66)天吉寺山: 2022年7月24日 、2022山の記録に戻る 2022年花・鳥・その他に戻る 2022年蝶のページ
  伊吹山の西に流れる草野川と姉川に挟まれた一帯は、七尾山〜天吉寺山〜金糞岳へと繋がる高度700〜1000mの
尾根を形成している。山岳仏教(密教)が盛んな頃、湖北地方の霊山として「伊吹の弥高山」、「古橋の己高山」、「浅井の天吉寺山」にそれぞれ寺院が設けらた。天吉寺山には大吉寺が標高660m付近に建立された。現在では遺構を残すのみで、山麓にある大吉寺は隆盛時代の一子院として法灯を守っている。
 近江百山85座になる。夏の時期の山ではないが北の方だし幾分ましかなということで登った。出だしこそましだったが大変な暑さだった。天吉寺遺跡は細かく表示されていた。石のみの遺構だった。南尾根からは暑さも幾分ましだったが、樹木のトンネルの歩きが山頂まで続く。山頂からは東方向がやっと見渡せるだけだった。西尾根は枝や倒木で歩き辛かった。キノコが何種類も見られた。
自宅−大吉寺駐車場(8:20、8:29出発)−大吉寺遺跡(9:45)−南尾根出合(10:03)−P780峰(10:25)−西尾根分岐(10:43)−天吉寺山(10:57〜11:35)−西尾根分岐(11:45)−大吉寺方面(12:32)−上之森神社(12:55)−大吉寺駐車場(13:05)−自宅
   行動時間:5時間48分   歩行距離:8.8q  累積登高:732m
 
登山道は大吉寺の駐車場から始まる。苔むした参道は雰囲気いっぱいだった。大吉寺を見学した後、渓流沿いを歩く。
駐車場から参道
周辺案内図

しばらくでコケのついた丸太橋を慎重にわたる。ここからは急勾配の道で、滑りやすい。見通しのきかない中を高度を重ねてゆく。途中、トモエソウの群落に遭遇、一気にテンションが上がる。クサギの花とのマッチも良い。
トモエソウの群落
草をかき分け進カkッコウになるが、しばらくで大吉寺の遺構群に出る。鐘楼跡、本堂跡、頼朝供養跡などいろいろある。
鐘楼跡
寄り道の感じで反時計回りになる。夏草がおい茂り、登山道は隠れてしまう。急な坂の道になる。やっと天吉寺山南尾根に出る。汗をぬぐい一息つく。かすかな踏み跡、木々のトンネル、細尾根の道を進。東方向に時々視界が広がる。ホツツジがもう咲いている。広葉樹林帯で気持ちよい。西尾根分岐(表示はない)は少し掘りこんだ様子の下りがある。ここからは文字通りトンネルの中、歩きにくいうえ、風も通らない。長く感じる中でやっと山頂に着く。東方向に眺望があるが、狭い。
日陰を探し昼食にする。冷たいものがありがたい。
山頂表示

東方向の展望
下山は分岐まで戻り西尾根に向かう。当初は掘りこんだ様子の下りでまずまずだった。歩いた様子はあまりない。その後、結構深い切り込んだ道で、枝や倒木が邪魔をする。登山道を離れることもしばしばだった。道にキノコが次々現れる。歩かれていない証拠だ。分岐から47分で上之森神社へ下る道が現れる。急な道で、慎重に下る。23分で神社の裏手に出る。見学の後、駐車場まで戻った。


ルートマップ(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)
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作成日: 2022年8月26日