11)筱見四十八滝・小金ヶ嶽(篠山):2016年4月17日 ヒカゲツツジ、滝めぐり 2016年山の記録に戻る、2016年花・鳥・その他に戻る |
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スタートの筱見四十八滝は、四十八滝と呼ばれるが、実際には8つの滝が続くコースである。沢沿いの道を歩くことになるが、滝が連続しているくらいだから JR守山駅で2名をピックアップ、高速を経て、篠山市日置公民館で他の4名と合流する。筱見(ささみ)四十八滝キャンプ場で5名を残し、下山口 |
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多紀連山と 筱見四十八滝 多紀連山(たきれんざん)は、京都府から篠山市、丹波市にかけて高い岸壁状に連なる500m〜700mの山々の総称で、旧多紀郡にちなみ多紀アルプスとも 呼ばれる。主峰は御嶽(793m)で西ヶ嶽(727m)、小金ヶ嶽(725m)の3つの峰が中心となっている。篠山盆地の北方に連なる標高600〜800mの連峰で多紀 連山県立自然公園を形成する。古生層の岩質は珪岩である。南方に緩やかに、北方に急峻な地形であり、水系としては日本海へ注ぐ由良川水系と瀬戸内 海に注ぐ加古川水系とに分かれる中央分水嶺となっている。多紀連山では、鼓峠が最も標高の低い分水嶺である。植生が豊かであり、西紀町のシンボルで もあるシャクナゲやツツジが多く自生し、オサシダ、イワカガミなど高山植物に分類される植物も多く見られる。麓の一部を除き自然林でありケヤキ、ナラ、カ エデなど秋を彩る樹木が多く紅葉も美しい。多紀連山も含め四方を山に囲まれた篠山盆地では秋頃からしばしば「丹波霧」と呼ばれる濃霧が発生し、朝には 雲海が観察できる。多紀連山は、平安時代末期から中世にかけて修験道行場として栄えたが、1482年(文明14年)に大峰山(大和修験道)の僧兵の来襲に より、寺院はことごとく焼失した。現在も、大岳寺(みたけじ)跡、福泉寺跡、水飲場などが見られる。また「東の覗き」「不動岩」「西の覗き」「愛染窟」など、行場 らしい地名も残る。現在は、県立自然公園に指定されており、山野草、高山植物、鳥獣なども多く見られ、登山道の整備も行われている。春季にはヒカゲツツ ジ、シャクナゲなどが新緑の山々を彩り、秋季には雑木林が全山紅葉する。また、山頂からは神戸の六甲山や淡路島までを遠望できる。 小金ヶ嶽(725m)は3つの山の中では、最もアルペン的風貌を持ち、奇岩露出の印象的な山容。岩は荒い珪石質である。古くは蔵王堂があったところから蔵 王ヶ岳と呼ばれることもある。視界は開け、展望も良いが足場は急峻な馬の背状になった箇所も多く、鎖場もあり危険も伴う。古くは蔵王道があったことから 、蔵王ヶ岳と呼ばれることもあり、修験道場の山である。頂上には蔵王堂をはじめ、南側直下に福泉寺をはじめとする寺々、麓には里坊も存在した。 一方、 筱見四十八滝は多紀連山(多紀アルプス)の小金ヶ嶽に続く登山道にあり、始終(しじゅう)かれることがない滝が8つあるところから48滝と名付けら れた。 、秋の紅葉を楽しめ、キャンプも楽しめる。八つの滝の合計落差は約130m、1時間程度の急な登りの連続である。滝の上からは小金ヶ嶽へ向かい、途中、キ ャンプ場へ戻る周遊コースが設定されている。 行程MAP (国土地理院の地図を引用) 2016年山の記録に戻る、2016年花・鳥・その他に戻る 作成日:2016年4月27日 |