17)三瓶山 1126m : 2008年9月23日 晴れ 2008年山の記録に戻る。 2008年チョウに戻る、 2008年花・鳥その他に戻る 三瓶山(さんべさん)は島根県のほぼ中央部、大田市・飯南町にまたがりそびえる大山火山帯に属する火山。2003年(平成15年)の活火山の定義見直しで活火山に指定された。火山噴火予知連絡会の火山活動度による活火山の分類ではランクCに位置づけられている。 三瓶山は主峰・男三瓶(1126m)をはじめ、女三瓶(957m)、子三瓶(961m)、孫三瓶(907m)などの峰が室の内と呼ばれる火口を囲んで6つの峰が環状に配列している。また、山々を中心に広がる三瓶山一帯には東西南北4つの主なエリアがあり、北の原、東の原、西の原、そして三瓶温泉と呼ばれ、親しまれている。それぞれの山を巡る多彩な登山ルートや紅葉狩り、スキーやアウトドアスポーツ、温泉など各エリアの特長を生かした四季折々の贅沢な自然を、様々な形で堪能でき、人々を魅了している。室の内火口には室の内池と呼ばれる火口湖がある。火口はこのほか奥の湯火口があり、ここに三瓶温泉の泉源がある。麓には浮布池と姫逃池がある。 三瓶山は、火山活動によって形成された山で、個々の峰はデイサイトからなる溶岩円頂丘である。大山隠岐国立公園に指定されており、男三瓶山北麓から室の内にかけて広がる自然林は、「三瓶山自然林」として国の天然記念物に指定されている。これは標高800m以上にはブナ林、それ以下にはコナラやミズナラなどの高木が茂る森林である。また、北麓の、三瓶町多根小豆原地区には、約4000年前の活動で埋積された巨木群が存在し、「三瓶小豆原埋没林」として国の天然記念物に指定されている。スギを中心とする森林がそのまま埋積されたもので、大きなものでは高さ12m、直径2.5mを超える幹が直立している。この埋没林は、「三瓶小豆原埋没林公園」として公開されている。石見国と出雲国の国境に位置する三瓶山は、『出雲国風土記』が伝える「国引き神話」に登場する。 国引き神話では、三瓶山は鳥取県の大山とともに国を引き寄せた綱をつなぎ止めた杭とされている。 『出雲国風土記』では、三瓶山は「佐比売山(さひめやま)」の名で記されている。 「佐比売」の名は、1954年(昭和29年)に大田市に合併するまでの地名「佐比売村」として残っていた。 |
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三瓶自然館(北の原)(9:40、9:50出発)〜男三瓶山頂(10:55〜11:05)〜女三瓶山(11:40、10)〜大平山展望台(12:06、12:25昼食)〜室の内〜孫三瓶山(12:53〜12:58)〜子三瓶山(13:21〜13:28)〜峠分岐(13:41)〜定めの松(西の原)(14:27) 合計タイム 3時間57分(休憩時間含まず) バスの終着点にて下車、「姫逃池」わきの駐車場を横目に登りを開始する。9月下旬とはいえ、登りは暑くて結構つらい。雑木林は、観察路を歩くにつれて美しい森に変わっていく。シデの多い林をつづら折りを繰り返す。標高750mの地点で、中国自然歩道と十字交差する。 直進して男三瓶山に向かう。道は、急な尾根筋で、ブナ林の中を歩く格好になる。スタートして、1時間ほどで男三瓶の山頂に着く。女三瓶山、孫三瓶山、子三瓶山が室の内の火山原を取り囲無用に並んでいる。中国山地の山も眺望できる。しばし展望を楽しみ、小屋横を女三瓶山に向かう。下りに気を付けながら山頂を離れ、稜線を歩く。最後にひと登りすれば女三瓶山だ。電波塔が立ち並ぶ。男三瓶山は端正な姿だ。女三瓶山を離れ、大平山に向かう。左手に観光リフトが麓から上がっている。ここからは、さらに稜線沿いを孫三瓶山に向かう。少しアップダウンがあるものの、林の中の稜線歩きで、所々で視界が広がる。奥ノ湯峠を過ぎれば、すぐに孫三瓶山だ。風越に下り、さらに子三瓶山に向かい、峠から正面に見える男三瓶山を見送り、左手に曲り、定めの松に向かう。しばらく下りると一面の草原で気持ちが良い。定めの松には軽食レストランがあり、バスが来るまでゆっくりと休んだ。コーヒーと軽食がことのほか美味しかった。大田駅に向かい、駅前でやっていた地域の催事を見学した。人でも多くにぎやかだった。 山では、クロコノマチョウ、キマダラセセリなどを見かけた。花百名山のヤマラッキョウも見ることができた。イヨフウロもたくさん咲いていた。
花々
ルート図(赤字太線にて記載) 作成日:2013年12月10日 2008年山の記録に戻る 、2008年チョウに戻る、 2008年花・鳥その他に戻る |