29)御池岳1247m : 2020年5月14日   2020年山の記録に戻る 2020年花・鳥・その他に戻る
 滋賀県東近江市の鈴鹿国定公園内にある、標高1247 mの山で、三重県いなべ市と多賀町の境界に位置する。鈴鹿山脈の最高峰である。山は古生層の石灰岩からなり、藤原岳とともに鈴鹿山脈の北部石灰岩地帯に位置する。南北約3km、東西数百mの広い平らな山容の山頂部は「テーブルランド」と呼ばれている。山頂部には多くのドリーネの池とカレンフェルトが点在するカルスト地形が見られる。最大の池は、日本庭園近くの元池で、その南東には真ノ池がある。山頂部は丸山とも呼ばれ、山頂の西端には、ボタンブチ及び天狗の鼻と呼ばれる崖の上の展望地がある。山頂からは御在所岳など鈴鹿山脈のほとんどの山が望める。遠くには、伊吹山、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプスや恵那山などが望める。鈴北岳との鞍部にある鞍部付近の平坦地は笹枯れが進みコケ類が絨毯のように敷き詰められ、「日本庭園」と呼ばれている。(ウイキペディアより)
 久しぶりにコグルミ谷を歩いた。この時期に見られるある花を目当ての山行だった。山仲間のTさんから教わり急遽訪問した。花だけ撮影したら変えるつもりであったが、折角北のだからということで、山頂まで登った。イチリンソウ、ニリンソウ、ヤマブキソウ、シロヤシオも加えることができた。

守山自宅(8:53出発)−鞍掛トンネル三重県側P(10:40、10:45出発)−コグルミ谷登山口(10:58)−タテ谷分岐(11:12)−5合目(12:00)−コグルミ谷出合・6合目(12:09)−県境尾根分岐(12:22)−8合目(12:25)−9合目(12:36)−御池岳最高点・丸山(12:47〜13:13、昼食)−9合目(13:35)−8合目(13:43)−7合目(13:49)‐コグルミ谷出合・6合目(13:58)−5合目(14:03)−コグルミ谷登山口(14:33)−駐車場(14:49、14:55出発)
     行動時間: 4時間4分 、歩行距離 9.1km  累積登高 970m

  自宅から、1時間47分で三重県側の駐車場に着く。コグルミ谷の登山口まで13分歩く。途中の道傍空き地と、登山口のところに数台の車が駐車していた。トンネルの傍は9割程駐車されていた。谷筋を登っていく。スギ林と新緑の広葉樹林が混じった谷筋を登っていく。台風被害で荒れていた谷筋も幾分良くなっていた。ミヤマキケマンはじめ、花が早々に迎えてくれる。14分ほどでタテ谷分岐に着く。右手に鈴北岳への道がついている。

周辺で15分ほど時間を使い、出発する。谷筋は新緑が美しく、気持ちが良い。イチリンソウ、ヤマブキソウ、スズシロソウ、ニリンソウなど何種類かの花が見られる。結構急坂で、つづら折りでも厳しい。

ヒメレンゲ

         
 ヤマブキソウ  イチリンソウ  コンロンソウ  オドリコソウ  ニリンソウ



花を楽しんだ後、さらに急な坂を登る。5合目辺りは、新緑が美しい。
新緑の5合目

足元にはシハイスミレ、カタクリの花の残骸、なども見られる。つづら折りが続き、登った先が縦走路の合流点で6合目表示が出てくる。

走路の合流点・6合目

右に行けば、御池岳、左に行けば白瀬峠を経て天狗岩から藤原岳に行くことができる。先を行く、2人連れに追いついて話したところ、藤原岳を往復して、これから御池岳とのことであった。辺りは雰囲気の良い広葉樹林帯で新緑が美しい。しばらく一緒に歩いたが、ペその後は、一人で先行することになる。気持ちの良い、なだらかな道を進む。左手の小高いところにはシロヤシオが咲いている。

シロヤシオ
7合目を過ぎ、県境尾根の分岐を過ぎると、一旦は谷筋へ出る、真谷への道が分かれ、8合目のあたりは。岩が目立つようになる。バイケイソウが多い中にカルストの石灰岩が目立つ。岩を縫うように進むと、いよいよ御池岳への登りである。あちらこちらでニリンソウが足元に見られる。
岩の中のくぼみにニリンソウが咲く

前回は濡れて滑りやすい状態であったが、乾いていてしっかりと歩ける。8合目から10分ほどで9合目、さらに10分で御池岳(丸山)山頂である。
9合目、バイケイソウが美しい

5合目で12:00で山頂まで昼食をと急いだおかげで少々遅れのランチタイムを取ることができた。記念写真をお願いし、山頂奥の見晴らしの良いところまで進み。鈴鹿の南方向の山並みを撮影した。元に戻った山頂からは、白山の白い山容を何とか確認することができた。

白山の白い山容も何とか

静ヶ岳〜竜ヶ岳、国見岳〜御在所岳、さらに南の稜線

少々急いだせいもあって、下山方向を日本庭園方向に進んでしまった。更に下って、谷筋を登ってきたところまで歩くか、一旦、山頂に戻ってコグルミ谷方向に下るかを考えたが、元に戻って、登ってきたと同じ道を選び下山した。下りは、撮り残しの花の写真や再度の撮影を繰り返し、順調に下山した。コグルミ谷登山口からの舗装道は日差しの中で暑かった。
守山への帰りの道も順調だった。

その他の花
       
 タチツボスミレ  キンモンソウ  ヤマエンゴサク  タニギキョウ  
         
 シハイスミレ  イワカガミ  マルバコンロンソウ  ミヤマハコベ  カタクリ、かすかに紫が
         
 ミヤマキケマン  シロヤブケマン  タニギキョウ    


コースマップ
国土地理院の地図から引用


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作成日:2020年5月18日