59)鏡山 385m :2020年9月12日 、2020年山の記録に戻る2020年チョウのページへ戻る2020年花・鳥・その他に戻る 
 サギソウが気になり急に思い立って出かけた。時期的にはおそく、咲いていれば幸運と思いながら丹念に探した。やっとのことで、今年最後と思われるたったー輪の花に出会えた。花弁に水滴が乗っかった素敵な花になっていた。道の駅からの周回コースで、キノコもたくさんだった。昨年11月に歩いたコースの逆回りになった。

 道の駅「竜王かがみの里」駐車場(9:15、9:20出発)−登山口表示ヶ峰(9:35)−大谷池(9:45)−分岐(9:48)−観察地(9:50〜10:00)−分岐(10:06)−あめんぼう広場−こんめ岩(10:30)−竜王社・貴船神社(10:45)−鏡山三角点(11:00〜11:20)−希望ヶ丘分岐−昼食場所(11:40〜12:07)−P228(12:30)−星ヶ峰(12:45〜12:50)−かがみの里(13:11、13:20出発)−自宅

           行動時間:3時間52分   歩行距離:6.6q  累積登高:388m

「竜王かがみの里」駐車場で買い物を済ませてから出発する。今日はサギソウ観察が目的で、先にそちらに向かう。農道から県道に出て、しばらく進むと、登山表示と鏡山の案内板に出くわす。県道を離れ、工業団地を左手に見ながら進む。御池岳を中心とした鈴鹿の山並みが見られる。大谷池を通過するとしばらくで分岐が現れ、木道がある。これを渡り、サギソウの観察地に向かう。ざっと見渡したところ、白い花は見当たらない。踏み跡を頼りに湿地の中に入っていく。何回目かの踏み跡できれいに咲いたサギソウを見つける。水玉が2個乗っかつた、綺麗な花だった。9月も半ば、これが最後になる花だろう。何枚も撮影をする。付近にはハギの花も見られる。
サギソウ

元の分岐に戻り、林道を進む。突き当たったところから、いよいよ登山道が始まる。湿度もあって、ゆっくりと高度を上げる。何度も通った慣れた道である。あえんぼう広場を過ぎ、岩場の道を過ぎる。途中、北方向が開ける。ヒノキ林になれば今しばらく、竜王社と貴船神社を経由して、展望広場に出る。少し下った展望台は、何年も前から老朽化で立ち入り禁止になっている。そのまま、最高三角点に進む。山頂で、2〜3日に一度は来るという夫婦と会話が弾み、おやつを出して大休憩とする。
山頂から阿星山〜飯道山
湖南平野と、阿星山から飯道山に続く山並みを撮影する。昼には早く、思い直して出発する。20分ほど歩いたところで、適当な場所を見つけ、お昼にする。鏡山で買ったパンや持参の副食などでほっと一息つく。

これから先、アップダウンを小刻みに繰り返し、P228 を経て星ヶ峰で小休止する。ここまでキノコは多かったが食用には程遠いようなキノコばかりだった。下りにも大きなキノコが現れ、方針変更でキノコ撮影に切り替える。20分ほどでかがみの里に戻り、自宅に戻った。
星ヶ峰から北方向 
注釈
竜王町の鏡山に関する案内には、
万葉の時代より幾多の歌人に取り上げられた経緯が記載されている。その中で、藤原定家の『鏡山 君に心や うつるらむ いそぎたゝれぬ 旅衣かな』と、大伴家持の『吾妹子(わぎもこ)が 鏡(かがみ)の山の もみぢ葉の うつるときにぞ 物はかなしき』の2句が紹介されている。今回歩いた鳴谷コースは、途中に雲冠寺跡をめぐるコ−スが設定され、古をしのぶことができる。
ウイキペディアの中のゆかりの神社の章では、以下の記載がみられる。「竜王宮(滋賀県竜王町鏡山) - 山頂付近に聖徳太子26歳の時、自ら観音像を彫られ創建された雲冠寺(うんかんじ)跡がある。 雨の神・水の神ともいわれる八大竜王が龍王宮として祀られ、寺院の守護をした。」(ウイキペディアより)、また嵯峨天皇の時代には、最澄に勅旨が下り再建された。堂塔僧坊五堂、精舎1000坊が立ち並んだ壮観な様子だったそうである。

チョウ
       
 ジャノメチョウ  サトキマダラヒカゲ  ナミヒカゲ    


コースマップ(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2020年9月12日