24)金糞岳・白倉岳1317m、1271m : 2019年6月25日 2019年山の記録に戻る、2019年チョウのページに戻る、2019年花・鳥・その他に戻る 金糞岳(かなくそだけ、きんぷんだけ)は、近畿地方最北東部、中部地方西部に位置し、滋賀県長浜市上草野地区と岐阜県揖斐郡揖斐川町の境界に所在する、標高1,317 mの山。伊吹山地に属する。滋賀県内では伊吹山に次ぐ標高第2位の山であり、また、「関西百名山」および「ぎふ百山」に選定されている。かつて滋賀県側の麓では「ノタ」または「ミタニ」と呼ばれていた。草野川東俣谷に古い鉱山跡があり、周辺には製鉄遺跡がある。鉱石を溶精する際に生じる金屎(かなくそ)が、山名の由来であるとする説がある。1824年(文政7年)の『古絵図』には「カナスソガ嶽」と記載されている。民話の『竹生島の話』で伊吹山に首を切られて、伊吹山より低い山になったと伝えられている。山頂周辺はブナやミズナラなどの落葉広葉樹が多く、南山腹に鳥越林道が開設されその周辺の地域ではスギなど針葉樹の植林地になっている。連状の頭の周辺はブナ林となっている。11月上旬頃にモミジなどの紅葉が見られる。金糞岳が属する伊吹山地は、冬には日本海側からの雪雲の流れ込みが多く、豪雪地帯である。山頂に「ノタの干雪」と呼ばれる残雪が遅くまで残る。金糞岳の南東に隣接する地域(滋賀県米原市甲津原奥伊吹)には奥伊吹スキー場がある。春先には登山道周辺では、イワカガミ、カタクリ、コブシ、ショウジョウバカマなどの花が咲く。低潅木に覆われた平らな山頂は、無雪期にはあまり展望が優れない。樹間からは、白山、伊吹山などの周辺の山や琵琶湖が望めることがある。登山口となる場所には、一般のキャンプ場である「高山キャンプ場」がある。登山道周辺には、山小屋やキャンプ指定地はなく、日帰りの登山が一般的である。6月中旬頃まで残雪があり、夏から秋にかけて登山者が訪れる。6月初旬に長浜観光協会が高山キャンプ場で「金糞岳夏山登山者安全祈願祭」を開催している。 登山道であるが以下の3ルートの登山道がある。このうち、鳥越峠からのルートが最短であり、利用者が多い。 @鳥越峠からのルート高山キャンプ場 - 鳥越林道 - 鳥越峠 - 小朝の頭 - 大朝の頭(標高点1,075 m) - 金糞岳 鳥越峠の北側の林道の取付から小朝の頭をショートカットするルートもある。 A中津尾根のルート高山キャンプ場 - 関西電力作業道(東俣谷左岸) - 白谷口(追分) - 小森口 - 連状口 - 連状の頭 - 小朝の頭 - 大朝の頭(標高点1,075 m) - 金糞岳 鳥越林道との合流部の連状口は展望台となっている。 B白倉岳からのルート(花房コース)高山キャンプ場 - 滝谷頭 - 奥山(1,056.5 m) ロゴウ頭 - 八草出合い - 白倉岳 - 白倉峠 - 金糞岳白倉岳の稜線は石灰岩が点在する潅木帯で見晴らしが良い。 C深谷のルート(閉鎖)高山キャンプ場 - 関西電力作業道(東俣谷左岸) - 深谷 - 白倉峠 - 金糞岳急峻な難ルートであったが、発電用のダム建設に伴い立入禁止となった。 山頂のすぐ北側に四等三角点(点名が川上、標高1277.23m)がある。 西隣には、二等三角点のある白倉岳(標高1,270.71 m)がある。(ウイキペディアより引用) 梅雨入り直前の金糞岳〜白倉岳に登った。 昨年と同じ時期になった。鳥越峠は工事中で通行止めになっているが、岐阜県からの鳥越林道を利用して登山口に行ける。白倉岳への稜線からは、琵琶湖にある3つの島を見ることができる。天候に恵まれた楽しい山行だった。 守山駅(7:30)−高速道(小谷スマートIC)−鳥越峠岐阜県側登山口(9:56、10:13出発)−稜線(10:22)−金糞岳1317m(11:40〜12:20、昼食)−白倉岳(12:55〜13:05)−金糞岳1317m(13:35〜13:45)−登山口(14:25、14:40)−303号線―道の駅『夜叉ヶ池の里さかうち』−守山駅解散 行動時間:4時間12分、歩行距離:5.1q、累積登高:505m 滋賀県側からは道路崩壊で通行止めになっている。岐阜県側から鳥越え林道を詰めた。集合場所の守山駅から鳥越峠までほぼ120q、高速道を利用した。ほぼ予定した時間に到着する。駐車場所のすぐ先が工事中で、雰囲気も随分変わっている。駐車場ではテングチョウが飛びかっている。準備を整え、出発する。 普通であれば、登山口から急な道を10分ほど登れば稜線に出て、稜線上の道に合流する。しかし、今日は釣竿をもってあちらこちらの枝先を叩いての歩きになる。同行の人にも頼んで2人がかり、残りの二人には目を凝らしての探索である。稜線スギと広葉樹林が入り混じっている。稜線の道はしばらくで岩が所々出た歩きにくい道だが、すぐに緩やかになる。ブナ林が美しく、足元にはイワカガミがびっしりと生えている。両側にはネガマリダケが多く、山頂まで続く。丹念に探索を続けるため、ペースは通常の半分くらい、皆に迷惑をかけながらの歩きが続く。 ブナ林の道を歩く 稜線に出て30分を過ぎるころに山頂まで25分の表示が出る。ペースは相変わらずのスローペースだ。道端には、ノアザミ、カラマツソウ、ニガナの花が出てくるが、昨年に比べ貧弱である。稜線は、時々視界が開け、奥美濃の山々が眺望できる。、 奥美濃の山々(蕎麦山の特徴ある山容) 稜線に出てから1時間20分、超スローペースで山頂に着く。時間を使ったが、成果はまるでなし。久しぶりにゴイシシジミに出会ったが、目的外のチョウばかりである。時間は11時40分、昼食にする。平らで広い山頂だが、低木で囲まれ眺望はない。コーヒを楽しみ、撮影を済ませ、白倉岳に向かう。 ネガマリダケが両側に続く道を下る。時期はとっくに過ぎているが、太いものは見当たらない。収穫には年々状況が悪くなっている。頭の上には、クマノミズキやアズキナシの白い花が目を引く。白倉峠に向かって下って行くと見通しが良くなり、白倉岳が眺望できる。 一旦峠に下る。峠からは、岩混じりの急な坂になる。両側にはシャクナゲの群生があり、ハナヒリノキも健在だ。見晴らしがよくなり、見返せば金糞山が堂々たる姿を見せる。登り切ったた後の稜線は平らな道になる。伊吹山や琵琶湖、長浜の市街地が眺望できる。低木帯が続き、サラサドウダンもみられる。 アカモノもこれからだろう。カラマツソウの群落、ヤマツツジ、山腹にはピンク色のヤマボウシも多い。 眺めの良い稜線を歩くと白倉岳に着く。南方向は大きく開け、伊吹山から左手にブンゲン山〜奥伊吹スキー場のゲレンデ〜貝月山への稜線が続く。北方向は木々が大きくなり、かってのように白山や能郷白山が見えなくなってしまった。東方向に奥美濃の山々が並ぶ。以前に登った蕎麦山の特徴ある山容も見られる。山頂で記念撮影を済ませ、しばらくは景色を楽しんだ後引き返す。 白倉岳山頂。金糞岳を背景に ブンゲン山〜奥伊吹スキー場のゲレンデ〜貝月山への稜線 琵琶湖の3島(竹生島、多景島、沖島) 稜線からもう一度景色を楽しみながら進む。峠への下りに気をつけ、金糞岳へ登り返す。山頂で少し休んだのち、元来た道を引き返した。帰りは通常のペースに戻り、ほぼ時間通りに駐車場に戻った。下りの分岐付近で、ネットを持った1人に出会った。声をかけたが成果は全くないとのことだった。時期がまだまだ早いと思われる。駐車場所では準備を整え出発する。帰りの際、道の駅『夜叉ヶ池の里さかうち』に立ち寄る。303合繊に合流したからそれほど遠くない。4人が思い思いに買い物をした。帰りも高速道を予定していたが、竜王付近で事故があり、通行止めになっていた。一般道で戻ったが、渋滞には合わなかった。 、
行程MAP (国土地理院の地図を引用) 2019年山の記録に戻る、2019年チョウのページに戻る、2019年花・鳥・その他に戻る 作成日:2018年6月28日 |