31)リョウシ722m、コザト828m: 2023年3月16日 、2023山の記録に戻る 2023年チョウのページヘ戻る花・鳥・その他の戻る
 鍋尻山から下山した時に出会った地元の方から、霊仙山のヤマシャクとリョウシのフクジュソウの群生地を聞いていた。あまり知られていない群生地で前者はすでに複数回観察済みになっていた。フクジュソウの方は今回やっと念願かなった。四つん這いの急登、石灰岩の岩場歩きと大変だったが、密度の濃い花園を満喫できた。チョウと花と山歩き、3つのお揃いは今年初めてになった。
 
権現谷林道白谷分岐駐車場所(8:07出発)−お花畑−リョウシ722m(9:50)−コザト828m(10:37〜11:08)−リョウシ(11:45)−駐車場所(13:02)〜丸山へ   行動時間:4時間55分   歩行距離:5.2q  累積登高:586m
 取り付きのピンクテープからスタートする。捕まるところが乏しい。急坂に加え、足場はガレ場、ゴロゴロと岩が崩れ落ちる。四つん這いがしばらく続く。そのあとも急登が続き、気が許せない。そんな岩場でもタチツボスミレやネコノメソウ、イワシバリが見られる。何とか緩やかになっても石灰岩の岩場、コケは乾いていて滑らないが濡れていれば大変だ。目的のフクジュソウがぼつぼつ現れ、窪地になったところでは密度の濃い花園になっている。尾根稜線を下り、下からのアングルで撮影する。青空と黄色、緑が映えて綺麗だ。圧倒的な密度で感激する。
  




その後、岩場、倒木など現れてくる。前方にリョウシ、その右奥がコザトになる。西方向には近江展望台から霊仙山、振り返れば鍋尻山、御池岳、三国岳〜烏帽子岳、少し木が邪魔をするが眺望を満喫できる。足元にはカタクリ、エビネも確認できる。もう1か月もすれば綺麗な花が見られるだろう。ミスミソウもある。
最後に急な岩場を登れば山頂に着く。霊仙山が存在感を見せる。
霊仙山
少し休憩を入れ、コザトに向かう。ピークを迂回する格好で右手に下る。このあたりは植林帯だが、足元は四だと思われる枯れ草がびっしりだ。6月にもなればうっそうとして歩きずらいだろう。少ないテープ、地図、踏み跡を確認しながら進む。支尾根が出てきて注意深く進む。リョウシからコザト、半分くらいまでくると細尾根になって雰囲気も変わる。次第に幅広になって雰囲気がよくなる。低木のアセビが多いところもあって、その間を歩く。南方向の視界も悪くない。
御池岳方向

急坂を登り切った植林帯の奥にコザトがある。東〜北〜西方向は眺望が楽しめる。行ってみたいソノドも存在感がある。
ソノド  霊仙山から北


ここで早めの昼食をとる。カップ麺、イチゴパン、コーヒ、定番の内容だ。30分ほどの休憩でもと来た道を戻る。下りが中心で順調に進む。気分も落ち着き、撮り残しの花を確認する。眺めもそこそこ、フクジュソウも開花が進んでいるものもあった。ミスミソウ
、蕾が開花していた。下りの途中、行者谷からの一行に出会う。花の話を少しするが、突っつけどんな返事、年配にもなってもう少し柔らかな話しっぷりにならないものかと思った。気を取り直して先を進む。最後に急坂を慎重に下る。
車に戻り、後続の6人ずれが続いたが、ものすごい落石、ぞっとした。
ヒオドシチョウ

         
         
         
         


ルートマップ(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2023年1月19日