26)岳沢(北ア)、乗鞍岳3026m : 2018年7月14日〜15日 2018年山の記録に戻る、チョウの記録に戻る、2018年花・鳥・その他に戻る タカネキマダラセセリのリベンジになった。計画通り、今回は7月の中旬に訪問日を設定した。岳沢から上高地に戻り、徳本峠小屋に泊まって、翌日は霞沢岳を往復するつもりでいたが、予約が取れず、乗鞍岳に変更した。何度も登っているが不思議に眺望に恵まれなかったが、今回は素晴らしい展望を満喫できた。 自宅の深夜発の行程は結構きつく、さすがに年を感じた遠征だった。 以下次の行程で、チョウと山を楽しんだ。最終日は、乗鞍岳に登り、高山経由、東海北陸道で戻った。 @7月14日 岳沢(北ア) チョウ撮影 タカネキマダラセセリ、コヒョウモン、ヒメシジミあるいはアサマシジミ、その他 A7月15日 乗鞍岳、 1.岳沢(北ア)2014m :2018年7月14日 チョウ撮影 自宅(00:50)〜平湯アカンダナ駐車場(5:25、5:50高地行バス)−上高地(6:20〜40朝食、7:00出発)−河童橋(7:06)−岳沢・明神分岐(7:20)−風穴(8:00)−胸突き八丁(9:02)−岳沢ヒュッテ(9:22〜12:30、周辺探索)〜周辺の草原散策&チョウ観察〜河童橋−上高地ビジターセンター前(14:25、14:30バス)−カンダナ駐車場(15:15、1525出発)−ほおのき平ゲレンデ−ロッジアルペン(16:00) 行動時間:7時間25分(休憩時間含む) 3時間ほど布団の中ですごし、真夜中の00:50に自宅を出発する。高山経由、平湯温泉のアカンダナ駐車場に向かう。途中、SAに2回立ち寄り、それぞれ20分ほど目を閉じた。予定の5時ころに到着した。バス停は、上高地へのバス待ちの登山客で長い列ができている。。積み残しの客のため臨時のバスが出た。、6時::分に上高地バスターミナルに到着した。あたりは登山者で溢れ、次々に出発していく。7:00に出発すると決め、ベンチで朝食と山準備をした。次々と到着するバスからは登山客が降りてくる。登山客に混じって、朝早くにも拘わらず梓川周辺の散策を楽しむ観光客も多い。時間になり、河童橋に向かう。ここで写真を撮る。 河童橋から見た前穂 明神への案内に従って、進む。今日はチョウ撮影が中心だが、美しい風景に写真も忙しい。明神へ向かう樹林帯の中の道をしばらく歩くと、岳沢・前穂岳への道が分岐する。 明神への道すがら蜘蛛の巣が織りなす様子 ほとんどの人は明神池へ向かう。 樹林帯の中の木道を進み1時間ほどで大きな沢沿いに出る。ここからは沢を左手にそこそこ急な道を進む。しばらく行くと、焼岳がしっかりと見える。その奥には乗鞍岳だ。樹林帯中の道だが、時々、木々が途切れ暑い日差しとなる。道には岳沢への案内があり、距離や時間が示されている。前回は8月上旬で、花も多かったが、7月の中旬では本当に少ない。最初はゴゼンタチナが登山道に沿って咲いていたが。高度を上げ、木々が途切れて明るい草原になると、ハクサンフウロ、クルマユリ、ウマノアシガタなど、色とりどりの花が見られるようになる。チョウの姿はなく、まだまだ時間的に早いようだ。岳沢には大きな岩が転がっており、見晴らしの良いところで小休止を取るのも良い。8月に見られたベニヒカゲもほとんどいない。クロヒカゲやキマダラヒカゲが時折現れる程度である。 小屋が近づいてくると花も少ないとはいえ、目立ち始める。稜線が前に現れ、振り返れば上高地が一望される。澄み切った青空が背景になって素晴らしい景色が展開する。7時出発くらいなら大丈夫だと思っていたが、時間が早いのか、チョウは少ない。今日は、睡眠がほとんど取れず、気持ちも足取りもノリが悪い。 2時間程度で岳沢ヒュッテに着く。9時過ぎとはいえ、日差しが強く、汗が噴き出る。小屋の前を通り、天狗沢周辺のお花畑を見に行く。花はヤマハハコが少し咲いているだけ。前回の8月上旬とは全く違っている。時期だけでなく、環境が一変しているのだ。花のつく草花がほとんどないのだ。したがって昆虫も見られない。あまり歩く気にもなれず、そこそこで切り上げ小屋に戻った。水分を補充して、しばらく休憩する。 休憩の後、沢を渡り、15分ほど更に登った急坂のお花畑(草原)に行く。昨日、奥穂の小屋で宿泊したパーテイーであろうか、次々と下ってくる。広い草原で、登山道が1本通っているだけ、草も深く、自由には行動できない。それでも結構粘ったが、11時前には一旦小屋に戻った。早めの昼食にした。ゆっくりと時間を潰すが、木陰でも汗が噴き出る。何処にいても同じだと思い、1時までのタイムリミットと決め、草原に戻る。上の方まで登り、ゆっくりと下る。やがて、セセリチョウらしき、それもお目当ての橙色が見えるセセリがかすめ飛んで行く。止まってはくれない。同じ場所で粘ることにした。やっと草原の中で止まったようだった。急いで、かつそっとかき分けていく。フウロに止まったようだった。確認する。すると、草の中に隠れてしまった。注意深く寄るとやっとタカネキマダラセセリを見つけることが出来た。何枚も写真を撮り、最後には超接近ができた。時折翅を閉じるがほとんどは開いたままでじっと動かない。やっと巡ってきたチャンスで、何回も何回もシャッターを押した。その後は、すぐに下山することにした。12:30 3時間の岳沢滞在となった。 岳沢ヒュッテのキャンプ場から、焼岳と乗鞍岳 これまで、ベニヒカゲ、ヒメシジミ(あるいは可能性は低いがアサマシジミ?)やコヒョウモンなどを観察できた。下山の道は登ってくる人、下る人で結構賑やかだった。下山時の河童橋の手前の湿地帯の木道でレンズキャップを落とした。通りがかりの数人にも一緒に探したが、草ぼうぼう、水がつかりで見つからなかった。うまく締まっていないと思っていたが、保護レンズと一緒に外れたのだった。予備の望遠レンズではあったが、成果の裏に損失ありといったところだ。センターからは、30分ごとのバス便にうまく乗れ、平湯に戻った。この後は、宿泊先のほおのき平にある宿に向かった。16時に着き、すぐにお風呂に入り、18時30分に夕食を取る。ボリュームたっぷり、美味しい夕食だった。疲れのせいか(徹夜移動)、ぐっすりと眠ることができた。 蝶
1.登山 @乗鞍岳 3026m:2018年7月15日 乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称。山頂部のカルデラを構成する最高峰の剣ヶ峰、朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳、富士見岳など23の峰があり、広大な裾野が広がる。飛騨側の高山市街地などから大きな山容を望むことができ、親しまれてきた山である。山体は岐阜県と長野県に跨がる活火山で日本で19番目に高い山。活火山ランクC、気象庁による常時観測対象の47火山に含まれるが山頂部に噴気地帯は存在しない。比較的新しい火山であることから穏やかな山容が特徴で、最新の噴火は2000年前の恵比寿岳での噴火とされている。乗鞍岳を含む飛騨山脈の主な山域は1934年(昭和9年)12月4日に中部山岳国立公園の指定を受け。長野県側の麓には溶岩流で形成された乗鞍高原が広がる。1949年に岐阜県道の観光道路で標高2,702 mの畳平までバスが運行されるようになると、大衆化し「雲上銀座」と呼ばれ観光地として賑わった。長野県側からも畳平まで乗鞍エコーラインが開通し山麓にはスキー場が建設され周辺には温泉地があり、四季を通じて美しい景観に恵まれ、乗鞍岳の山域は観光地、保養地として発展している。日本百名山、新日本百名山、信州百名山、ぎふ百山、一等三角点百名山に選定されている。 山域にはオコジョ、トウホクノウサギ、ニホンカモシカ、ツキノワグマ、イワヒバリ、ホシガラス、国の特別天然記念物に指定されているライチョウなど生息する。長野大学生態学研究室によりライチョウの詳細な生息調査が行われている。ライチョウの乗鞍岳における総個体数は1983年の調査では130羽、1994年の調査では109羽と減少傾向にある(環境省のレッドリストの絶滅危惧IB類の指定を受けている種)。イワツバメ、イワヒバリ、カヤクグリ、ライチョウ、ルリビタキの繁殖が確認されていて、カラ類、キセキレイ、ホシガラスなど多くの野鳥が生息している。白樺峠は、乗鞍高原一帯を通過していくタカの渡りの観察地として知られていて、9月下旬にはサシバ、ハチクマ、10月中旬にはノスリ、ツミなどの渡りが見られる。乗鞍高原では7種のコウモリの生息が確認されていて、日本の固有種であるクビワコウモリの繁殖が日本で初めて乗鞍高原で確認された。長野県の天然記念物の指定種の高山蝶のクモマベニヒカゲとミヤマモンキチョウやクジャクチョウ、コヒオドシなどの蝶が生息し、岐阜県のレッドリストで指定を受けている高山蛾のアルプスカバナミシャク、アルプスギンウワバ、アルプスヤガ、アルプスクロヨトウ、オオギンスジコウモリ、クモマウスグロヤガ、サザナミナミシャク、タカネモンヤガ、ナカトビヤガ、ヤツガダケヤガなどの確認記録がある。植物については、志村烏嶺が乗鞍岳で高山植物の採集と研究を行っている。位ヶ原と桔梗ヶ原では大規模なハイマツの群生地となっている。コイワカガミ、キバナシャクナゲ、ミヤマキンバイ、クロユリ、コマクサ、イワギキョウ、ヨツバシオガマなどの植物が見られ、高山ならではの自然を堪能する事ができる。富士見岳、魔王岳などの風衝地にはコマクサの群落が広がっている。大黒岳は山全体にコマクサが分布していたが、人の増加に伴い踏み荒らされ大幅に減少した。雪解けとともに開花が始まり、秋にはコケモモ、ダケカンバ、チングルマ、ナナカマドなどの紅葉が見られる。江戸時代大樋鉱山で銀を抽出する際に薪や炭を作るために乗鞍高原周辺の原生林のシラビソやブナが切り尽くされた。その結果乗鞍高原鈴蘭付近は、シラカバなどの二次林とスズラン、ヤナギランなどの草原となりっており、ミズバショウなどの高原植物も分布している。乗鞍高原には湿原があり、「乗鞍岳湿原」として日本の重要湿地500の一つに選定されている。子ノ原高原はレンゲツツジの名所として知られていて、「子ノ原高原レンゲツツジ群落」が1969年(昭和44年)8月5日に高山市の天然記念物の指定を受けている。西面中腹の千町ヶ原の湿原には、キソチドリ、コバイケイソウ、モウセンゴケなどが分布する。東面中腹の位ヶ原では、9月下旬-10月上旬ごろにナナカマドとダケカンバが紅葉する。乗鞍岳では山麓から山上部にかけて以下の植物の垂直分布が見られる。山岳道路開通に伴い帰化植物が侵入し、北米原産のオオハンゴンソウが乗鞍スカイラインの旧料金所の上部の亜高山帯で、セイヨウタンポポが畳平の駐車場で、ムラサキツメクサが鶴ヶ池付近で確認されている。乗鞍スカイライン沿いでは針葉樹の立ち枯れが確認されている。 登山:信仰の山として信州側からと飛騨側からの修験道が開かれていた。古くから高山市高根町野麦からの野麦口が猟師やコマクサ採りの人々により利用されていた。近代登山の黎明期には地元のガイドとともに、ウィリアム・ゴーランド、アーネスト・サトウ、ウォルター・ウェストンらが登頂した。富山藩の漢学者小杉復堂が平湯から、植物学者の河野齢蔵と矢澤米三郎が信州側から登頂している。陸地測量部の舘潔彦らが測量登山のために1894年(明治27年)に野麦口から登頂している。本格的な登山道と山小屋が開設されたのは明治末期から大正中期以降であった。乗鞍スカイラインの開通などにより、標高2,702 mの畳平までバスや自動車で上がれるようになってからは、登山対象の山というよりも「観光客の山」という意味合いが強くなった。夏に麓の中学校などの行事として、学校登山が行われている。例年乗鞍スカイラインが開通する5月15日に、畳平で乗鞍岳山開き祭が行われている。山開き直後には登山道には多くの残雪がありクラストしていることもあり、アイゼン、ピッケル、ストックなどの雪山装備が必要となる。山頂直下北には頂上小屋(売店のみ)があり、山頂には一等三角点と北側に朝日権現社、南側に乗鞍本宮奥宮(鞍ヶ嶺神社)の2つの神社がある。岩場の山頂は見晴らしが良く360度の展望がある。畳平と肩の小屋に西側に公衆トイレが設置されている。畳平付近にある魔王岳、大黒岳、富士見岳には遊歩道が整備されている。富士見岳からは南アルプス越し(仙丈ヶ岳と北岳との間)に、富士山の山頂部の南側の最高点である剣ヶ峰をわずかに望むことができる。 登山コースであるが、各方面から登山道が開設されている。大多数の観光客やハイカーは、畳平から周辺や山頂を散策している。一部登山道は閉鎖や通行禁止状態になり、安房口、白骨口、野麦口は廃道になりつつある。畳平からのコース登山道の一部は未舗装の道路で、蚕玉岳から剣ヶ峰までの最後の登りは岩混じりの急登となる。家族連れ、老若男女を問わず大勢の人で賑わい、シーズン最盛期には山頂へ向かう登山道が渋滞することもある。 (行程):畳平 - (富士見岳) - 肩の小屋 - 蚕玉岳 - (頂上小屋剣ヶ峰乗鞍高原からのコース(番所口)冷泉小屋の脇には湧水がある。戦後の登山ブーム時には乗鞍高原からのコースが利用され、雪山登山者には上部の冷泉小屋と位ヶ原山荘が前進基地として利用された。 (行程):乗鞍高原 - 三本滝分岐 - 冷泉小屋 - 位ヶ原山荘 - 位ヶ原 - 肩の小屋口 - 肩の小屋 - 蚕玉岳 - (頂上小屋) - 剣ヶ峰、 丸尾尾根日陰平口コース神通川水系小八賀川と飛騨川との分水嶺の丸黒尾根と千町尾根のコース千町ヶ原にはオオシラビソの森の中に湿原がある。大正時代に行者が利用した信仰の道で、コース上には百体以上の石仏が設置されている。丸黒山は穂高岳などの見晴らし良い広い山頂で小さな祠がある。池塘が点在する千町ヶ原では1994年(平成6年)木道が整備された。コース上に水場はない。国立乗鞍青年の家からは、日陰平山(1,595 m)とかぶと山(1,545 m)を周回するハイキングコースが整備されている。 (行程):国立乗鞍青年の家 - 日陰峠 - 枯松平山(1,694 m) - 枯松平避難小屋 - 丸黒山(1,956 m) - 千町ヶ原 - 奥千町避難小屋 - 中洞権現 - 剣ヶ峰・・平湯口コース(行程):国道158号の平湯大滝入口 - アンバ山 - 猿飛八丁 - 姫ヶ原(湿原) - 乗鞍スカイライン - 畳平 - (富士見岳) - 肩の小屋 - 蚕玉岳 - (頂上小屋) - 剣ヶ峰 ・白骨口コース(行程):白骨温泉 - 遊歩道 - 東尾根 - 十石小屋 - 十石山 - 硫黄岳 - 乗鞍スカイライン - 畳平 - (富士見岳) - 肩の小屋 - 蚕玉岳 - (頂上小屋) - 剣ヶ峰 ・青屋口コース1896年(明治29年)から3年かけて青屋村(現在の高山市朝日町)の上牧太郎之助が開拓したコースで、廃道となっていたが地元有志により再整備された。(行程):青屋口 千町ヶ原 - 奥千町避難小屋 - 中洞権現 - 剣ヶ峰 ・子ノ原口コース(行程):南乗鞍キャンプ場 - 林道 - 尾根 - 奥千町避難小屋 - 中洞権現 - 剣ヶ峰 ・阿多野口コース(行程):アイミックスキャンプ場 - 林道 - 尾根 - 中洞権現 - 剣ヶ峰 ・野麦口コース(行程):高根町野麦 - 焼石原 - 高天ヶ原 - 剣ヶ峰 (ウイキペディアより引用) ほおのき平 ロッジあるぺん(6:45)〜ほおのき平駐車場バス停(6:50、7:05畳平行バス)−畳平(7:50、7:53)出発−お花畑一周−畳平(8:10)−富士見岳山頂(8:33〜8:38)−合流点−肩ノ小屋(9:00)−蚕玉岳−剣ヶ峰山頂(9:36〜9:50)−肩ノ小屋(10:27)−畳平(10:50、11:05輪寺バス)−ほおのき平駐車場バス停(11:45、11:55出発)〜自宅(15:25) 宿で6:00に朝食をお願いし、5分もかからないほおのき平無料駐車場に向かう。駐車場は車で埋まり、バス停には長い列がある。この時期、ご来光観察バスが3時台に出ているそうだ。席料300円が上乗せされるのみである。6:50の路線バスには定員オーバーで乗車できなかったが、すぐに臨時バスがでた。45分で畳平に着く。快晴の空、北アルプスの眺望が期待できる。まずは、階段を下り、お花畑コースを1周する。向かう途中は、ハクサンイチゲ、クロユリ、ミヤマキンバイなど今が旬の花々が咲きそろっている。木道の敷かれたお花畑も、そこそこ花が多いが、やや期待外れだった。ここからの風景もまずまずだった。1周してから元の場所に戻った。 お花畑、奥は不動岳 ずっと続く長い列の中を、剣ヶ峰山頂へと向かう。まずは、北アルプスの眺めが良い富士見岳に寄ってからにする。草のないガレた石混じりの道には、両脇にコマクサが群生している。色も綺麗で、こちらも時期がピッタリである。畳平を出て、23分だった。ここからの北アの眺めは素晴らしい。上昇気流による雲の発生もなく、縦走コースが一望である。 北アルプスの主峰 富士見岳より 富士見岳山頂から乗鞍岳剣ヶ峰 富士見岳山頂から不消ヶ池 しばらく展望を楽しみ、肩ノ小屋への道に合流する。下った先もコマクサが可憐な花をつけている。広い道を皆が肩ノ小屋に向かう。途中、残雪の残った青い不消ヶ池が目を引く。さらに進めば万年雪となる大雪渓で、結構たくさんのスキーヤーが滑りを楽しんでいる。その先には、乗鞍エコーラインを畳平らに向かうバスの列が続く。次から次へと続くのを見るとこの山の人気がよくわかる。 大雪渓でスキー、その横をバスが続々と続く 肩ノ小屋には、富士見岳山頂から22分であった。ここで休むことなく、剣ヶ峰を目指す。前方の植物がないガレ場と岩の続く登山道は人の列がずっと続いている。所々で下りと登り、子供、老人でしばしば渋滞する。それでも山頂には肩ノ小屋から36分で着いた。標高3026mからの眺めは圧倒的だった。山頂表示の前で写真を撮ろうと、順番待ちの長い列が続いている。次から次へと人か加わり、一向に少なくならない。 山頂写真 山頂からの眺め 権現池 御嶽山 中央アルプス、南アルプスも一望できる。360度の大パノラマを楽しみ、帰りは一層の混雑の中を下る。途切れることのない登りと下りの列は、半端なものではなかった。登りよりもわずかに時間をかけ、肩ノ小屋に戻った。ここから先も、撮り残しの花にカメラを向け、枚数を重ねる。畳平らにはバス時間ピッタリに戻るも、長い列が残っており、15分遅れの臨時バスでほおのき平に戻った。山では風が気持ちよく、それほどの汗にはならなかった。身支度 を整え、予定の時間で自宅に戻った。早い出発で、帰り道では渋滞には巻き込まれなかった。 花
イワヒバリ 行程MAP 2018年山の記録に戻る、2018年チョウのページに戻る、2018年花・鳥・その他に戻る 作成日:2018年7月20日 |
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