23) 高島トレイル・乗鞍岳865m :6月24日、2019年山の記録に戻る、2019年チョウのページに戻る、2019年花・鳥・その他に戻る 乗鞍岳(のりくらだけ)は、敦賀市と滋賀県高島市との県境にある山塊である。高島トレイルのルートでもある。由来は定かではない。山麓には国境スノーパークがあり豪雪地帯である。 七里半越の国境スノーパークから高島トレイル登山道が整備されている。山頂には二等三角点がある。 登山はスキー場の端かあるいは山塊を見た右の急なゲレンデを登る。山の山腹を横切って送電線がおり、送電線巡視路を利用している。山頂からトレイルを10分ほど進んだった地点に電波塔があり、更にすぐ先の電波塔には在原の集落から舗装された作業道が尾根筋まで上がってきている。 山頂付近からは、琵琶湖が正面に眺められ、尾根道にはブナ林が、5月の新緑の頃には清々しいコースとなる。ただ、山頂には無線中継基地局用の建物があり環境を損ねている。 (ウイキペディアより) 高校OBの登山会に参加した。1年ぶりの参加になり、ずいぶんご無沙汰をしていた。6月ともなれば花の便りは乏しいものだったが、参加者との懐かしい話もあって、楽しい山行となった。チョウとの出会いに期待をしていたが、こちらは空振りに終わった。ただ、出発前の駅周辺でミドリシジミを撮影できて幸運だった。歩きの最後、在原集落への林道歩きは長かった。 自宅(7:20)−マキノ高原さらさの湯(8:50、9:24湖国バス)ーマキノ駅(9:45、10:18)−国境高原スノーパーク・登山口(10:38、10:45出発)− リフト最上部(11:25〜11:30)−尾根筋合流点・第一鉄塔(11:40)−分岐点(11:19)−789mピーク(12:23)−ピーク周辺で昼食(12:25〜12:55、昼食)−山頂(13:34〜1340)−関電無線中継所・テレビ塔(14:05)−下山ポイント(14:12〜14:17)−林道出合い(14:55)−在原集落(15:45、15:48出発)−マキノ高原さらさの湯駐車場所(15:58、16:03出発)−自宅(17:20) 歩行時間:5時間 歩行距離:6.74q 累積登高:約700m 集合場所はマキノ駅だった。マキノ駅から出ている国境行きのバスとJRとの連絡が悪い。一旦、マキノ高原さらさの湯まで車で行き、コミュニテイーバスを利用してマキノ駅に向かった。メンバー20名はすでに駅に集合していた。30分ほどの余裕を利用して、周辺を散策した。ミドリシジミとアサマイチモンジが撮影できた。バス時間が迫り、長居はできず駅に戻る。バスの客は我々のグループのみで、貸し切りだった。国境高原スノーパークには20分ほどで到着し、リーダーの注意のあと、ゲレンデを歩いた。 日差しが強い中、ゲレンデを登る 日陰のない暑い中のスタートになった。ゲレンデ上部に着くと、乗鞍岳への表示がある。ひと息つき、右奥の登山道からスタートする。そこそこの急な坂になるが、木々の間、新緑の気持ちの良いコースだ。しばらくで尾根筋の合流点に着く。山中峠の道ですぐ下に鉄塔がある。道は樹林帯で視界はきかないうえ、結構な勾配である。次の鉄塔付近からは、スキー場が下に見え、琵琶湖も視界に入る。しばらくでブナ林に入る。緑が鮮やかで、すがすがしい気持ちになる。会話も弾む。この先、道は細くて切れ込んだ状態が続く。足元のコアジサイが薄紫で美しい。しばらく進むと今度は竹生島が見えるところに出る。その後の尾根道は眺望が楽しめる。尾根は少々ガレたところもあるが、歩きやすい道が続く。左手に送電線巡視路を分け、さらにブナ林を通る。曲がりくねった太い幹の堂々たる木が多い。カエデの木々も多くなる。道を直進する格好で進み、突き当たった先で2手に分かれた分岐を、北方向の道を分け、左に進む。すぐに789mのピークに着く。ここからしばらくは平坦なところで、格好の昼食場所にある。ピークを少し進んだあたりで昼食となる。付近にはエゴノキの白い花が満開である。日陰を見つけてそれぞれお弁当を広げる。差し入れのぼた餅をいただく。参加者全員の用意をしてくれて、1.5sの重量だとか。おいしくいただく。感謝感謝だ。昼食時も会話が弾む。30分ほどくつろぎ、せきたてられて出発する。 道は少し下り、鞍部に出る。4番目の鉄塔の傍を通り、急坂を登りきるとその後は平らな尾根道が続くようになる。低い灌木帯である。振り返れば歩いてきた尾根筋が見渡せる。ピンクのヤマボウシも美しい。ここまでくると山頂は間近であとひと踏ん張りである。1月前の5月の登山であれば、ウラジロヨウラクやサラサドウダンが楽しめる。目当てのチョウは成果がなかったが、ここまで、ミドリヒョウモンやムラサキシジミに出会えた。昼食後から35分ほどで山頂に着く。山頂には二等三角点と標識がある。ただし、コンクリートの建物があり、山頂の雰囲気を台無しにしている。 傍にササユリが1株咲いている。撮影には角度が今一つで、良い角度になるように調整してもらう。山頂からの眺望もいまいちでそこそこで先に進む。 山頂を後に先に進む 平坦な道をしばらく進み、電波中継塔あたりからは、更に続く高島トレイルが一望できる。赤坂岳〜三国岳、奥には武奈ヶ岳の比良山系、左手は琵琶湖が広がる。左には伊吹山も視野に入る。ここから先、林道が在原集落まで続くが、少し先の踏み跡のある道を下る。 先行隊のいる広場あたりが下山口 左手に伊吹山、琵琶湖と竹生島(下山口付近から) 下山道は、ほとんど歩く人がないのであろう。落ち葉と枝が深く積もり、足を取られながらの下りになる。台風の影響か、倒れた木も多く、かがんで倒木を通過したり、踏み越えたり、相当に時間がかかる。 積もった落ち葉と枝が深く足を取られながらの下り 下りも急である。悪戦苦闘しながら40分弱、林道に出る。適当な下り口がなく、2m以上の崖を枝や木につかまりながら下り立った。さらに集落まで2.6q、50分の歩きとなった。長い林道歩きから解放され、集落で待っていてくれたマキノ高原さらさの湯の送迎バスに乗り込んだ。10分ほどの乗車だった。私はアルコールがだめで、宴会を失礼し、止めてあった車で自宅へ戻った。参加者も多く、楽しい山行だった。 久しぶりに出会ったオオミズアオ チョウ
花
行程MAP (国土地理院の地図を引用) 2019年山の記録に戻る、2019年チョウのページに戻る、2019年花・鳥・その他に戻る 更新日:2019年6月28日 |