5)皆子山(971.5m) 関西百名山 : 2016年2月28日  2016年山の記録に戻る 、関西百名山に戻る花・鳥・その他に戻る
 
皆子山(みなごやま)は、京都府京都市左京区と滋賀県大津市との境に位置する標高971.5mの山である。丹波高地の東端を形成する花折断層の一部をなしており、東側に安曇川上流の葛川(かつらがわ)を間にして比良山地と対峙している。北側山麓には葛川の支流が谷を形成し、足尾谷と呼ばれている。足尾谷を挟んだ北側には、同じ丹波高地に属し、高層湿原として知られる八丁平(はっちょうだいら)を抱く峰床山が続いている。南側山麓は葛川とその上流の百井川が流れており、南斜面から百井川に注ぐ谷は皆子谷と呼ばれている。皆子谷の源頭は山頂付近に達しており、山頂のすぐ西側でなだらかなすり鉢状の地形を形成している。京都府京都市左京区の北部に位置し、京都府の最高峰である。
 一般的に利用される登山道は、北側の足尾谷から谷沿いに登るルート、東側から尾根沿いに登るルート、南側から谷沿いに登るルートが知られている。足尾谷からのルートは旧国道367号に接続する足尾谷林道の終点に登山口があり、足尾谷沿いに北西方向へ迂回したのち、標高580m付近で合流するツボクリ谷に沿って南方向へ進路を変えて直登する。東尾根を登るルートは葛川沿いにある平集落から直登する。南側からのルートは、葛川沿いから支流の寺谷を登るルートと、百井川から皆子谷を登るルートがある。公共交通機関を利用する場合、足尾谷の登山口へは「坂口」バス停が最寄りで、道のりはおよそ2kmである。東尾根の登り口と寺谷出合へ至る林道入口の近くには「平」バス停がある。いずれのバス停へも、叡山電鉄の出町柳駅から京都バスが、JR西日本の湖西線堅田駅から江若交通が、それぞれ路線バスを運行している。自家用車では、国道367号沿いの平バス停脇に数台分の駐車場があるとウイキペディアに出ているが、個人の所有地で、駐車禁止と出ている。それゆえ、付近の道路脇か東尾根の登り口となっている正教寺の前の空き地を利用することになる。
 
367号線沿いの空き地(8:30、8:34出発)−正教寺奥の登山口(8:42)−837mピーク−尾根合流点(平表示あり)(937〜9:42)−941mピーク(9:48)−ヒノコ分岐(10:08)−皆子山山頂(10:10〜10:25、周辺散策)−ヒノコ分岐(10:28)−941mピーク(10:46)−尾根合流点(平表示あり)(10:51〜11:12、昼食)−登山口(11:45)−駐車場所(11:53、12:00出発)
 
                    歩行時間:3時間19分 休憩時間 :41分含む 実質歩き:2時間38分  
 
 18年ぶりの皆子山登山となった。先の山の会に参加できず、1週間遅れで行くことにした。3月末から4月のはじめの陽気、厚手のシャツだけで通した。それでも汗をかいた。暖冬の影響で登山道は上の方でも10p程度の積雪、ないところも多かった。山頂付近は少し多かったが、固くて壺足で十分だった。平からの東尾根を直登した

 平バス停の空き地には、駐車禁止の立て札がある。その前の367号線ぞいの右側の山麓には車を置くところがあったが、先週の例会の情報から少し進んだ橋の横のスペースに置いた。正教寺奥の登山口まで8分、正教寺前には数台のスペースがあった。バイクで来た男性がいて、挨拶を交わし、お墓の横の登山口から出発する。杉林の急坂を登る。登山道右手の北側が杉で、左手は広葉樹林帯である。急坂は結構続く。30分ほどで、一旦は明るいところに出て、後方に比良山系が望める。さらに先に進めば広葉樹林帯で、南に視界が開け比良山系が良く見える。一旦は緩やかになり、アセビの木が目につく。杉にヒノキが混じる。登り切ったところが南方向から尾根が合流するところで、来た道方向に平と書かれた表示が出てくる。ここで初めての休憩を取る。1時間弱の歩きになった。ここからは坂もましになり、しばらくで登り切ったピークが941m地点である。調整していない時計の高度表示では、45mほど低い値になっている。このあたりから雪で辺りは白くなってくるが、深いところでも10p未満である。日陰でこの程度で、日の当たる広葉樹林はすっかり雪が解けている。ここからはシダ類の枯葉が一面を覆い、山頂付近まで続く。一旦は下るが、その後は平坦な道が続き、北の山々が木の間から良く見える。このピークから20分ほどでヒノコへの分岐が出てくるが、その前の素晴らしい展望ができる場所に出る。比良山、南には山並みが続く。分岐からすぐで山頂に着く。東方向には雪渓が結構残り厚い。先に比良山系、先の白い部分は琵琶湖バレイのゲレンデだろうか。西にはピークがあり、斜面は結構白くなっている。少し先に進み、鞍部まで到着した。盆地状で少しばかり見晴らしも良い。15分ほど過ごし、時間も早かったので、先の展望台で昼にすることにした。分岐まで戻る。このあたり、アセビも多く、花のつぼみが結構ついている。落葉した木の枝に5〜6匹の小鳥がいて、忙しくしている。写真で確認したところ、ウソであった。顔の赤いのが特徴だ。元の展望の良いところに戻ったが、下であいさつした男性が先に場所を確保していた。ここでの食事を諦め、南に尾根が派生する、平と表示のある明るい場所まで戻って昼時間にした。好天で、温かい日差しに恵まれたが、この場所は展望はイマイチであった。食後にコーヒーを入れ、登山口に戻ったのはちょうど3時間後だった。お昼前だったが、予定通り帰宅した。



941mピークからこれからのコース
941mピークを下った平坦な道(雪は結構) 皆も山山頂

 皆子山山頂から東(比良山系) 皆子山から西 ヒノコ分岐から下り方向
     
 足元は枯れたシダ類がびっしり  ウソの群れ  アセビの花芽

行程マップ


(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2016年3月3日