19)大比叡 848m : 2017年7月15日 関西百名山、 2017年山の記録に戻る、、関西百名山に戻る

 比叡山(ひえいざん)は、滋賀県大津市西部と京都府京都市北東部にまたがる山。大津市と京都市左京区の県境に位置す
る大比叡(848.3m)と左京区に位置する四明岳(しめいがたけ、838m)の二峰から成る双耳峰の総称である。高野山と並び古
くより信仰対象の山とされ、延暦寺や日吉大社があり繁栄した。東山三十六峰に含まれる場合も有る。別称は叡山、北嶺、天
台山、都富士など。国土地理院による測量成果では、東の頂を大比叡、西の頂を四明岳、総称として比叡山としている。「点
の記」では、東の頂に所在する一等三角点の点名を「比叡山」としている。この三角点は大津市と京都市の境に位置するが、
所在地としては大津市にあたる。なお、比叡山は、丹波高地ならびに比良山地とは花折断層を境にして切り離されているため
、比叡山地、あるいは比叡醍醐山地に属するとされる。京都側から見た場合、四明岳と大比叡をともに確認することができ、
重量感のある印象である。だが、京都盆地から比叡山を見た場合、四明岳は確認できるが、大比叡の頂は四明岳に隠れてし
まう。このときのバランスのとれた三角形の外観は、「都富士」ともいわれる。また、大比叡がみえない場合、四明岳を比叡山
の山頂だと見なすことがあり、京福電気鉄道叡山ロープウェイにおいては、四明岳の山頂をもって比叡山頂駅と設定している
。比叡山の山頂からは、琵琶湖や京都市街のほか、比良連峰などの京都北山も眺めることができる。山の東側には天台宗
の総本山である延暦寺がある。また、山頂の北の「奥比叡」は「殺生禁断」とされているため、貴重な野生動物や植物の姿を
確認することができ、特に、鳥類の繁殖地として有名である。なお、真夏の京都市内と比叡山の山頂近くとでは、気温が5、6℃
違うという。なお、四明岳の表記、あるいは読みには多数の説があり、国土地理院による「四明岳(しめいがたけ、しめいだけ)
」のほか、「京都市の地名」では「四明ヶ岳(しめがたけ)」、「四明峰(しみょうのみね)」などを挙げている。比叡山の別称である
天台山、ならびに四明岳の名称は、天台宗ゆかりの霊山である中国の天台山、四明山に由来する。(ウイキペディアより)
 登山ルートであるが、
①京都市左京区修学院から登る雲母(きらら)坂(四明岳まで2時間30分かかるという)は古くから京都と延暦寺を往復する僧
侶・僧兵や朝廷の勅使が通った道であり、現在も登山客は多い。
②滋賀県側からは、日吉大社の門前町・坂本から表参道を経て、無動寺谷を通って登る登山道などがある。山中には大津か
ら京都大原方面へ抜ける東海自然歩道が通っている。
 大比叡は、1998年以来、19年ぶりの登山になった。 今回は、きらら坂を登り、ケーブル横から坂本に下山するコースを歩い
た。例会の参加であったが、下山時、坂本ケーブルの撮影で遅れ、紀貫之経由で下るところを、分岐点で尾根筋を離れ坂本
方面に下ってしまった。皆に心配と迷惑をかけてしまった。

守山駅(7:31乗車)~山科駅~京阪3条~出町柳(8:30発)~修学院(8:38)~きらら坂登山口(9:05)-トレイルNo69トレイル合
流点(10:02)-東山トレイルNo71(10:27~10:33)-トレイルNo73-1()-スキー場跡()-ロープウエイ比叡山山頂駅()-大比叡
(11:50~12:40、昼食)-西尊院堂()- 坂本ケーブル延暦寺駅(13:13~13:25)-途中の駅「もたて山」(13:30~13:42)-坂本・
紀貫之墓分岐-坂本下山口(比叡山高校野球場グランド(14:21)-滋賀院(14:30)-松ヶ馬場駅(1440、14:46乗車)~京阪石
山~JR石山駅~守山駅
    行動時間: 約6時間(休憩時間:約1時間30分)

 守山駅に集合、JR、地下鉄、京阪、叡山鉄道を乗り継いで修学院で下車する。音羽川沿いを東方向、山に向かう。砂防学
習ゾーンと書かれた所から突堤に少し進んだ先が登山口できらら坂と表示されている。
きらら坂表示
橋を渡り、登山道が始まる。如何にも古来より踏み込まれた雰囲気が漂う。急な坂で、深く切り込まれた道が続く。深い樹林帯
の中の道という格好で、左手は修学院離宮の柵がずっと続く。深く切り込まれたせいか、いろいろなキノコが見られる。場所に
よってはわずかに靴が入るくらいのV字の所もある。
きらら坂
夏の事、これから先、小刻みに小休止を入れる。風もなく汗が噴き出る。登山道に入り、1時間くらいで左手に京都市の北が展
望できる。国際会館が目印になる。トレイルNo69トレイル合流点にあたる。
京都市 
勾配はましになる。それから30分ほどでトレイル表示71に着く。ヒノキ林の中の広場で、丸太があり、腰を下ろすことができる。
ここからも市内が見渡せる。大比叡の道は2手に別れるが、トレイル表示73-1で合流し、ここから更に直接山頂へ向かうコー
スと、山頂ケーブル駅に向かう道に分かれる。左手のケーブル駅に向かう。樹林帯の中の道も次第に日があたる様になり暑さ
が一層厳しくなる。ロープウエイが頭上を通過、駅の近いことが分かる。登山口からちょうど2時間でケーブル駅に着く。すぐ横
にロ-プウエイ駅があり、観光客が結構休んでいる。駅内の待合所は大きく、休憩にはもってこいの所だ。日差しが強く、中で
しばらく休む。ここから、ロープウエイのそばの舗装道を歩く。ここから北山トレイルとなり、No1である。20分ほどでスキー場あ
とを過ぎ、ロープウエイ比叡山頂駅を右手に分ける。山頂駅前には比叡ガーデンミュージアムがあり、そのあたりが四明岳に
なるのだろうが。シャトルバスの比叡山頂バス停があるが山頂はよくわからなかった。ホタルブクロの白い花、紫の花の木に
は、オオウラギンスジヒョウモンが吸蜜していた。ここからしばらくで山頂駐車場に出る。大きな駐車場である。直進する格好で
、舗装道を進み、右手の小高いところを登り、更にやや小高いところに大比叡の山頂表示がある。山頂部分は狭く、集合写真
を撮って少し先に進んだ、テレビ塔の建物周辺の風通しの良い場所で昼食とする。
大比叡山頂

昼食の後は更に先(東)に進み、貯水槽、NTT中継所の左横を進む。スギ林の山道を進むと、道は2手に別れるが、直進する
格好で急な坂を下る。途中、智證大師の廟がある(約15分)。最後に石碑(墓)のそばを通って車道に出た先に信号があり、無
動寺バス停がある(更に10分強)。赤い鳥居のある西尊院堂の前を通って下った先が坂本ケーブルの延暦寺駅になる。駅の
上は展望台になっており、大津方面が眺望できる。駅の横にはベンチがあって、こちらからは東~北東方向が望める。駅内の
自動販売機でコーヒーを買い、しばし休憩とする。坂本方面はケーブルに沿った形で急坂を下る。すぐ先にも停車場があり、
客が望めば停車し、乗降ができる。駅名は「もたて山」で、紀貫之の墓がある裳立山(もたてやま)の取り付きの駅である。折
角なので、ここでケーブルカーの写真を撮ることにした。すぐに来ると思ったが、10分以上も遅れてしまった。
ケーブルカー
その後も、紀貫之の墓方向でなく、尾根筋を分け、左手に急坂を下って坂本に出てしまった。グループは、紀貫之経由であっ
たため、その後は出会わずじまいになってしまった。当初、30分もすれば合流できると踏んだが、皆の姿に合わず、直進が正
しかったと気がついた。その時に、電話があり、やってしまったと思ったが後の祭りになった。皆に心配と迷惑をかけた。私は、
雑木林の中を下り、坂本下山口(比叡山高校野球場グランドに出て、滋賀院の中を通り松ヶ馬場駅に出た。
滋賀院を出て、汽船と三上山
電話で確認をとって、京阪石山に出た後、自宅に戻った。
キノコ

         
         
         
         

オオウラギンスジヒョウモン
行程マップ

(国土地理院の地図より引用)

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作成日:2017年7月18日