)皆子山(971.5m) 関西百名山 : 2017年2月26日  2017年山の記録に戻る 、関西百名山に戻る
 
皆子山(みなごやま)に関する説明は2016年12月29日の山行記録に記載。京都府京都市左京区と滋賀県大津市との境に位置する標高971.5mのである。
 
自宅(8:32、8:50江若バス)−平バス停(9:55、10:00出発)−正教寺奥の登山口(10:05)−630m付近休憩(10:35〜10:45)−730m休憩(10:55〜11:00)−
837mピーク(11:15)−尾根合流点(平表示あり)(937〜9:42)−941mピーク(11:45)−東ピーク(12:00)−ヒノコ分岐(10:08)−皆子山山頂(12:15〜13:05、
昼食)−西峰周辺(13:10〜13:30)−皆子山山頂(13:35〜13:45)−ヒノコ分岐−東ピーク(13:50)−920mピーク(14:05〜14:10)−941mピーク(14:15)−尾
根合流点(平表示あり)(10:51)−837mピーク(14:30)−690m付近(14:50〜15:15、アイゼン、ザイル)ー正教寺登山口(15:35)−平(15:40、15:55出発)−
堅田駅−自宅
 
                    行動時間:5時間50分、歩行時間:4時間05分 休憩・訓練時間 :1時間45分
                    歩行距離:8.98q、 累積登高:1087m(?)、スマホ/ジオグラフィカでは762m 
  会として、2016年の2月に登ったが、期待の雪は空振りだった。10数年ぶりの暖冬、わずかな雪だけだった。今回は昨年のリベンジになる。今冬は積
雪が多く、期待通りの雪山練習になった。2月11日の当初予定日は寒気・吹雪予報で延期したが、その後の雨2回で、雪面は締まり、登りは壺足、下山
時はワカンとアイゼンで対応した。山頂付近は1.5mくらいであろうか。

 予定の堅田駅8:50のバスに乗ることができず、自宅から車で登山口の平に向かった。同行者に待ってもらうという迷惑をかけてしまった。遅れること約
30分、多くの雪が残った中を登山口の正教寺に向かった。人家脇から早速、雪の道に変わる。お寺の屋根も雪に被われていた。正教寺横を通り、この
奥の祠から登山開始
になる。踏み固められた雪道の杉林の急坂を登る。スギ林の中の道もやがて左手は、常緑樹と落葉樹の入り混じった林がになる
。急坂は続き、たまに足が膝までくらい入り込む。落葉樹の見通しの良い明るいところに出ると、振り返れば霊仙山が望め、右手に琵琶湖が輝いている
。急坂から緩やかな広葉樹林帯になると、白い比良山系がよく見える。小女郎峠のあたりはかなり白っぽく見える。杉に入り、ヒノキが混じってくる。登り
切ったところは、南方向からの尾根が合流し、平と書かれた表示が出てくる。かなり雪に埋もれていて、先が出ているといった様子である。
平と書かれた表示が雪の上に

 一旦は広葉樹林帯になるが、しばらくで杉林の道が続く。このあたりはスギ林の中で、積雪もましで、固く、歩きにそれほど支障はない。だらだらと続く
坂を2回ほど登り、やがて坂もましになり、しばらく進んだピークの次のピークが941m地点である。前に見た941mの表示板はなくなっていた。少し下りに
なるが、このあたりは一面のシダで覆われているところであるが、今はもちろん雪の下である。雰囲気の良い稜線が続く。右手方向(北)に峰床山が目
立った山容で見える。
941mピークから少し下った稜線から見た峰床山

平坦な道が続き、歩いた踏み跡も結構好き勝手な感じである。気持ちの良い歩きを続け、先のピークから20分ほどで素晴らしい展望ができる場所に出
る。このあたり日あたりも良く、登りのあちらこちらで足が突っ込んだ深い穴ができている。展望のピークは東峰と呼ばれているところであるが、左手に
は比良山系蓬莱山、南には比叡山、琵琶湖の対岸に鈴鹿山系が望める。

展望場所、比良山〜南に比叡山、琵琶湖の対岸は鈴鹿山系が続く

ここからやや急な坂を登りきれば、ヒノコへの分岐が出てくる。表示が立っているはずだが雪の下か確認できない。1.5mは超えているのだろうか。雪は
深い。この
分岐からすぐに山頂に着く。時間は12時を回ったところ、バス停から2時間30分の行程だった。深い雪ではあったが、結構締まり、壺足でもそ
れほど負担を感じなかった。12月の時には、展望はなかったが、今日は晴れ渡り、山頂からの景色も格別である。琵琶湖バレイのゲレンデ、蓬莱山頂
からのチャンピオンコースとその横の斜面、リフトのあたりは一面真っ白である。

正面は武奈ヶ岳、その左手奥が野坂山系、右手の白い山容は蓬莱山、白いゲレンデが良く見える。

 昼食時間は、風の当たらない緩やかな谷になったところでとる。雪庇も結構な大きさで、例年にない積雪である。足元の雪を踏み固め、カップ麺とパン
、その後、コーヒで体を温める。快晴、お日さんのおかげで寒くはない。山頂では、他の4人のグループも食事である。グループが去った後、持参のワカ
ンを付け、山頂で写真を撮った後、西峰の斜面で滑落時のピッケル操作練習と尻スキーを楽しむ。遊びも含め、1時間20分、たっぷりの昼食休憩であっ
た。
   いずれも山頂

ピッケル操作と尻スキー

何回も尻スキーを楽しみ、元来た道を戻った。好天で足元が少し緩んだこともあって、何回かワカンが深く沈んだ。これも面白いことだった。941mピーク
、更に平表示の表示を過ぎ、スギ林の急坂ではアイゼンに履き替え慎重に下った。少しばかりザイルの練習もして、予定通りの1時間50分で下山するこ
とができた。駐車場所で、駐車料金500円、干し柿を購入し、堅田駅で同行者と別れた。天気に恵まれた、雪山であった。

行程マップ(清水氏より拝借)

(国土地理院の地図を引用)

2017年山の記録に戻る 、関西百名山に戻る 

作成日: 2017年3月4日