23)金糞岳・白倉岳 1317m、1271m : 2018年6月17日 2018年山の記録に戻る、チョウのページに戻る、2018年花・鳥・その他に戻る 金糞岳(かなくそだけ、きんぷんだけ)は、近畿地方最北東部、中部地方西部に位置し、滋賀県長浜市上草野地区と岐阜県揖斐郡揖斐川町の境界に所在する、標高1,317 mの山。伊吹山地に属する。滋賀県内では伊吹山に次ぐ標高第2位の山であり、また、「関西百名山」および「ぎふ百山」に選定されている。かつて滋賀県側の麓では「ノタ」または「ミタニ」と呼ばれていた。草野川東俣谷に古い鉱山跡があり、周辺には製鉄遺跡がある。鉱石を溶精する際に生じる金屎(かなくそ)が、山名の由来であるとする説がある。1824年(文政7年)の『古絵図』には「カナスソガ嶽」と記載されている。民話の『竹生島の話』で伊吹山に首を切られて、伊吹山より低い山になったと伝えられている。山頂周辺はブナやミズナラなどの落葉広葉樹が多く、南山腹に鳥越林道が開設されその周辺の地域ではスギなど針葉樹の植林地になっている。連状の頭の周辺はブナ林となっている。11月上旬頃にモミジなどの紅葉が見られる。金糞岳が属する伊吹山地は、冬には日本海側からの雪雲の流れ込みが多く、豪雪地帯である。山頂に「ノタの干雪」と呼ばれる残雪が遅くまで残る。金糞岳の南東に隣接する地域(滋賀県米原市甲津原奥伊吹)には奥伊吹スキー場がある。春先には登山道周辺では、イワカガミ、カタクリ、コブシ、ショウジョウバカマなどの花が咲く。低潅木に覆われた平らな山頂は、無雪期にはあまり展望が優れない。樹間からは、白山、伊吹山などの周辺の山や琵琶湖が望めることがある。登山口となる場所には、一般のキャンプ場である「高山キャンプ場」がある。登山道周辺には、山小屋やキャンプ指定地はなく、日帰りの登山が一般的である。6月中旬頃まで残雪があり、夏から秋にかけて登山者が訪れる。6月初旬に長浜観光協会が高山キャンプ場で「金糞岳夏山登山者安全祈願祭」を開催している。 登山道であるが以下の3ルートの登山道がある。このうち、鳥越峠からのルートが最短であり、利用者が多い。 @鳥越峠からのルート高山キャンプ場 - 鳥越林道 - 鳥越峠 - 小朝の頭 - 大朝の頭(標高点1,075 m) - 金糞岳 鳥越峠の北側の林道の取付から小朝の頭をショートカットするルートもある。 A中津尾根のルート高山キャンプ場 - 関西電力作業道(東俣谷左岸) - 白谷口(追分) - 小森口 - 連状口 - 連状の頭 - 小朝の頭 - 大朝の頭(標高点1,075 m) - 金糞岳 鳥越林道との合流部の連状口は展望台となっている。 B白倉岳からのルート(花房コース)高山キャンプ場 - 滝谷頭 - 奥山(1,056.5 m) ロゴウ頭 - 八草出合い - 白倉岳 - 白倉峠 - 金糞岳白倉岳の稜線は石灰岩が点在する潅木帯で見晴らしが良い。 C深谷のルート(閉鎖)高山キャンプ場 - 関西電力作業道(東俣谷左岸) - 深谷 - 白倉峠 - 金糞岳急峻な難ルートであったが、発電用のダム建設に伴い立入禁止となった。 山頂のすぐ北側に四等三角点(点名が川上、標高1277.23m)がある。 西隣には、二等三角点のある白倉岳(標高1,270.71 m)がある。(ウイキペディアより引用) 金糞岳は2009年以来9年ぶりの登山になった。その時には、6月14日と9月5日に登った。今年は6月17日に登り、2009年の前回とは3日違いになった。何れも最短コースをとり、咲いている花もほぼ同じだったが、2009年の方が見栄えは良かった。今年は花の時期が早かったせいもあるかもしれない。期待のネガマリダケはほとんどが大きくなりすぎ、わずかに残った貴重品をとることができた。6名の楽しいひと時だった。 守山自宅(6:50)−鳥越峠岐阜県側登山口(9:05、10:00出発)−稜線1055m(10:10)−山頂まで25分表示(10:27)−金糞岳1317m(10:50〜11:37、昼食)−白倉岳(12:20〜12:25)−金糞岳(12:05〜12:10)−金糞岳1317m(13:00〜13:15)−山頂まで25分表示(13:30)−稜線1055m(13:50)−登山口(13:55、14:05) −高山(14:30) 行動時間:3時間55分、歩行時間:2時間5分、 歩行距離:5.16q、累積登高:531m 自宅から鳥越峠まで80q、早目の出発にした。鳥越林道の始まる高山キャンプ場にはy8:30前につき、オフィスに立ち寄りいろいろと情報を入手した。その後、25分ほどで峠を過ぎた登山口の空き地についた。車が集合時間の10:00までは時間があり、あたりを散策した。綺麗なヒオドシチョウがとまってくれた。テングチョウも多い。大阪からの5名が到着し、出発する。ウラクロシジミが梢に止まり早々に撮影できた。当初はミドリシジミ類かと思ったが、飛ぶ姿は白っぽくそれではないとすぐにわかった。 登山口から急な道を10分ほど登れば稜線に出て、稜線上の道に合流する。スギと広葉樹林が入り混じっている。稜線の道はしばらくで岩が所々出た歩きにくい道だが、すぐに緩やかになる。ブナ林が美しく、足元にはイワカガミがびっしりと生えている。両側にはネガマリダケが多く、山頂まで続く。 ![]() 稜線に出て15分を過ぎるころに山頂まで25分の表示が出る。道端には、ノアザミ、カラマツソウ、ナルコユリ、ニグナの花が出てくる。時々木が途切れ、奥美濃の山々が眺望できる。、時間よりは少し早目で山頂に着く。時間は11時前だが、都合で、早い昼食にする。平べったい山頂ではあるが、低木が周りを取り囲み眺望はない。クマノミズキの白い花が多く、ずっと続く。コーヒを楽しみ、撮影を済ませ、白倉岳に向かう。 ![]() 途中はネガマリダケの続く道だが、皆大きくなりすぎ、小さなものを何とか採る。白倉峠に下って行くと見通しが良くなり、前方に白倉岳が眺望できる。 ![]() 足元にはアカモノ(イワヒダ)が白いかわいい花を咲かせている。峠から急な坂を登る。伊吹山と琵琶湖や市街が眺望できるようになる。 ![]() 低木帯が続き、サラサドウダンがかわいいピンクの花をつけている。 ![]() アカモノ、カラマツソウを結構多い。ヤマツツジ、山腹にはピンク色のヤマボウシも多い。わずかに残ったハクサンシャクナゲが目を引く。 ![]() ![]() 気持ちの良い稜線を歩くと白倉岳に着く。南方向は大きく開け、伊吹山から左手にブンゲン山〜奥伊吹スキー場のゲレンデ〜貝月山への稜線が続く。雲がかりで少々残念ではあるがそれなりの展望である。北方向は木々が成長しかってのように白山や能郷白山は視野に入らない。やや東方向に奥美濃の山々が並ぶ。以前に登った蕎麦山の特徴ある山容も見られる。 ![]() ![]() しばらくは景色を楽しみながら引き返す。稜線からは先ほどの景色がもっと良く眺められる。下りに気をつけ、金糞岳へ登り返す。山頂で待機中の1人と合流、しばらくネマガリダケの採取を試み、元来た道を引き返した。 大阪からの一行とは下った先の一般道で別れを告げ、湖岸道路を走った。帰りの近江八幡大中では、スイカとナポレオンを購入した。おるには早々に味わった。
木々の花
チョウの写真
行程MAP(清水氏より拝借) ![]() 2018年山の記録に戻る、2018年チョウのページに戻る、2018年花・鳥・その他に戻る 作成日:2018年6月22日 |