pseudology by yas-noMAININDEXLISTBESTCD HUNTLINK

BACK

2003年6月後半

NEXT

03.06.29 (sun)
AMORPHIS「FAR FROM THE SUN」フィンランドのヘヴィ・トラッド・ロック最新作。ゴシックの要素を取り込んで洗練された名盤「TUONELA」、その路線を進めようとして焦点ボケしてしまったのが「AM UNIVERSUM」というのが僕の印象なんですが、このアルバムでは原点回帰というか、ゴシック的なムーディーさは払拭され、土着的なトラッド路線にグッとシフトした感じ。強烈な臭みを発する哀愁メロと70年代テイストなサウンド(特にオルガン!)が気持ち良い酩酊感を誘う。やっぱAMORPHISは良いな。最高。
JEFF SCOTT SOTO「PRISM」TALISMANのVoの久々のソロ第二弾02年作。正にタイトル通り豊富なキャリアが裏打ちする多彩な楽曲が詰め込まれたアルバム。TALISMAN的な哀愁メロハー、アーバンな雰囲気のAOR、涙腺に来る切ないバラード、アンセム的なコーラスが印象的な大らかな楽曲、GLEN HUGHESとのデュエットが激ハマリなファンク、YNGWIEが書きそうなクラシカルで悲愴感のあるバラードと、スタイルを変えつつもクオリティの高いメロ連発。もちろん歌唱も楽曲に合わせた器用な歌い回しを聴かせてくれて、流石という印象。ちょっとバラードが多いのが気になりますが、メロが良いのでまあ良いかと。
今日の入手CD
■関内DISK UNION/AMORPHIS「FAR FROM THE SUN」\1990/LAMBRETTA「S.T」\450

03.06.24 - 28 (tue - sat)
DC DRIVE「S.T」アメリカのメロディアスハード93年作。Bがメインライターだからか、ファンクテイストの強い楽曲が多く、サックス奏者も正式メンバーになってます。GtがMICHAEL ROMEOなる人物で、風体も似てるし多分あのMICHAEL ROMEOだと思うんですが、SYMPHONY Xとの楽曲のギャップが大きすぎる・・・
KEE MARCELLO「SHINE ON」EUROPEのGtソロ95年作。AORというより、むしろカントリー寄りの作風で、アコギメインの落ち着いた楽曲を切々と歌ってます。
TAXIRIDE「GARAGE MAHAL」オーストラリアのメロディック・ロック02年2nd。爽やかなコーラスワークと気持ち良いメロはそのままに若干ロック寄りのエッジを増した感じ。良い。
SCOTT WENZEL「FILM AT ELEVEN」WHITE CROSSのVoソロ95年作。アコースティックなバラード主体の落ち着いたアルバム。地味なのはかまわないが、メロが弱い。印象薄し。
DESTILLERY「BEHIND THE MASK」ドイツの正統派HMの00年作。IRON MAIDEN大好きなドイツのバンドがアルバム作ったらこうなりました、という余りにもそのままな楽曲が揃ってます。ドラマティックな展開にキレのあるリフとメロディアスなツインリード。格好良い。"CODE OF TIME"、"DECADES OF EXECUTION"あたりは超キラー。VoはKAI HANSENチックなBRUCE DICKINSONというか・・・?
DEF LEPPARD「X」02年作。妙に若々しさが目立った前作とはうって変わって年相応というか、アダルトなメインストリーム寄りのロックサウンドに。意図的にLEPSらしいアレンジを抑えたのか?と思える程シンプルな作りながらもメロは流石の出来。もしかしたら過去のアルバムの中でも一番好きかも。
AOR「L.A REFLECTION」フランス人ギタリストFREDERIC SLAMAのプロジェクト02年3rd。前から気になっていたんですが、こんなに素晴らしいとは思ってなかった!超哀愁バリバリのAORハードで、モロ好みのド真ん中。豪華メンツだからとか、そんなのは一切抜きにして楽曲が素晴らしいッ!
BRYAN DUNCAN「ANONYMOUS CONFESSIONS OF A LUNATIC FRIEND」CCMシンガーの90年作。かなりファンキーでソウルフルなAOR。あんまし好きなタイプじゃないな。
COASTLAND RIDE「S.T」AOR HEAVENからデビューのスウェディッシュ・メロハー03年作。冒頭から透明感のある哀愁曲が続いて好感触。中盤にちょっと散漫な楽曲が続く感じはあるものの、終盤に強力な楽曲を用意してキッチリ締めてくれます。良い。
JULIET「S.T」ドイツの女性ハードロッカー93年作。ちょっとダミ声なVoのメロディアスハードな楽曲。WARLOCKよりはもう少しアメリカナイズドされた感じ。楽曲の出来にバラつきはあるものの、まずまず格好良い曲が揃ってます。
SR-71「TOMORROW」HRっぽくなったとは聞いてましたが、ここまでとは!メチャ格好良いやん!1stで見せたイキの良いパンクっぽい雰囲気はほとんど消え失せ、渋い哀愁メロを奏でる硬派なHRへと変貌を遂げた02年2nd。前作より100万倍好き。良いッ!
DIDO「NO ANGEL」イギリスの女性シンガー00年作。発売された頃に視聴して、いつか買おうと思ってたのが今頃になってようやく購入。これは何というジャンルなんだろうか・・・。まあポップスといえばポップスなんですが、浮遊感と翳りと深みがあって、非常に胸に染み入る楽曲。良いなあ。
真夜中の2時に仕事場のMacのHDがクラッシュ!マジかよッ!せっかく仕上げに入ってた入稿間近のデータが完全にフッ飛んだ・・・。ノートンも全く効果無し。ああああ・・・
今日の入手CD
■ヤフオク/TIGERTAILZ「YOUNG AND CRAZY」\1500/JAGGED EDGE「FUEL FOR YOUR SOUL」\600/TIGERTAILZ「BEZERK」\600

03.06.23 (mon)
TONY KISHMAN「CATCH 22」WISHBONE ASHのBのソロ97年作。PAUL SABUプロデュース。ほとんどの曲にPAUL SABUが絡んでいるだけあって、いかにもという感じのオーソドックスなアメリカンHR。ブルーズテイストのある渋くタイトな楽曲がメインで、時折Keyを絡めたキャッチーな楽曲が顔を出すという感じ。
SNEAKERS「KATBEAT」デンマークのAORラスト作で84年4th。今までで一番ポジティヴな雰囲気のアルバムというか。過去のアルバムはどこか後ろに引いたような翳りがあって、それが魅力の一つでもあったんですが、ここではかなりメジャー感のあるサウンド。キレのあるハードタッチな楽曲あり、浮遊感のあるアンニュイなポップあり、シンフォニックなKeyアレンジありと、今までの集大成的なアルバムになってるような。
今日の入手CD
■ヤフオク/PERFECT CRIME「BLONDE ON BLONDE」\8600

03.06.22 (sun)
CHILLIWACK「WANNA BE A STAR」BRIAN MACLEODが在籍したカナダのメロディアスロック81年9th。元は渋いブルーズ/カントリー系バンドだったそうですが、このアルバムでは若干骨っぽさは残しつつもコーラスやKeyアレンジにAOR的な洗練が感じられる楽曲が目立ちます。軽快な古き良きメロディアスロックという感じ。
ROCK AND HYDE「UNDER THE VOLCANO」BOB ROCKが在籍した男性産業ロックデュオ87年デビュー作。プロデュースは師匠のBRUCE FAIRBAIRN。この時代のカナダのバンドは全部こんな感じなのか?と思わせる大らかな広がりを感じさせるミドルテンポの楽曲。まあまあ。
SILENT RUNNING「WALK ON FIRE」多分カナダの産業ロック87年作。TERRY BROWNプロデュース。バンド名もアルバム名も物凄くメロハーアンテナに引っ掛かるんですが、これは内容もなかなかのもの。ファットなKeyアレンジのミドルテンポ中心の楽曲ですが、歌メロがトロ火で煮込んだような濃密な哀愁を感じさせて非常に良い感じ。
今日の入手CD
■横浜DISK WAVE/THE CHURCH「THE BLURRED CRUSADE」\200

03.06.19 - 21 (thu - sat)
CHALICE「CHAMELEONATION」ドイツのメロハー02年4th。PC69のDENNIS WARDプロデュース。プログレハードっぽさがほとんど無くなり、ストレートなメロで勝負する作風になったのが奏功したのか、今までで一番好感触。プロデューサーのせいか、最近のPC69を連想させる、ある程度のエッジを感じさせる正攻法の欧州風メロディアスハードという感じ。
BOBBY Z「S.T」アメリカのハイテクAOR90年作。ファットなKeyとちょっとダンサブルなアレンジに乗るアーバンな哀愁メロが面白い。
JIMMY RYSER「S.T」アメリカのシンガー90年作。恐らくはカントリー畑の人じゃないかと。楽曲もアコギを活かした大らかな土着系の曲がメインなんですが、JIM VALLANCEがプロデュースしてる2曲だけが抜きん出て素晴らしいアメリカンロックになってます。その他の曲もまあまあ良い感じ。
JAMIE SLOCUM「SOMEWHERE UNDER HEAVEN」CCMシンガー96年作。繊細で美しいバラードがメインなんですが、要所で軽快でアップテンポのポップロックを配してます。バラードのメロも切な気系が多く、バラード嫌いの僕でも楽しめるアルバムでした。
ICEHOUCE「CODE BLUE」オーストラリアのロックバンド92年作。どことなく物憂気な感じの軽めのロック。軽快な曲でも何か明るくなりきれない感じのメロ。
HAVEN「YOUR DYING DAY」アメリカのクリスチャンメタル90年作。JEFF TATEの真似をしてるんだけど、ハイトーンになるとTRANCEのVoのようなひっくり返った声になるVoが気になるものの、楽曲はシリアスでメロディアスな正統派HM。繊細な静のパートを活かしたドラマティックな展開等、QUEENSRYCHEの影響が見えます。
GREG LONG「DAYS OF GRACE」アメリカのCCMシンガー95年作。ELEFANTE兄弟プロデュース。最近のJOHN ELEFANTEのソロのような美しいメロを配した軽快なAOR。ELEFANTE自身も数曲手掛けてますが、この出来が素晴らしく、自らのソロの曲よりも良いんじゃないかと。
SKYFIRE「TIMELESS DEPARTURE」スウェーデンのシンフォ・メロデス。初期COBを更に大仰にしたようなゴージャスなKeyアレンジが乱舞する疾走デスメタル。なかなか格好良いんですが、COB程には響いてこない・・・って当たり前か。所々に惹かれるパートはあるので。今後の精進が楽しみなバンドではあります。
原宿BOOK OFFはなかなか良い感じ。場所柄かHR/HM系の人に荒らされて無いような気がする。
今日の入手CD
■ヤフオク/MYDRA「S.T」\6350/PAUL RAYMOND PROJECT「UNDER THE RISING SUN」\1300/DRIVER「PROJECT:DRIVER/M.A.R.S.」\1200/V.A.「KAIZOKU」\880/■サンプル/JIVE JONES「ME,MYSELF+I」/SUM 41「DOES THIS LOOK INFECTED?」/UNCLE KRACKER「NO STRANGER TO SHAME」/■原宿BOOK OFF/CHEAP TRICK「WOKE UP WITH A MONSTER」\350/DORO「TRUE AT HEART」\750/KASHMYR「S.T」\350/MARK WILLIAMSON「TIME SLIPPING BY」\350/POINT BREAK「APOCADELIC」\350/SEVENTHSIGN「MILLENIUM」\550/SKYFIRE「TIMELESS DEPARTURE」\1250/A.S.A.P.「SILVER AND GOLD」\350/CHARLOTTE「S.T」\100/DEMON DRIVE「BURN RUBBER」\350/DREAM POLICE「MESSING WITH THE BLUES」\350/JOHN NORUM「FACE THE TRUTH」\550/JOHN WARREN「TAKE ME BACK」\550/PLANET3「A HEART FROM THE BIG MACHINE」\350/「A HEART FROM THE BIG MACHINE」\350/STONE SOUP「SPOOGE」\350/■大井町BOOK OFF/浜田麻里「COLORS」/PSEUDO ECHO「RACE」\250

03.06.18 (wed)
ROX「STEREO」デンマークのハードポップ90年作。隙間のある軽めのアレンジに、落ち着いた軽やかさのあるポップな楽曲。哀愁バリバリっていう感じでは無く割と爽快系のメロを聴かせてくれますが、それでもどことなく仄かな陰りを感じさせるあたりが北欧産。歌詞は現地語。
MAD MAX「ROLLIN' THUNDER」MICHAEL VOSSがVoを務めるドイツの正統派HM2nd。ブート丸出し。切れ味鋭いリフと哀愁のフレーズを奏でるGtとスピーディーな楽曲、キャッチーさも感じさせるメロディアスな歌メロ。若さ溢れるMICHAEL VOSSのストレートな歌唱が聴けます。格好良い。
仕事を早めに切り上げて中目黒のBOOK OFFに行くも、全く擦りもせずに何も無し。
今日の入手CD
■ヤフオク/ROMEO'S DAUGHTER「S.T」\1000

03.06.17 (tue)
AM/PM「BLUE SHADES」デンマークのAOR97年作。PETER BRANDERなるVo兼Gtがキーマンのバンドで、クリアトーンのGtプレイをフィーチュアしたブルーズテイストのある楽曲。ブルーズといっても泥臭い感じは無く、アダルトで洗練された雰囲気。
GRAVEWORM「WHEN DAYLIGHT'S GONE」イタリアのシンフォブラック。喚き型と咆哮型のデス声を使い分けるVoに、壮大で大仰なKeyと叙情的なメロを細かく刻むGt。無理矢理例えるなら、DARK TRANQUILLITYの1stにCRADEL OF FILTHの味付けをした感じ?かなり良い感じです。
今日の入手CD
■ヤフオク/JOE LYNN TURNER「RESCUE YOU」\1200

03.06.16 (mon)
PALLAS「THE SENTINEL」イギリスのポンプロック84年2nd。同時代に活躍したMARILLIONやPENDRAGONに比べて格段にエッジのあるHR寄りの楽曲。幻想的なジャケ、大仰なKeyアレンジ、やや性急気味に展開を繰り返すドラマティックな構成、そしてリリカルで美しいメロ、と好きモノをくすぐる要素満載。素晴らしい。
MICHAEL BALL「S.T」イギリスのAORシンガー92年作。1曲目こそ爽やかなアップテンポですが、基本的にバラードシンガーのようで、後は穏やかで美しいバラードばかり。まあそれはそれで良いんですが、1曲目のような楽曲がもっと聴きたい!
今日の入手CD
GEMM(MUSIC RECYCLERY)BOUNCE THE OCEAN「S.T」$7.99/COLORTONE「CONSTRUCTIVE STUMBLINGS」$5.99/HEARTS AND MINDS「S.T」$3.99/MA KELLY「CHANGE IN THE WEATHER」$7.99「HUMAN DANCE」$7.99/■サンプル/BUSTED「S.T」

BACK

2003年6月後半

NEXT