとテープがある。これを頼りに快調に下山する。道はよく整備され、テープが巻きついた小枝が道に突き刺さっている。前回の時とは全く様子が違う。登りよりも良い道だ。尾根をややジグザグに進む。30分くらいで尾根が右に派生していくところに出る。テープはお左手に下りていく。派生する尾根ははっきりとした表示がない。この尾根筋を行きたい誘惑にかられるが道なりに進む。見通しはさえない。山頂から45分で林道に出る。林道を右方向に進みながら広域農道に出る。ここを進むと、前回下りた天津神社の参道に出会う。サクラ並木が続いている。ここから参道を下り、すぐに右手に取って15分くらい進むと駐車した南池会館についた。結構、登り応えがあった。
その後、8q離れた大久保に向かう。
     
 尾根筋からの湖北の山々  金糞岳  山頂
     
 全員の山頂スナップ  伊吹山(山頂から )拝借  伊吹北尾根(拝借)
     
 山頂から東方向  天津神社  伊吹山と七尾山(左手の山)拝借


大久保のセツブンソウ
 (14:55〜15:30)
その前の土日にセツブンソウ祭りが開催されていた。道から少し上がった空き地に駐車し、群落地に向かう。一度開花した後、雪に埋もれ、この1週間が見ごろだった。あぜ道、空き地に小さなセツブンソウが咲いている。密度も相当なもので早速撮影に忙しくなる。
セツブンソウに加え、キバナノアマナ、ミスミソウ(スハマソウ)も咲いている。予定外で早速写真に撮る。集落の庭に咲くリュウキンカ、フクジュソウも綺麗だった。
     
     
     
 キバナノアマナ  ミスミソウ  ウメ
     
集落の庭に咲いていたフクジュソウ      

大久保のチョウ
セツブンソウに吸蜜するチョウを見ることができた。今回の山行も加え、スジボソヤマキチョウ、昨年大発生のテングチョウ、今よく見られるヒオドシチョウ、いよいよ春になった。

     
 スジボソヤマキチョウ  テングチョウ  ヒオドシチョウ
     
同上(拝借)   焼サバそうめん(とてもおいしい)拝借  

4月の陽気、20度を超す気温と晴天の中、久しぶりの七尾山となった。ほとんどまっすぐの登り、結構奥深く感じた。山頂は残雪に覆われていたが、思ったより雪が少なかった。少し南に行った先の小高いところから下山した。何年か前に比べ、テープをしっかりとついており、道も分かりやすかった。後半、右への稜線を分け。左手に下りたため前とは違った道になった。前回下りた道は、どんなだったかと思った。林道に出て、舗装路を歩き、前回下山した  天津神社の桜並木を経由して、駐車した南池会館に戻った。この後、大久保のセツブンソウを見学した。セツブンソウに吸蜜するスジボソヤマキチョウとテングチョウの写真を撮ることができた。帰りには、長浜の黒壁スクエアに寄り翼果楼(YOKARO)名物の焼サバそうめんを賞味した。盛りだくさんの楽しい1日だった。

行程マップ(拝借)

                                           国土地理院の地図から引用

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作成日: 2015年3月19日