16)三重嶽 湖北の山  974 m : 2008年9月7日  晴れ 2008年山の記録に戻る2008年チョウに戻る2008年花・鳥その他に戻る

三重嶽(さんじょうだけ)は、滋賀県高島市に所在する山である。野坂山地に属し、その最 高峰である。 国土地理院の成果では山名を「三重嶽」としているが、点の記では、山頂に 所在する二等三角点(標高974.11m)の点名を「山上ケ岳(さんじょうがたけ)」としている。高島トレイルのルートの一つであり、大御影山から福井県境の尾根を離れ滋賀県に向かうルートである。高島トレイルに属する山としては最高峰である。石田川ダムから武奈ヶ嶽の周遊ルートがある。今回は石田ダムの周囲道路にある登山口から往復した。

落合登山口手前の駐車場(9:40、9:50出発)〜落合登山口(10:00)〜中尾根出合〜三重嶽山頂(11:48〜12:15)〜中尾根出合〜落合登山口(13:30)〜駐車場(13:40)            合計タイム3時間11分(休憩時間含む)

三重嶽は滋賀県北部、中央分水嶺・高島トレイルの最高峰になる。山頂の点の記には山上ケ岳と表記されている。高島トレイルの中でも、あまり人の入らない奥深い山で、尾根の美しいブナ林が特徴だ。冬の降雪はなかなかのもので、曲がりくねったブナの木がそれを示している。まだまだ、残暑厳しい9月の上旬、4人が連れだって登った。守山で大阪からの3人を待ち、車で登山口の落合に向かった。前には、石田ダムの駐車場から、ダム湖沿いの道を通行することができたが、今では崩落があって通行止めだ。遠く、箱館山の横を通る道から行かなくてはならない。今津町梅原を目指し、河内谷林道の分岐あたりに、小さな公園の駐車場がある。ここに車を置き、石田ダムへ通ずる道を行く。10分も歩かないうちに、登山口に着く。小さな看板で、車で行けば見過ごしそうなものだ。ここから、杉林の中の急登になる。
落合登山口から約30分登るとP630付近で中尾根出合に着く。残暑の中、汗が出るが、林の中で比較的涼しい。気分も爽快だ。緩やかな南尾根を登ってゆくと標高650m付近から広葉樹・ブナ林に変化する。また、尾根道には少しだが花も咲いている。標高850mに近づくと北に大御影山、南に琵琶湖と竹生島そして西に武奈ヶ嶽が展開している。木々は雪のため、曲がりくねっている。半端なものではない。あれやこれやと注釈を付けながらの歩きになった。尾根道を登ること約1時間50分で三重嶽山頂(974m)に到達する。山頂には二等三角点が設置され結構広いが、周囲は樹木に覆われ展望がない。何年か前には、展望櫓があり、やや不安定な梯子を登れば琵琶湖の展望があったが、今はダメである。お昼休憩にする。オオウラギンスジヒョウモンが現れ、羽を広げる。帰りも同じコースをたどる。途中、アサギマダラがひらひらと飛んでいる。梢に止まり写真が撮れた。帰りは、曲がりくねった木の写真を撮りながら、しばし見とれながらの歩きだった。花はトリガブトの写真。

   
山頂の4人 (右からY,K,Tさん)  曲がりくねったブナ  このような道が続く
     
 いくつにも別れた幹 これも相当の曲り   捻じれもここまでくると驚きのブナ
チョウ他
     
 オオウラギンスジヒョウモン  アサヒマダラ  大きな羽の?トンボ
     
 こちらも?  トリカブト  
ルート(赤太線の往復)


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作成日:2013年12月9日