92) 岩湧山 897.7m : 2023年10月22日 2023年山の記録に戻る 、2023年チョウのページヘ戻る、花・鳥・その他の戻る 岩湧山は、河内長野市にある標高897.7mの山。岩崎元郎選の新日本百名山の1つに選ばれている。。大阪平野、大阪湾を一望でき、南葛城山、泉葛城山、金剛山、六甲山系などが見渡せる。また山頂付近の約8haはカヤ場になっており、秋にススキの穂が広がる様は美しく、新河内長野八景に岩湧山頂の花すすきとして登録されている。ここで収穫されたカヤは文化財建築の修復などに使用されている。茅を麓に下ろすための「梅ノ木永久索道」があったが、現在はその骨組みが残されている。(ウイキペディアより) 河内長野駅(9:04)−バス−滝畑ダム(9:45着、9:52出発)−登山口(10:03)−林道出合(10:18)−合流点(10:37)−分岐・休憩サイト(11:29)−岩湧山(12:20〜13:10、昼食)−東屋・トイレ(13:15)−東峰(13:25)−展望所跡−林道南葛城山分岐(11:55)−五ッ辻(13:51)−根古峰分岐(14:38)−根古峰(14:41)−林道合流点(14:44)−紀見峠・紀見峠駅分岐(14:50)−林道出合(15:20)−紀見峠駅(15:54、16:17電車)−新今宮(1658、17:09)−大阪(17:24) 行動時間 5時間54分(休憩50分) 歩行距離 11.1km 累積登高 826m 累積下降 899m 河内長野駅のバス乗り場は人だかり、バスも満員だった。クラブツーリズムのイベント参加者が多く、そのうち臨時バスが出ることになりメンバーが一旦下車をしたため、残った乗客が乗車できた。バスは道の駅には寄るが下車する人はなく、関西スポーツセンタ―バス停で下車する家族や若者がいた。時間通りに終点の滝谷ダムに到着した。すぐに特別参加の平さんがおっかけ到着した。タクシーで追いつくつもりだったが終点までダメだったようだった。皆で挨拶を交わし出発する。登山口にある売店・トイレは人だかりで、歩き出すのにしばらく時間がかかった。階段の道から始まるがしばらくして林道に出る。ここを横切り、穏やかな樹林帯を歩く。日陰の道で、登山者が続く。少し肌寒く感じられたが、すぐに汗が出て服装調整をする。後から追いついてくる若い人に道を譲り、高齢者は抜きつ抜かれつでゆっくりと歩く。 花もなく、やや単調な道が続く。見晴らしがなく、おしゃべりをしながらの歩きになる。清水さんから後しばらくで稜線委に出ます、と声がかかる。ざっと1時間30分くらいは経過していた。少し急な道を登り切ると、高圧電線の鉄塔がある付近は分岐になっておりベンチがある。このあたりからが稜線だが、しばらくはそんな感じがしない。 やがてスギの森林帯になり、日当たりのところでは、ユキザサやミヤマシキミの赤い実、テイショウソウが楽しめる。テイショウソウは人目を惹く白い独特の形の花で、花に詳しい梅川さんの解説付きで一気に盛り上がる。植林帯の中のなだらかな道をさらに進むと、一気に明るくなり辺り一面ススキの斜面が展開する。ハバヤマボクチ、シラヤマギク、リンドウが左右に見られる。登った先からは大阪湾を望むことができる。抜群の展望が広がる。関空、奥には六甲山系が青空に映える。 ススキの穂がキラキラ輝き青空とのコントラストは絶品だ。 一気に山頂と思ったが、結構登らなくてはならない。山頂辺りはひと人であふれ、200名は下らないだろう。梅田の雑踏さながらである。長らくリハビリをしていた村上さんが山頂広場で待っていてくれた。一台早いバスに乗り出迎えてくれた。約6ヵ月のブランクだったがとても元気そうだった。窮屈な山頂付近で腰を落ち着ける場所を迷った挙句、7人がまとまれる草地の上でお昼になった。周りに負けじと、女性陣のおしゃべりに花が咲く。持参のおやつを交換し長めの昼食タイムを楽しむ。食事も終わり、少し先の山頂ピークの表示板の前で記念撮影をする。 表示の対面は金剛山、縦走の先には大峰山の稜線があり、あれが稲村ヶ岳、あれが行者岳等と確認する。撮影が終わり、ススキの道を下る。センブリが見られる。アザミの花にキタテハのメスが吸蜜している。ススキの道も撮影ターゲットだ。ススキの道を下った先に東屋があり、岩湧神社への道が分岐する。ここから紀見峠駅へはまだまだ先になる。植林帯を進み東峰ピークを過ぎる。ここから先、右に左に道が分岐する。展望所跡、南葛城山方面分岐、五ッ辻と表示が現れる。入り組んだ分岐に丁寧な表示板が行き先を示してくれる。両脇にはアキチョウジが結構咲いている。結構広い林道になり、五ッ辻から40分強歩いたところから、根古峰の分岐が現れる。少しそれる格好で植林帯を登る。どこが山頂かよくわからない付近で、ちいさな表示板と三角点を確認する。樹林帯の中で見通しもなく、一気に通り過ぎ、しばらくで林道に合流する。 あとどれくらい歩かないと行けないのかと気になりだして、しばらくで紀見峠と紀見峠駅への分岐ポイントが現れる。駅方面に右手に直角に曲がり、急な坂を下る。ストックの助けをかり慎重に下る。分岐から30分で舗装された林道に出る。右手に谷筋を見ながら30分強で紀見峠駅に着いた。途中、キンモクセイの香りの話が出て、白い花が話題になったその矢先にギンモクセイ(キンモクセイの白い花)が現れた。先頭と後続の間隔が開き、次の電車に乗車した。天下茶屋で2名が下車、残りの5名は新今宮で乗り換え、大阪駅で別れた。汗ばむほどの好天に恵まれ、充実した山行だった。 (文 南井) 参加者:清水、梅川、村上、白柳、塚本、南井、平(特別参加) 7名 花々 ルートマップ(YAMAPより引用) (国土地理院の地図を引用) 2023年山の記録に戻る、2023年チョウのページヘ戻る、花・鳥・その他の戻る 作成日: 2023年11月9日 |